ホクトペンダント

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ホクトペンダント
欧字表記 Hokuto Pendant[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1993年3月23日[1]
死没 2016年9月30日(23歳没)
パークリージェント[1]
ホクトビーナス[1]
母の父 マルゼンスキー[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 斉藤英[1]
馬主 金森森商事(株)[1]
調教師 中野隆良栗東[1]
競走成績
生涯成績 8戦2勝[1]
獲得賞金 6076万円[1]
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ホクトペンダント[1]は、日本生まれの競走馬繁殖牝馬。現役時の成績は、報知杯4歳牝馬特別(G2)2着、桜花賞5着。母のホクトビーナスも1989年の桜花賞で2着だったことから、母娘二代で桜花賞の掲示板に載ることとなった。その後の活躍も期待されたが、母のホクトビーナスが急死したことから、桜花賞を最後に現役を引退し、繁殖牝馬となった。半兄のホクトフィーバス(父ミルジョージ)は、29戦8勝で福島民報杯などのオープン特別を4勝し、主に短距離路線で活躍した。また、伯父ホクトヘリオスは、京成杯3歳S(GII)、中山記念 (GII) など重賞5勝、叔父ホクトフィルは、朝日杯3歳ステークス (GI) 3着など近親に活躍馬も多い。

経歴[編集]

1995年9月に阪神の新馬戦でデビュー。単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持され、2番手追走から直線楽に抜け出して快勝。続く、500万下条件戦では2戦続けて2着、フェアリーS(G3)6着、フローラS(OP)2着を経て、母のホクトビーナスも勝利した、うぐいす賞(500万下)で勝利しクラッシック路線にのることとなった。その後、桜花賞を目標に、トライアルの報知杯4歳牝馬特別(G2)でリトルオードリーの2着となり、優先出走戦を確保。本番の桜花賞は、ファイトガリバーの5着となり、母のホクトビーナスも1989年の桜花賞で2着だったことから、母娘二代で桜花賞の掲示板に載ることとなった。その後の活躍も期待されたが、母のホクトビーナスが急死したことから、桜花賞を最後に現役を引退し、繁殖牝馬となった。

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
1995.09.18 中山 3歳新馬 芝1200m(稍) 8 2 2 001.40(1人) 01着 R1:11.4(36.7) -1.1 0的場均 53 (スコーアカデミー) 474
0000.10.07 東京 サフラン賞 500万下 芝1400m(良) 14 1 1 004.60(2人) 02着 R1:22.9(35.2) -0.1 0的場均 53 アジュディケーター 470
0000.11.04 東京 きんせんか賞 500万下 芝1600m(良) 8 5 5 002.50(2人) 02着 R1:37.7(34.9) -0.3 0的場均 53 ソロシンガー 468
0000.12.23 中山 フェアリーS GIII 芝1200m(良) 12 6 7 007.90(4人) 06着 R1:10.2(36.3) -1.0 0的場均 53 マックスロゼ 470
1996.01.14 東京 フローラS OP 芝1400m(良) 7 5 5 006.10(2人) 02着 R1:23.1(35.4) -0.2 0的場均 53 ゴールデンカラーズ 462
0000.02.04 東京 うぐいす賞 500万下 ダ1600m(良) 9 3 3 002.00(1人) 01着 R1:40.2(38.4) -0.1 0的場均 53 (ゴールドリーフ) 466
0000.03.10 阪神 報知杯4歳牝馬特別 GII 芝1400m(良) 13 7 11 006.90(3人) 02着 R1:22.1(35.2) -0.2 0的場均 54 リトルオードリー 470
0000.04.07 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 5 10 031.3(12人) 05着 R1:35.1(35.6) -0.7 0的場均 55 ファイトガリバー 464

繁殖牝馬時代[編集]

代表産駒は3番仔のビーナスライン(父フジキセキ)で函館スプリントS(GⅢ)優勝など36戦6勝の成績を残した。このほか5番仔チョウカイファイト(父アグネスタキオン)が福島民報杯優勝など35戦9勝と活躍している。

ホクトペンダントの主要なファミリーライン[編集]

ホクトヒシヨウ 1976
ホクトビーナス 1986(3戦2勝、桜花賞2着)
||ホクトペンダント 1993(2勝)
|||ビーナスライン 2001(6勝、函館スプリントステークス
||||スマッシュハート 2011
||||トーホウビスカヤ 2014(1勝)
||ホクトスプライト(3勝)1996
|||リバティスプライト 2003
||||ビバラビダ 2013(3勝)

エピソード[編集]

  • 本馬も、母のホクトビーナスも、うぐいす賞(500万下)で勝利した後に桜花賞に出場し、その後、後継繁殖牝馬となるため桜花賞を最後に引退している。

血統表[編集]

ホクトペンダント血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ノーザンダンサー系

*パークリージェント
Park Regent
1981 鹿毛
父の父
Vice Regent
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Victoria Regina Menetrier
Victoriana
父の母
Miss Attractive
Victoria Park Chop Chop
Victoriana
Nice Princess Le Beau Prince
Happy Night

ホクトビーナス
1986 芦毛
マルゼンスキー Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
*シル Buckpasser
Quill
母の母
ホクトヒシヨウ
*ボールドリック Round Table
Two Cities
*ギャラントグロウ Turn to Reason
Welcome Glow
母系(F-No.) (FN:4-r) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 3×4、Victoriana 4・4(父内)、Princequillo 5・5(母内) [§ 3]
出典
  1. ^ [4]
  2. ^ [4]
  3. ^ [4]


脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ホクトペンダント”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月26日閲覧。
  2. ^ ホクトペンダントの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年8月24日閲覧。
  3. ^ ホクトペンダント 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月24日閲覧。
  4. ^ a b c ホクトペンダント 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月23日閲覧。

外部リンク[編集]