メリジオナリスゾウ

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メリジオナリスゾウ
生息年代: 2.3–0.8 Ma
フランス国立自然史博物館に展示されている全身骨格
地質時代
鮮新世末期 - 更新世初期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
上目 : アフリカ獣上目 Afrotheria
: ゾウ目 Proboscidea
: ゾウ科 Elephantidae
亜科 : ゾウ亜科 Elephantinae
: アジアゾウ族 Elephantini
: マンモス属 Mammuthus
: メリジオナリスゾウ M. meridionalis
学名
Mammuthus meridionalis Nesti, 1825

メリジオナリスゾウ (学名Mammuthus meridionalis) は哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属の一種である。南方マンモスあるいは古マンモスとも。アフリカ大陸外に進出した最初のマンモスで、ユーラシア大陸に生息していた。

形態[編集]

メリジオナリスゾウは遠い子孫のケナガマンモスよりもはるかに大きく、肩の高さが約4m、重量は推定10トンあった。これは、現在までに知られているアフリカゾウの最大の個体と同程度の大きさである。後世の子孫であるトロゴンテリーゾウコロンビアマンモスケナガマンモスと同じように巨大2本の牙を持っていた。臼歯の板は一枚当たりの厚みがある代わりに数が少なく、葉と潅木の森林食に適応した。 これは比較的暖かい気候に暮らしていたことを示している。軟体部は見つかっていないが、毛は余り生えていなかった可能性が高い[1]

脚注[編集]

  1. ^ Lister, Adrian; Bahn, Paul. (10/11/2007). Mammoths: giants of the ice age. Frances Lincoln LTD. pp. 25–26. https://books.google.com/books?id=_6WBlUwYPa8C&hl=es&source=gbs_navlinks_s