メイド・イン・ヘヴン

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メイド・イン・ヘヴン
クイーンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1980年 - 1995年
ジャンル ロック
時間
レーベル イギリスの旗パーロフォン
アメリカ合衆国の旗ハリウッド・レコード
プロデュース クイーン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 全英1位(アルバムチャート
  • 日本10位(オリコン
  • クイーン 年表
    クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986
    1992年
    メイド・イン・ヘヴン
    1995年
    グレイテスト・ヒッツIII 〜フレディー・マーキュリーに捧ぐ〜
    1999年
    『メイド・イン・ヘヴン』収録のシングル
    1. ヘヴン・フォー・エヴリワン
      リリース: 1995年10月23日
    2. ウインターズ・テイル
      リリース: 1995年12月18日
    3. ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
      リリース: 1996年2月28日 (日本)
    4. トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー
      リリース: 1996年3月26日
    5. レット・ミー・リヴ
      リリース: 1996年6月17日
    6. ユー・ドント・フール・ミー
      リリース: 1996年11月18日
    テンプレートを表示

    メイド・イン・ヘヴン』 (Made in Heaven) は、イギリスロックバンドクイーン1995年に発表したアルバム。全世界で2000万枚以上を売り上げており、クイーンのスタジオ・アルバムとしては最大のヒット作となっている[1]

    概要[編集]

    フレディ・マーキュリーの死後に発売されたアルバム。

    1991年初頭、アルバム『イニュエンドゥ』の製作後、スイスモントルーのクイーンが所有するマウンテンスタジオで4週間のセッションが行われ、数曲分の曲の断片が録音された[2]

    フレディの死去から4年後、ブライアン・メイロジャー・テイラーのソロ活動を経て追加レコーディングと編集作業が行われた。セッション時に残された音源やデモに近い録音作品、過去のアルバム製作中に没になった楽曲に、残ったメンバー3人がオーバーダビングして作られた。収録時間に足りない分は各メンバーのソロ作品や、それに近い位置付けの曲が収録された。サウンド的にはブライアンが主導権を握っている。

    条件付きのラストアルバムで、ほぼバラードや比較的ポップな曲が収められ、アルバムのタイトル通り天国を連想させる透明感のあるサウンドに仕上がっている。

    また紙ジャケット版は、朝焼けと夕焼けの2種類が存在する[3]

    発売日[編集]

    収録曲[編集]

    ☆印はこのアルバムで初披露した新曲、★印は既発曲のリメイク

    1. イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's a Beautiful Day (Mercury) ☆
      2011年にアルバム『ザ・ゲーム』が再発された際のボーナストラックに1980年4月収録とされるフレディのボーカルとピアノ伴奏による1分半ほどの当曲のデモトラックが"オリジナル・スポンテニアス・アイデア"として収録されている。この時の音源に楽器を追加するなどし2分半ほどの曲に仕上がっている。
    2. メイド・イン・ヘヴン - Made in Heaven (Mercury) ★
      フレディのソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』から。演奏はメンバーが差し替え。
    3. レット・ミー・リヴ - Let Me Live (Queen) ☆
      アルバム『ザ・ワークス』に向けてのセッションでロッド・スチュワートと共に制作された[4]。クイーンのオリジナルアルバムの楽曲で唯一3人がボーカルをリレーしている曲。
    4. マザー・ラヴ - Mother Love (May,Mercury) ☆
      フレディの生前最後のボーカルトラックと言われる。フレディが最終コーラスまで録りきることができなかったため最終コーラスはブライアンが歌っている。
    5. マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド - My Life Has Been Saved (Deacon) ★
      アルバム『ザ・ミラクル』時に録音された、シングル「スキャンダル」のカップリングとなった曲。このアルバム収録にあたりアレンジが変更された。
    6. ボーン・トゥ・ラヴ・ユー - I Was Born to Love You (Mercury) ★
      フレディのソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』から。演奏はメンバーが差し替え。
    7. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Taylor) ★
      ロジャーのソロ・プロジェクト・バンドであるザ・クロスのアルバム収録曲で、ゲスト・ボーカルとしてフレディを起用したテイクのボーカル部分を使用。演奏はメンバーによって差し替えたもの。クロスのシングル・バージョンでは、ロジャーが歌っている。
    8. トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー - Too Much Love Will Kill You (May) ★
      フレディ・マーキュリー追悼コンサートでお披露目され、後にブライアンのソロ・アルバムに収録された曲。このバージョンは、フレディのボーカル・バージョン。
    9. ユー・ドント・フール・ミー - You Don't Fool Me (Queen) ☆
      プロデューサーのデイヴィッド・リチャーズが残されたフレディのボーカルなどを組み合わせ1つの曲として再構築し3人に提示されたものに演奏やコーラスを付けたといわれる。
    10. ウインターズ・テイル - A Winter's Tale (Mercury) ☆
      スイス・モントルーのフレディの別荘で書かれた、彼が単独で作曲した最後の曲。
    11. イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ) - It's a Beautiful Day (Reprise) (Mercury) ☆

    隠しトラック[編集]

    ジャケットの曲目一覧は11曲まで記載されており、12曲目、13曲目はない。

    12曲目は「イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)」の最後の4秒、フレディが"Yeah"と歌う箇所を別トラック扱いとして分割したものである。13曲目は22分以上にも及ぶトラックになっており音楽というよりも音による天国の風景を表現したような作品。プロデューサーのデヴィッド・リチャーズの証言によると『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』の編曲をしていて思いついた曲だという。最後はフレディの"Fab !"という言葉で終わる。

    アナログ盤における13曲目[編集]

    1995年にリリースされた限定アナログ盤には13曲目は収録されていないが、フレディの"Yeah"の後に13曲目の冒頭部分の音がレコードの最後の溝にまで収録されている。従ってレコードを針を上げない限りこの音をずっと聴くことができる。 2015年にリリースされたアナログ盤は2枚組になり、D面に13曲目が収録された。ジャケット上、この曲のタイトルは"13"として記載されている。

    プロモーション・ビデオ[編集]

    シングル「ヘヴン・フォー・エヴリワン」のプロモーションビデオは映画『月面旅行』の一部を引用し、更にメンバーが映像を重ねる編集を行い製作した。

    「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」のプロモーションビデオは、フレディのソロ版のビデオ[5]にブライアンとロジャーが1986年のウェンブリー・スタジアムでのライヴ映像をコラージュしている。

    楽曲を使用している作品[編集]

    イッツ・ア・ビューティフル・デイ[編集]

    ボーン・トゥ・ラヴ・ユー[編集]

    その他、さまざまなTV番組でBGMとして使用される。

    トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー[編集]

    脚注・出典[編集]

    1. ^ Q+PR 2008 TOUR PRESS RELEASE/DATES
    2. ^ 2005年11月1日発行 レコード・コレクターズ増刊「クイーン アルティメットガイド」p82
    3. ^ 夕焼けバージョンがジャケットの場合、朝焼けが内側になっており、朝焼けバージョンがジャケットなら夕焼けが内側にプリントされている
    4. ^ http://www.ultimatequeen.co.uk/songs/madein.htm?
    5. ^ フレディ・マーキュリー ビデオコレクションで視聴できる。