ヤナギ科

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ヤナギ科
Yanagi.jpg
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類I eurosids I
: キントラノオ目 Malpighiales
: ヤナギ科 Salicaceae
学名
Salicaceae Mirbel nom. cons.
和名
ヤナギ科

ヤナギ科 (ヤナギか、学名Salicaceae)は、ヤナギポプラなどを含む双子葉植物木本からなる

現在の分類(APG分類体系)では、かつてイイギリ科とされていた多数の種も同系統とされ、ヤナギ科に含められている(下記参照)。

概説(従来ヤナギ科とされたもの)[編集]

は単葉で葉柄があり、一般に互生する。托葉は発達するが早落性のものもある。

は単性で、雌雄異株。無花被で(ただし花の根元にがある)、雌蕊1本または雄蕊1-2本からなり、尾状花序をつくる。虫媒花ヤナギ属、オオバヤナギ属)または風媒花ヤマナラシ属、ケショウヤナギ属)。

果実はさく果で、熟すと裂開して綿毛に包まれた小さな種子を多数だす。種子は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれ、風に乗って散布される。

樹皮や葉にサリシンサリチル酸配糖体)を含んでおり、医薬品としてのサリチル酸の研究もヤナギから始まったものである。

北半球温帯寒帯に分布する。

分類[編集]

従来のクロンキスト体系新エングラー体系等におけるヤナギ科(狭義のヤナギ科)は、2ないし4属に分類されるが、最新の分類では、2属にまとめられる。

現在のAPG分類体系では、ヤナギ科はキントラノオ目に含まれ、また従来のイイギリ科 Flacourtiaceae(多くは熱帯に分布する)に含まれていた多くの種が、狭義のヤナギ科と共通の系統であるとして、これらもヤナギ科に含められている(全57属ほどの大きな科となった)。これらはサリシンを含む点や葉の形態などで狭義のヤナギ科と共通するが、花の形態が大きく異なる(花弁がくがある)。狭義のヤナギ科は花が特に退化した1群と考えられる。

狭義ヤナギ科:

その他(従来はイイギリ科):

  • Abatia
  • Aberia
  • Aphaerema
  • Azara
  • Banara
  • Bartholomaea
  • Bembicia
  • Bennettiodendron
  • Byrsanthus
  • Calantica
  • Carrierea
  • Casearia
  • Dissomera
  • Dovyalis セイロンスグリ属 - ケイアップル
  • Euceraea
  • Flacourtia
  • Hasseltia
  • Hasseltiopsis
  • Hecatostemon
  • Hemiscolopia
  • Homalium
  • Idesia イイギリ属イイギリ1種のみ)
  • Itoa
  • Laetia
  • Lasiochlamys
  • Ludia
  • Lunania
  • Macrohasseltia
  • Mocquerysia
  • Neopringlea
  • Neoptychocarpus
  • Olmediella
  • Oncoba
  • Ophiobotrys
  • Osmelia
  • Phyllobotryon
  • Phylloclinium
  • Pineda
  • Pleuranthodendron
  • Poliothyrsis
  • Priamosia
  • Prockia
  • Pseudoscolopia
  • Pseudosmelia
  • Ryania
  • Samyda
  • Scolopia トゲイヌツゲ属
  • Tetrathylacium
  • Tisonia
  • Trimeria
  • Xylosma クスドイゲ属
  • Zuelania

関連項目[編集]

外部リンク[編集]