ヘレン・マーニー

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ヘレン・マーニー
オタワ・ブルースフェストにて(2008年)
基本情報
生誕 (1978-02-21) 1978年2月21日(46歳)
出身地 スコットランドの旗 スコットランド グラスゴー
ジャンル
職業 ミュージシャン
担当楽器
活動期間 1999年 -
レーベル
共同作業者 レディトロン
公式サイト www.ladytron.com

ヘレン・マーニー(Helen Marnie、1978年2月21日 - )[1]は、スコットランド出身のミュージシャン。エレクトロニック・バンド「レディトロン」のリードボーカリスト、キーボーディストの一人として知られている。2012年にマーニー名義でソロ活動を開始し、2013年6月11日にソロ・アルバム『Crystal World』をリリース。2017年6月2日にはセカンド・ソロ・アルバム『Strange Words and Weird Wars』をリリースした[2]

来歴[編集]

スコットランドグラスゴーで生まれ育った[3]。クラシックの訓練を受けたピアニストである[4][5]。グラスゴーの王立スコットランド音楽演劇アカデミーでクラシック・ピアノを学んだ[6]。グラスゴーの大学を中退後、イギリスのリバプール大学で音楽を学び、1999年にポップ・ミュージックの学士号を取得した[5][6]

1999年の夏頃、イギリス人プロデューサー兼DJのダニエル・ハントとルーベン・ウーは、学生時代のマーニー(様々なDJギグを通じて)[7]とミラ・アロヨ(共通の友人を通じて)と知り合った[8]。音楽に同じ興味を持つ彼らは、同年エレクトロニック・バンド「レディトロン」を結成。それ以来、マーニーはバンドのリード・シンガーとして活動する傍ら、シンセサイザーを演奏し、作曲にも参加している。

2012年9月16日にソロアルバム制作資金を援助するためにPledgeMusicのアカウントを開設した[9]

音楽的影響[編集]

ホイットニー・ヒューストンベリンダ・カーライルマイケル・ジャクソンマドンナバングルズカーリー・サイモンABBAなどのポップミュージックで育った[4]。 影響受けたアーティストとしてケイト・ブッシュ[4] [10]マリア・カラス[10]ジョニ・ミッチェル[10]などを挙げている。またお気に入りのアーティストは、バット・フォー・ラッシーズ[11]MGMT[11]フェアポート・コンヴェンション[11]セルジュ・ゲンスブール[4]グライムス[12]チャーチズ[12]などを挙げている。

作品[編集]

レディトロン[編集]

ソロ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • Crystal World (2013年)
  • Strange Words and Weird Wars (2017年)

シングル[編集]

  • "The Hunter" (2013年)
  • "Wolves" (2014年)
  • "Alphabet Block" (2017年)
  • "Lost Maps" (2017年)
  • "Electric Youth" (2017年)

EP[編集]

  • "The Hunter Remixed" (2013年)
  • "Lost Maps Remixed" (2017年)

コラボレーション[編集]

  • Bang Gang - "Silent Bite" (2015年)
  • RM Hubbert with Marnie - "Sweet Dreams" (2016年)
  • Nightwave feat. Marnie - "Transmute" (2019年)
  • Union of Knives feat. Marnie - "A Tall Tale" (2020年)
  • Union of Knives feat. Marnie - "A Little Life" (2021年)

脚注[編集]

  1. ^ (英語) Sin the Sizer (Happy Birthday Helen Marnie)!!!, オリジナルの2021-12-21時点におけるアーカイブ。, https://ghostarchive.org/varchive/youtube/20211221/ssMNnWScbjY 2019年11月30日閲覧。 
  2. ^ Marnie - A Badge of Friendship”. 2018年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月25日閲覧。
  3. ^ Interview: Ladytron's Helen Marnie - The Skinny”. theskinny.co.uk. 2023年7月22日閲覧。
  4. ^ a b c d Hodgkinson, Will (2002年12月4日). “Home entertainment: Ladytron – Culture – The Guardian”. London. https://www.theguardian.com/culture/2002/nov/29/artsfeatures5 2013年3月23日閲覧。 
  5. ^ a b The University of Liverpool: Insight Autumn 2006 – PDF page 11”. 2014年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月22日閲覧。
  6. ^ a b Album with sci-fi sheen marks a new beginning”. HeraldScotland. 2023年7月22日閲覧。
  7. ^ 3/29 – Ladytron – 'Best Of: 00 – 10'”. Nettwerk Press Blog (2011年2月14日). 2013年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月8日閲覧。
  8. ^ Videovision: Ladytron interview” (2002年). 2013年5月8日閲覧。
  9. ^ Marnie: New Album”. PledgeMusic. 2018年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月6日閲覧。
  10. ^ a b c biyl – Interviews: Helen Marnie (Ladytron)”. 2012年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月23日閲覧。
  11. ^ a b c An Interview”. 2013年3月23日閲覧。
  12. ^ a b An Interview with MARNIE – The Electricity Club”. 2013年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月23日閲覧。

外部リンク[編集]