マネー・ジャングル
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『マネー・ジャングル』 | |
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デューク・エリントン の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 | 1962年9月17日 ニューヨーク |
ジャンル | ジャズ |
時間 | |
レーベル |
ユナイテッド・アーティスツ・レコード ブルーノート(再発) |
プロデュース | アラン・ダグラス |
専門評論家によるレビュー | |
『マネー・ジャングル』(Money Jungle )は、ジャズ・ピアニストのデューク・エリントンが、1962年に録音して1963年にユナイテッド・アーティスツ・レコードから発表した[1]アルバム。デュークの信奉者であるチャールズ・ミンガスとマックス・ローチが参加したピアノ・トリオ作品。オリジナルは7曲入りだが、CDによっては、ボーナス・トラックを6曲追加したエディションと、8曲追加したエディションがある。
解説[編集]
デュークの活動は、ビッグバンドやホーン入りのバンドが主で、ピアノ・トリオ作品はそれほど多くない。とりわけ本作は、デュークより20歳以上も若い有名プレイヤーとの共演ということで話題となった。
収録曲は全部デュークの作品だが、往年のレパートリーの再演だけでなく、「マネー・ジャングル」や「アフリカの花」のように、このセッションのために書き下ろされた新曲もある。チャールズにしてもマックスにしても、荒くれ男として有名であり、本作はチャールズによる過激なベース・プレイから始まる。デュークも、2人に対抗するかのようにピアノを弾きまくった。既にスタンダード・ナンバーとして有名になっていた「キャラヴァン」も、ここでは極めて暴力的な演奏が聴ける。音楽評論家のジョージ・ウェインは、本作のオリジナル・ライナーに、「A triumvirate, not a trio.(トリオではなく三頭政治だ)」という、本作の性格をよく表した賛辞を書いた。
本作制作の9日後には、デュークはジョン・コルトレーンと共演し、アルバム『デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン』として発売された。
収録曲[編集]
- マネー・ジャングル - Money Jungle(Duke Ellington)
- アフリカの花 - Le Fleurs Africaines (African Flower)(D. Ellington)
- ヴェリー・スペシャル - Very Special(D. Ellington)
- ウォーム・ヴァレー - Warm Valley(D. Ellington)
- ウィグ・ワイズ - Wig Wise(D. Ellington)
- キャラヴァン - Caravan(Tizol, Mills, Ellington)
- ソリチュード - Solitude(De Lange, Mills, Ellington)
演奏メンバー[編集]
- デューク・エリントン - ピアノ
- チャールズ・ミンガス - ベース
- マックス・ローチ - ドラム