メンバーカラー

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メンバーカラーとは、主に音楽活動を行うグループの個々のメンバーに定義づけられたイメージカラーのことである。日本においてはアイドルグループがメンバーカラーを定める事が多い。また、メンバーカラーとは別にグループそのものにイメージカラーを定義している場合もある[注 1]


アイドル業界がメンバーカラーを用いるようになったのは特撮ドラマの「スーパー戦隊シリーズ」の影響が強いと言える[2]。メンバーをキャラクターごとに色分けする風習を最初に作ったのは、1975年から2年間放映された特撮ドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』(テレビ朝日系列)である[2]

東映専務の鈴木武幸によると、特撮ドラマはそれから30年以上にわたり、マンネリ化しないように工夫を施してきたという[2]。例えば、「ピンクだけど実質的なリーダー」(2000年に放送された『未来戦隊タイムレンジャー』)のように、キャラづけの部分で違いを見せたり、「ブルーの女性戦士」のように、色の持つ一般的なイメージを変えたりしているという[2]。アイドル業界でもマンネリ化を防ぐ目的やメンバーの卒業によってメンバーカラーを変更することがある[注 2]。東映プロデューサーの大森敬仁によると、メンバーの中に黄色がいることによって、派手さが保てるという[4]

メンバーカラーの意義[編集]

衣装の色分け(ももいろクローバーZ)

ジャニーズ事務所所属のグループにおける色分け[編集]

ジャニーズ事務所所属グループにおける色分けは特撮ドラマとは目的がやや異なり、厳密なキャラ分けというよりは目印的な意味合いが強い[2]。コンサート会場が巨大な彼らは、観客に見分けてもらう手段の1つとして衣装の色を活用している[2]。また、厳密にいえばメンバーカラーの多くは事務所がアナウンスしておらず、固定の公式カラーでないものがほとんどである[2]。しかし、演出上身につけた色が、そのままファンの間で事実上の公式化しているケースが少なくない[2]。 最初にイメージカラーを作ったのは光GENJI。

ハロー!プロジェクト所属グループにおける色分け[編集]

ハロー!プロジェクト所属グループが、最初にメンバーカラーを採用したのは、1999年の映画ピンチランナーにおけるカラー分け。当初メンバーカラーは衣装の色分け、マイクの色分け等が主であったが、2005年のコンサートツアーからメンバーのTシャツやグッズ等多様に採用されている。現在もハロー!プロジェクトの各グループカラーまたは、メンバーカラーが明確にされており、コンサート等でファンが振るペンライトにおいて推しメンのカラーライトを振るのが定番とされている。この事から現役のアイドルグループとしては明確なメンバーカラーを最初に採用されたのはハロー!プロジェクトである。

女性アイドルにおける色分け[編集]

女性アイドルの中で色分けが明確なコンセプトとして施されている代表格は、ももいろクローバーZPASSPO☆である[2]。これらのグループを手掛けた福田幹大は、「色分けの原点はスーパー戦隊物」と断言した上で、全国のショッピングモールなどで行なわれるイベントの際にメンバーの名前を知らない一般客も、「あのピンク」という共通認識を持てたり、衣装替えがより正確かつ楽になったりするなどの利点を挙げている[2]

各カラーの特徴[編集]

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という色には、情熱と反抗という2つの意味があるという[5]

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という色には、自由と希望という2つの意味があるという[6]

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メンバーカラーにまつわるイベント[編集]

ライトアップ[編集]

2002年9月23日、ハロプロユニット再編によりタンポポの第一期メンバーが卒業する際に会場一面を黄色一色のサイリュームで埋め尽くしタンポポ畑をイメージさせるイベントが行われた。

2012年3月16日、フジテレビ系列の番組企画の一環として、東京タワーのメンバーそれぞれのメンバーカラーである青、赤、緑、黄色、紫の5色にライトアップされた[13]

2015年5月21日、22日の2日間、東京スカイツリー三代目J Soul Brothersのイメージカラーである青色にライトアップされた[1]。これは、東京スカイツリータウンが2015年に開業3周年を迎えることにちなんで実施されたという[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 一例として三代目J Soul Brothersが挙げられる[1]
  2. ^ 一例として℃-uteが挙げられる[3]

出典[編集]

  1. ^ a b c 三代目JSBカラーに染まる東京スカイツリー、メンバー写真展も開催モデルプレス(2015年5月7日)2015年7月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 戦隊モノ、アイドル…、グループにおける色と役割の関係日経エンタテインメント!(2011年12月5日)2015年7月15日閲覧。
  3. ^ ℃-ute楽曲は全部で何曲ある? 10年間で発表した作品をすべて振り返る(前編)(2015年5月21日)2015年7月15日閲覧。
  4. ^ 『キョウリュウジャー』の見どころ」(2013年2月15日)2015年」12月7日閲覧。
  5. ^ a b ザテレビジョンCOLORS vol.1 RED』角川マガジンズ、2013年7月19日発売、11頁。
  6. ^ a b 『ザテレビジョンCOLORS vol.2 BLUE』角川マガジンズ、2013年8月23日発売、4頁。
  7. ^ a b c d e キャスト&スタッフ|TBSテレビ:ももクロ団2015年7月24日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g 『WiNK UP8月号』、ワニブックス、2012年、17-24頁。
  9. ^ a b c d e f 高橋愛ブログ記事モーニング娘。リリース特設サイト|50thシングル One two three/The 摩天楼ショーモーニング娘。10期メンバー緊急生配信〜さよならチョコレート〜スペシャルを参照。
  10. ^ a b c d モーニング娘。’15工藤 遥と12期メンバーのGRADATIONグッズ紹介”. UF Goods Land (2015年3月12日). 2015年3月12日閲覧。尾形春水:0分36秒 - 1分25秒。野中美希:1分26秒 - 2分31秒。牧野真莉愛:2分33秒 - 3分19秒。羽賀朱音:3分21秒 - 3分57秒。
  11. ^ a b c Gaming」篇が8月10日よりオンエア開始―5つの駅でデジタルサイネージも展開 Gamer・2015年8月9日、2015年8月9日閲覧。
  12. ^ つんく♂公式Twitter
  13. ^ 東京タワーがカラフルな“嵐”色に フジテレビ番組キャンペーンオリコン (2012年3月13日)2015年7月15日閲覧。

関連項目[編集]