ヘレナ・ゼンゲル

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ヘレナ・ゼンゲル
Helena Zengel
Helena Zengel
生年月日 (2008-06-10) 2008年6月10日（15歳）
出生地 ドイツの旗 ドイツ ベルリン
職業 女優
活動期間 2013年 - 活動中
公式サイト helenazengel.com
主な作品
『システム・クラッシャー 家に帰りたい（ドイツ語版）』、『この茫漠たる荒野で』
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ヘレナ・ゼンゲル（Helena Zengel, ドイツ語: [ˈhɛlena ˈtsɛŋl̩]; 2008年6月10日 - ）は、ドイツの女優である[1]。

生い立ちとキャリア[編集]

ドイツのベルリンで生まれ育ち、5歳のときに地元のオルタナティヴ・ロック・バンドのアビーのミュージック・ビデオで女優デビューする。初めて映画で主要な役柄を務めたのは8歳の時に出演したマシャ・シリンスキー監督・脚本のドラマ映画『Die Tochter』であり、2017年のベルリン国際映画祭で上映された[2][3]。また、テレビドラマ『Die Spezialisten – Im Namen der Opfer」』には端役で2話出演した。かんしゃく持ちの9歳の主人公ベニーを演じたノラ・フィングシャイト（英語版）監督・脚本のドラマ映画『システム・クラッシャー 家に帰りたい（ドイツ語版）』は2019年のベルリン国際映画祭（英語版）でプレミア上映された[4]。『Systemsprenger』によりゼンゲルは2020年4月にドイツ映画賞主演女優賞を受賞した[5]。

『Systemsprenger』で多くの国際的な賞を獲得した後、ゼンゲルはユニバーサル・ピクチャーズによりイギリス人のポール・グリーングラスが監督する西部映画『この茫漠たる荒野で』の主役にキャスティングされた。カナダ系アメリカ人作家のポーレット・ジルズ（英語版）の小説を原作とするこの映画で彼女が演じるのはカイオワ族に育てられた10歳のドイツ人少女のジョハンナ・リオンバーガーであり、トム・ハンクス演じるジェファーソン・カイル・キッド大尉と共に旅をするという役どころである[6][7]。この映画により彼女は第78回ゴールデングローブ賞映画助演女優賞や第27回全米映画俳優組合賞（英語版）助演女優賞にノミネートされた[8][9]

主なフィルモグラフィ[編集]

映画[編集]

年 作品 役名 備考
2014 Spreewaldkrimi: Mörderische Hitze ヨハンナ テレビ映画
2016 Looping リリー
2017 Der gute Bulle ファビエンヌ テレビ映画
2017 Die Tochter ルカ
2019 システム・クラッシャー 家に帰りたい（ドイツ語版）
Systemsprenger 		ベニー
2019 Inga Lindström: Familienfest in Sommerby ミラ テレビ映画
2020 この茫漠たる荒野で
News of the World 		ジョハンナ・リオンバーガー

テレビシリーズ[編集]

年 作品 役名 備考
2016-2017 Die Spezialisten – Im Namen der Opfer」 アンジャ・ロスマン 第1シーズン第7話「Flowerpower」
リリー・ワイアー 第2シーズン第11話「Sommermärchen」

受賞とノミネート[編集]

年 映画祭・賞 部門 作品 結果
2019 Internationales Filmfest Emden-Norderney クリエイティブ・エナジー賞 (演技部門)[10] システム・クラッシャー 家に帰りたい（ドイツ語版） 受賞
2019 サンティアゴ国際映画祭（英語版） 女優賞[11] システム・クラッシャー 家に帰りたい 受賞
2019 ヨーロッパ映画賞 女優賞[12] システム・クラッシャー 家に帰りたい ノミネート
2020 パームスプリングス国際映画祭 女優賞[13] システム・クラッシャー 家に帰りたい 受賞
2020 ドイツ映画賞 主演女優賞[14] システム・クラッシャー 家に帰りたい 受賞
2021（英語版） サテライト賞 映画助演女優賞（英語版）[15] この茫漠たる荒野で ノミネート
2021 ゴールデングローブ賞 映画助演女優賞[16] この茫漠たる荒野で ノミネート
2021（英語版） 全米映画俳優組合賞 助演女優賞[17] この茫漠たる荒野で ノミネート
2021（英語版） 放送映画批評家協会賞 若手俳優賞（英語版）[18] この茫漠たる荒野で ノミネート

参考文献[編集]

  1. ^ “Helena Zengel”. bahl-for-actors.com (2015年1月2日). 2020年5月5日閲覧。
  2. ^ “CAST – Die Tochter”. dietochter-film.de. 2020年5月5日閲覧。
  3. ^ “"Die Tochter" von Mascha Schilinski”. berliner-filmfestivals.de. 2020年5月5日閲覧。
  4. ^ Karim Mahmoud (2019年2月9日). “10-jährige Helena Zengel : Das ist der Spatz vom Festival-Platz”. berliner-kurier.de. 2020年5月5日閲覧。
  5. ^ “Preisträger*innen 2020”. deutscher-filmpreis.de. 2020年5月5日閲覧。
  6. ^ Justin Kroll (2019年8月26日). “Helena Zengel to star opposite Tom Hanks in 'News of the World'”. variety.com. 2020年5月5日閲覧。
  7. ^ Anthony D'Alessandro (2019年8月26日). “Helena Zengel To Star Opposite Tom Hanks In Universal's 'News Of The World'”. deadline.com. 2020年5月5日閲覧。
  8. ^ “Nominations for the 78th Golden Globe Awards (2021) Announced” (英語). www.goldenglobes.com. 2021年2月23日閲覧。
  9. ^ “The 27th Annual Screen Actors Guild Awards | Screen Actors Guild Awards” (英語). www.sagawards.org. 2021年2月23日閲覧。
  10. ^ “Previous award winners”. Filmfest Emden. 2020年5月5日閲覧。
  11. ^ Anna Marie de la Fuente (2019年8月25日). “'Amanda' Wins Best International Film at 15th Sanfic”. Variety. 2020年5月5日閲覧。
  12. ^ “European Actress: Nominations”. European Film Award. 2020年5月5日閲覧。
  13. ^ Bruce Haring (2020年1月12日). “Palm Springs Film Festival Sets Audience Awards”. Deadline.com. 2020年5月5日閲覧。
  14. ^ “'Systemsprenger' picks up 8 German Film Awards”. DW.com (2020年4月25日). 2020年5月5日閲覧。
  15. ^ “2020 Nominees”. International Press Academy. 2021年3月5日閲覧。
  16. ^ “Nominations for the 78th Golden Globe Awards (2021) Announced”. Golden Globes. 2021年3月5日閲覧。
  17. ^ “The 27th Annual Screen Actors Guild Awards”. Screen Actors Guild Awards. 2021年3月5日閲覧。
  18. ^ “Film nominees for the 26th annual Critics Choice Awards have been announced”. Critics Choice Association (2021年2月8日). 2021年2月8日閲覧。

外部リンク[編集]

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