メンデルスゾーン (競走馬)

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メンデルスゾーン
2018年BCクラシック出走時
欧字表記 Mendelssohn
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2015年5月17日(9歳)
Scat Daddy
Leslie's Lady
母の父 Tricky Creek
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Clarkland Farm
馬主 Derrick Smith & Susan Magnier
& Michael Tabor
調教師 Aidan Patrick O'Brienアイルランド
競走成績
生涯成績 13戦4勝
勝ち鞍
G1 ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ 2017年
G2 UAEダービー 2018年
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メンデルスゾーンMendelssohn) は、アメリカ合衆国生産でアイルランド調教の競走馬である。主な勝ち鞍は2017年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ2018年UAEダービーである。半姉には2016年のBCディスタフなどG1競走11勝を挙げたビホルダー、また半兄にも2007年のキャッシュコールフューチュリティを制しているイントゥミスチーフがいる。

戦績[編集]

2歳時(2017年)[編集]

7月15日カラ競馬場の未勝利戦でデビューし8着。2戦目で勝ちあがると、シャンペンステークス7着を挟み、G1初挑戦となったデューハーストステークスではデビュー戦と同じローダン騎手を背に挑み、8番人気と低評価だったがユーエスネイビーフラッグの2着に入る。11月のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフでは前走のデューハーストSでユーエスネイビーフラッグに騎乗していたムーア騎手を鞍上に迎え、道中3番手につけると直線で早めに先頭に立ち、Untamed Domainの追撃を振り切りG1初制覇を飾った[1]

3歳時(2018年)[編集]

3月9日、ダンドーク競馬場で行われたオールウェザーのパットンステークス(準重賞)で始動し、圧倒的1番人気にこたえ快勝。ドバイに遠征し、3月31日のUAEダービーでは好スタートからハナを奪うと、直線で後続馬に18馬身もの差をつけ圧勝した[2]。大一番のケンタッキーダービーでは前走に引き続き鞍上にムーアを迎えて臨むことになった。この時ムーアは同じ週にイギリスで行われる2000ギニーにも同じ馬主で同じオブライエン厩舎のサクソンウォリアーが出走登録をしていたが、ムーアはこちらを選び、ドナカ・オブライエンに乗り替わりとなったサクソンウォリアーは2000ギニーを制した。一方メンデルスゾーンは前走の圧勝ぶりが評価され本場アメリカの強豪馬と共に有力馬の一頭に推される。欧州馬初のケンタッキーダービー制覇が期待されていたがスタート直後に他馬にぶつけられる不利を受けた事や不良馬場から20着の殿負けを喫する。その後、7月のドワイヤーステークスでは1番人気に推されるも勝ち馬から9馬身半差の3着。8月25日のトラヴァーズステークスは人気薄ながらカトリックボーイの2着と逃げ粘った[3]。秋に入り、ジョッキークラブゴールドカップ3着、ブリーダーズカップ・クラシック5着、そしてシガーマイルハンデキャップ4着を最後に現役を引退。アッシュフォードスタッドで種牡馬となる。

競走成績[編集]

血統表[編集]

メンデルスゾーン血統 (血統表の出典)
父系 ストームキャット系

Scat Daddy
2004 黒鹿毛
父の父
*ヨハネスブルグ
Johannesburg
1999 鹿毛
*ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Myth Ogygian
Yarn
父の母
Love Style
1999 栗毛
Mr Prospector Raise A Native
Gold Digger
Likeable Style Nijinsky
Personable Lady

Leslie's Lady
1996 鹿毛
Tricky Creek
1986 鹿毛
Clever Trick Icecapade
Kankakee Miss
Battle Creek Girl His Majesty
Far Beyond
母の母
Crystal Lady
1990 鹿毛
Stop the Music Hail to Reason
Bebopper
One Last Bird One for All
Last Bird

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]