ユーディの光

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ユーディの光を作動させたアヴェンジャー雷撃機(上)と通常の同機(下)

ユーディの光(ユーディのひかり、Yehudi lights[† 1] )は機体の下部を照明によって照らし出して明るくし、地上や海上から空中の航空機を見た場合に背景となる空と同じ明るさにして、光学的なステルス性を得るという方法。

概要[編集]

第二次世界大戦中にドイツ海軍Uボートへの攻撃任務についていたイギリス空軍ショート サンダーランド飛行艇によって用いられて成功を収めた。1945年にはアメリカ海軍アヴェンジャー雷撃機によって用いられ、船上からは約1,000mに近づくまで発見されなかった。

その後のレーダーの発達でこの技術は使用されなくなったが、近年のステルス技術の発展によって再び関心が寄せられている[3]

関連項目[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 公文書において「ユーディ」という語の来歴は、その当時の俗語で「そこにはいない小人」を指す語だとしている[1]。この語は、当時の有名な謳い文句・珍歌であった "Who's Yehudi" または "Who's Yehoodi" から来ている可能性がある。"Who's Yehudi" というフレーズはもともとヴァイオリニストのユーディ・メニューイン (Yehudi Menuhin) がボブ・ホープの人気ラジオ番組にゲスト出演した際、ホープの共演者のコメディアンジェリー・コロンナが "Yehudi" という語の響きを面白く感じ、何度も繰り返して "Who's Yehudi?" と訪ねたことに端を発している。メニューインがゲストでない後の放送回でもコロンナはこのギャグを繰り返したため、"Yehudi" という語は1930年代後半において、そこにいない謎の人物をさす俗語として広く浸透していた[2]

出典[編集]

  1. ^ Camouflage of Sea-Search Aircraft”. Visibility Studies and Some Applications in the Field of Camouflage. Office of Scientific Research and Development, National Defence Research Committee. pp. 225–240 (1946年). 2013年2月12日閲覧。
  2. ^ Soundie - Who's Yehudi? (Audio recording)”. Archive.org (1942年). 2015年6月10日閲覧。
  3. ^ Hambling, David (2008年5月9日). “Cloak of Light Makes Drone Invisible?”. Wired. http://www.wired.com/dangerroom/2008/05/invisible-drone 2013年2月24日閲覧。 

外部リンク[編集]