メジロザメ科

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メジロザメ科
Blue shark.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: メジロザメ目 Carcharhiniformes
: メジロザメ科 Carcharhinidae
学名
Carcharhinidae Jordan & Evermann, 1896[1]
英名
Requiem shark

メジロザメ科 Carcharhinidaeメジロザメ目に属するサメの一つ。

特徴[編集]

世界中の暖かい海に分布する。オオメジロザメガンジスメジロザメなど数種は淡水にも適応が可能である。外洋の表層や沿岸域など比較的浅い所で普段生活し、他の甲殻類頭足類などを捕食する。沿岸域を好む種は一ヶ所に定住するが、外洋性のヨシキリザメなどは長距離を回遊する。

メジロザメ科の最大種はドタブカで、最大で体長4mに達する。しかし他の多くの種は体長1-3 m程度である。体型は流線型で、活発に泳ぎ回る種が多い。

肉食性が強い種が多く、活動的で体も大きいため、人にとっては危険である。特に危険なのはオオメジロザメで、2016年時点までの人的被害は単独で100件に上り、ホホジロザメイタチザメと並び被害件数が多い[2]

分類[編集]

現生種は11属約60種[3][4]

系統[編集]

イタチザメは、かつてメジロザメ科に含まれていたが、形態的な特徴や分子解析の結果を基に現在は別科としている[5][3]シュモクザメ科と近縁である。分子系統解析により、次のような系統樹が得られている[6]

イタチザメ

シュモクザメ科

メジロザメ科

ヒラガシラ属 Rhizoprionodon

トガリメザメ属 Loxodon

トガリアンコウザメ属 Scoliodon

レモンザメ属 Negaprion

オオヒレメジロザメ属 Lamiopsis

ガンジスメジロザメ属 Glyphis

ツバクロザメ属 Isogomphodon

メジロザメ属ハナジロメジロザメヨシキリザメネムリブカを含む)

脚注[編集]

  1. ^ "Carcharhinidae". World Register of Marine Species英語版. 2014年12月4日閲覧
  2. ^ 仲谷一宏 (2016). サメ―海の王者たち―改訂版. ブックマン社. pp. 199 
  3. ^ a b David A.Ebert,Mare Dando and Sarah Fowler (2021). SHARKS OF THE WORLD A Compleat Guide. WILD NATURE PRESS. pp. 94-579 
  4. ^ 仲谷一宏 (2016). サメ―海の王者たち―改訂版. ブックマン社. pp. 230-233 
  5. ^ Galeocerdo cuvier (Péron & Lesueur, 1822)”. 2021年8月15日閲覧。
  6. ^ Naylor, G.J.; Caira, J.N.; Jensen, K.; Rosana, K.A.; Straube, N.; Lakner, C. (2012). “Elasmobranch phylogeny: A mitochondrial estimate based on 595 species”. In Carrier, J.C.; Musick, J.A.; Heithaus, M.R., eds. The Biology of Sharks and Their Relatives (second ed.). CRC Press. pp. 31–57. ISBN 1-4398-3924-7. http://prosper.cofc.edu/~sharkevolution/pdfs/Naylor_et_al_Carrier%20Chapter%202.pdf.