ラブデリック

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ラブデリック(LOVEdeLIC)とは、かつて存在したゲーム会社。

概要[編集]

スクウェアで『スーパーマリオRPG』などに関わったスタッフの一部が中心となり設立。1997年に『moon』(PS)を初リリース。以後、『UFO -A day in the life-』(PS)と『L.O.L. 〜LACK OF LOVE〜』(DC)と計3本の作品(発売元は3作ともアスキー)をリリースした。

「LOVEdeLIC」の名称の由来はYMOのアルバム「テクノデリック」から。これは設立者の一人である西健一がYMOのファンだったから。

1999年に『UFO』スタッフを中心としたバンプールが独立。2000年の『L.O.L.』発売後、『DAH』の開発中止を経てラブデリックは活動を休止。2001年には『L.O.L.』スタッフを中心にスキップが独立し、ラブデリックは解散した。公式サイトは休止・解散後も存続したが2006年3月に閉鎖した。なお、2007年4月に『moon』の10周年記念とolio music上での『moon』のアレンジ楽曲配信に伴いサイトが一時的に復活した。

2010年12月21日、『moon』の続編の話が西健一の所に持ち込まれた事がきっかけとなり、「moon開発スタッフ全員集合の同窓・忘年会2010」と称したラブデリックメンバー総揃いの飲み会が開催され、その模様はustreamで生配信された。『moon』開発当時のラブデリックメンバーが全員一箇所に揃うのは『moon』リリース後はこれが初めてだった。ちなみに、『moon』の続編については決定には至らなかった。

分裂後に設立した会社[編集]

スキップ
2001年に西健一を中心とした元『L.O.L.』開発チームが設立。西健一はその後退社し、Route24を設立。
バンプール
1999年に工藤太郎を中心とした元『UFO』開発チームが設立。
パンチライン
2002年12月にスキップから独立した木村祥朗が設立。作品を2本リリースした後、活動を休止した。木村祥朗はマーベラスインタラクティブグラスホッパー・マニファクチュアを経て、Onion Gamesを設立。

ラブデリック系[編集]

ラブデリックが開発した作品には特異な傾向があり、俗にラブデ系・ラブデリ系・ラブデリック系(以後、ラブデリック系)と呼ばれている。また、ラブデリック分裂以後の流れを汲む会社/スタッフが開発する作品にも同様の傾向が見られる事がある。明確な定義はないものの、下記にある特徴を多く持っている作品がラブデリック系と呼ばれる。

  • ラブデリックが制作、もしくはラブデリック出身のスタッフが制作陣にいる。
  • テーマに割と異色な題材を採り上げる。
  • 登場キャラクターの会話では、既存言語の音声を切り貼りしてミックスさせた内容不明の音声に字幕スーパーが付く(西健一曰く通称ハナモゲラ語)。
  • 所謂「戦闘」という物があまり無く、あってもゲームの主軸としていない事が多い。
  • 会話等に、ブラックユーモアを含んだ社会風刺や皮肉、パロディが多い。
  • ゲーム内時間があり、その時間に沿って登場キャラクターが生活している。

ラブデリック系と呼ばれている作品は下記の通り。

関連人物[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]