ホパン (料理)

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ホパン
種類 チンパン
発祥地 大韓民国
提供時温度
主な材料 小麦粉小豆餡
その他お好みで バター食塩砂糖
食物エネルギー
(108 gあたり)
200 kcal (837 kJ)[1]
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Korean name
各種表記
ハングル 호빵
漢字 none
RR式 hoppang
MR式 hoppang
IPA [ho.p͈aŋ]
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ホパン(Hoppang)は、大韓民国で売られている温かいスナックである。チンパンコンビニエンスフードで、通常、こし餡が入っている。朝鮮語で「温かいパン」という意味。

歴史[編集]

ホパンは、それまでは店で購入していた蒸しパンを家庭で簡単に食べられるようにした製品である。

1969年に創業者のChang-sung Heo が日本を訪れた際に際に発明された。Heoは、パン工場の稼働が少ない冬期間に、日本の路上で販売する製品としてホパンを作り、1971年に発売した[2]

用語[編集]

ホパンは1970年にSPCグループが開発したチンパンの加工食品の商標名である。熱いパンを吹く時の「ホーホー」という擬声語と朝鮮語でもパンを意味する「パン」を組み合わせた言葉である。またこの言葉には「家族全体が一緒に食べて笑顔になる;ホーホー」という意味もある[3]。この商標名は、すぐにチンパンの加工食品を意味する一般名となった。

種類[編集]

通常のホパンは、中に甘い小豆餡が詰められるが[4]、野菜と肉やピザのトッピング、カボチャブルダック等を具材としたホパンも一般的である[1][5]

蒸すか電子レンジで調理するホパンは、数個組みで、スーパーマーケットや雑貨店で販売されている。また、コンビニエンスストアでは、冬期間に、円筒形の専用の蒸し器で温めたホパンを提供している[6][7]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 김, 성윤 (2006年11月29日). “호빵이 생각난다, 따뜻했던 너” (朝鮮語). The Chosun Ilbo. オリジナルの2016年6月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160613132844/http://www.chosun.com/se/news/200611/200611290407.html 2008年4月18日閲覧。 
  2. ^ 호빵이 생각난다, 따뜻했던 너”. 2024年4月14日閲覧。
  3. ^ 호빵이 생각난다, 따뜻했던 너”. 2024年4月14日閲覧。
  4. ^ hoppang” [steamed bun]. Korean–English Learners' Dictionary. National Institute of Korean Language. 2017年4月20日閲覧。
  5. ^ Ng, Audrey (2016年9月14日). “Experience the magic of winter at 2 of South Korea's popular sites”. The Straits Times. http://www.straitstimes.com/lifestyle/travel/experience-the-magic-of-winter-at-2-of-south-koreas-popular-sites 2017年5月3日閲覧。 
  6. ^ 길, 윤형 (2005年11月29日). “찬바람이 싸늘하면 호빵이 그리웁구나” (朝鮮語). The Hankyoreh. http://legacy.h21.hani.co.kr/section-021108000/2005/11/021108000200511290587079.html 2008年4月18日閲覧。 
  7. ^ Carruth, David (2016年11月28日). “10 Korean Winter Street Foods To Bear The Cold For”. 10 Magazine. https://www.10mag.com/10-korean-winter-street-foods-to-bear-the-cold-for/ 2017年5月3日閲覧。