ベティコ山系

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ベティコ山系
Mulhacen Winter.jpg
所在地 スペインの旗 スペイン ジブラルタルの旗 イギリス領ジブラルタル
最高峰 ムラセン山(3,478m
種類 アルプス造山運動新生代
Baetic Systems.png
Project.svg プロジェクト 山
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ベティコ山系スペイン語: Sistema Bético)は、イベリア半島南東部にある山系。スペインの主要な山系のひとつである。古代ローマ時代のこの地域の属州の名称であるヒスパニア・バエティカに由来する。

地理[編集]

ベティコ山系はイベリア半島南東部にある多数の山脈で構成されており、スペインのアンダルシア州ムルシア州カスティーリャ=ラ・マンチャ州南部、バレンシア州の4自治州にまたがり、南西から北東方向に長く伸びている[1]。ベティコ山系の北側にはグアダルキビール川の流域があり、この流域によってシエラ・モレナ山脈やスペイン中央部の台地であるメセタとベティコ山系が隔てられている。ベティコ山系の北東端はイベリコ山系の南端と接続している。

ベティコ山系に属するもっとも著名な山脈はシエラネバダ山脈であり、シエラネバダ山脈にはイベリア半島最高峰のムラセン山がある。ジブラルタルの岩(ザ・ロック)もベティコ山系の一部であるとされている[2][3]

地質[編集]

ベティコ山系は地質学的に、一般的にはジブラルタルの弧英語版と呼ばれる巨大な造山帯に属しており、ジブラルタルの孤はアルプス・ヒマラヤ造山帯の最西端である。その形成に関する地球力学的メカニズムはあまり解明されていない[4]

地質学的に、モロッコのリーフ山脈バレアレス諸島マリョルカ島トラムンタナ山脈はベティコ山系の延長である[5]。ジブラルタルの弧の地質領域は東のウジダから西のタンジールまで沿岸を伸び、その後ジブラルタル海峡を横断して、アンダルシア州西部のカディスから地中海岸のバレンシアに、その後バレアレス海のバレアレス諸島に伸びている。

自然[編集]

ベティコ山系は地中海性植生が優勢であり、潅木、オークの森、広葉樹林針葉樹林などが、標高、土壌、地形によって形を変えながら生育している。ベティコ山系とアルボラン海を超えたモロッコのリーフ山脈は、地中海沿岸にある10のホットスポットのひとつであり、生態学者にはベティック=リーファン複合体と呼ばれている。ベティコ山系は地中海植物の豊富な生育地であり、より湿度が高かった数百年前の地中海盆地を覆っていた古代の照葉樹林からの多くの遺存種を含んでいる。

ピーク[編集]

ベティコ山系は3つの副次的山系に分けられる。

ペニベティコ山系[編集]

シエラネバダ山脈
ベレッタ峰にあるヨーロッパ最南端のスキー場

ペニベティコ山系英語版にはシエラネバダ山脈などの山脈が含まれ、イベリア半島の最高峰である3478mのムラセン山がある。

スブベティコ山系[編集]

アンダルシア州におけるベティコ山系

スブベティコ山系英語版はベティコ山系の中央部を占めている。最高峰はアラーナ山地英語版にある標高2,027mのペーニャ・デ・ラクルス英語版である。

プレベティコ山系[編集]

アルファルナテ付近のタホス・デル・サバール

プレベティコ山系はベティコ山系の北端に位置する副次的山系である。最高峰は2382mのラ・サグラ英語版である。

カソルラ山地と「白い村」オルノス

脚注[編集]

外部リンク[編集]