ベイザー脂肪吸引

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ベイザー脂肪吸引(ベイザーしぼうきゅういん)とは、皮下脂肪を特殊な吸引管で取り除く脂肪吸引手術のひとつを指す。皮下脂肪に悩んでいる人、部分的に脂肪を取りたい人、ダイエットリバウンドを繰り返している人に用いられる。

方法[編集]

脂肪を減らしたい場所にベイザー波をかけて、脂肪のみを遊離させる。その後、管(脂肪吸引管、カニューレ)を挿入し、陰圧で吸引、除去していく。通常の脂肪吸引と比べて、皮下組織のダメージを最小限のため、内出血やダウンタイムが少ない。ベイザー波を用いた脂肪吸引により安全に皮膚直下の浅い層の脂肪まで除去でき、皮膚の引き締め効果もある。FDA認可。皮下脂肪の約90%の除去が可能。

通常は、吸引前に止血効果や鎮痛効果のある溶液(チュメセント麻酔液)を吸引部位に注入して脂肪を吸引管で吸引する。この従来の方法はWET法と呼ばれる。この従来の方法では、硬い(そのままの)脂肪を直接吸引するため体への負担が大きく、術後皮膚が凸凹になる、質感が悪くなる等、デメリットも多かったが、最近では医学の進歩(下記)により、ずいぶん改善されてきた。ただし、最終的な仕上がりは、新しい技術も大切だが、今でも術者の技術に大きく左右される事も事実である。

特徴[編集]

  1. ベイザーの超音波36kHzは特許を持ち、これまでの2.0kHzや2.7kHzの超音波が乳化作用である事に対し、組織に熱ダメージを与えずに遊離させることが出来る唯一のシステム
  2. 出血が圧倒的に少なく、皮下脂肪の90%の除去を可能
  3. 皮膚と筋肉の結合組織を壊さない為、皮膚切除無く引き締める
  4. 局麻で施術可能であり、他の特長と併せて手術時間が短縮
  5. 他院で断わられた痩せ型の患者の脂肪吸引も安全に行える
  6. 再手術で線維化した脂肪部位であっても効率的に対応可能
  7. 手術室を汚さない為、狭い空間でも施術が可能

今までの脂肪吸引との違い[編集]

これまで適応外であった痩せている患者や、線維化した固い脂肪など、体形や脂肪のタイプを問わず対応できる点で、ほかの多くの脂肪吸引技術より優れている。ベイザー超音波技術により、脂肪組織は索状線維組織、血管・神経組織から選別され、遊離された脂肪細胞のみを吸引することが可能。その結果、患者の身体に最も優しい施術であり、術直後に1か月後の施術の効果を予測できるというメリットもある。

関連項目[編集]