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メスヘティ山脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メスヘティ山脈
アバストゥマニジョージア語版付近から見たメスヘティ山脈
最高地点
山頂メピスツカロ山ジョージア語版
標高2,850 m (9,350 ft)
規模
全長140 km (87 mi)
45 km (28 mi)
地形
メスヘティ山脈の位置
ジョージア (国)の旗 ジョージア
山脈座標北緯41度50分26秒 東経42度39分47秒 / 北緯41.84056度 東経42.66306度 / 41.84056; 42.66306座標: 北緯41度50分26秒 東経42度39分47秒 / 北緯41.84056度 東経42.66306度 / 41.84056; 42.66306
所属山脈コーカサス山脈
プロジェクト 山

メスヘティ山脈(メスヘティさんみゃく、ジョージア語: მესხეთის ქედიジョージア語ラテン翻字: Meskhetis Kedi)は、ジョージア南西部メスヘティ地方ジョージア語版にある山脈小コーカサス山脈の最西端部を構成する。アチャラ=イメレティ山脈ジョージア語: აჭარა-იმერეთის ქედიジョージア語ラテン翻字: Achara-Imeretis Kedi[1]アハルツィヘ山脈ジョージア語: ახალციხის ქედიジョージア語ラテン翻字: Akhaltsikhis Kedi[1]とも呼ばれる。

地理

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メスヘティ山脈はジョージア南西部を東西に走っている。西端はアジャリアジョージア語版黒海海岸であり、東端はボルジョミ渓谷トリアレティ山脈リヒ山脈と接続している。メスヘティ山脈の北側にはオディシ=グリア平野ジョージア語版が広がっている。グリア地方ジョージア語版イメレティ地方ジョージア語版の領域であり、キントリシ川ジョージア語版ナタネビ川ジョージア語版スプサ川ジョージア語版リオニ川などの水源となっている。一方、メスヘティ山脈の南側はアジャリア地方ジョージア語版サムツヘ地方ジョージア語版の領域となっており、アチャリスツカリ川クヴァブリアニ川ムツクヴァリ川などに水をもたらしている。

山脈の全長は東西におよそ140キロメートル、最大幅は45キロメートルである。最高峰はメピスツカロ山ジョージア語版(2,850メートル)であり、その他、2,500メートルを超える峰としてヒノ山ジョージア語版タギナウリ山ジョージア語版サコルニア山ジョージア語版ゾティメリア山ジョージア語版ディドマガリ山ジョージア語版サニスリア山ジョージア語版ナゲバ山ジョージア語版がある。山脈を越える道路としてゼカリ峠ジョージア語版(2,180メートル)が通っている。

メスヘティ山脈の尾根は、主に始新世の火山層で構成されている。山脈の西部は、若い年代の岩石で構成されたグリア尾根が北側にあり、南側には新第三紀の溶岩からなるペルサティ台地ジョージア語版がある。標高の高い場所には、更新世の氷河の痕跡が残っている。

自然

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メスヘティ山脈は降水量が多いことが特徴である。山脈西部ムティララ山ジョージア語版周辺の地域の降水量は年平均4,500ミリメートルに達し、コーカサス地方で最も湿潤な地域となっている。斜面にはハニスツカリ川ジョージア語版スロリ川ジョージア語版スプサ川ジョージア語版ナタネビ川ジョージア語版キントリシ川ジョージア語版チャクヴィスツカリ川ジョージア語版などの深い峡谷が多く流れている。渓谷には固有種遺存種が多く見られ[2]、特に第三紀の亜熱帯植物が豊富に残っている。メスヘティ山脈の標高2,000メートルから2,200メートルまでは森林地帯であり、標高1,000メートルから1,200メートルまでの範囲には落葉樹オークカラマツクリブナ)が、より標高の高い場所では針葉樹トウヒモミ、場所によってはマツ)が生育している。標高2,200メートルを超える範囲には亜高山帯や高山帯の草原が広がっており、コーカサスツツジジョージア語版の草原(デキアニジョージア語版)が見られる。奥地には多数のクマノロジカアカシカシャモアが生息している。

リゾート

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メスヘティ山脈地域の14パーセントが国立公園に指定されている(ボルジョミ=ハラガウリ国立公園キントリシ国立公園英語版ムティララ国立公園ジョージア語版[2]。メスヘティ山脈にはサイルメジョージア語版ナベグラヴィザカリジョージア語版などの温泉地や、アバストゥマニジョージア語版バフマロジョージア語版シュアゴラジョージア語版ゴミスムタジョージア語版などの保養地がある。

参考文献

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注釈

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