フライ・トルメンタ

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フライ・トルメンタ
プロフィール
リングネーム フライ・トルメンタ
本名 セルヒオ・グティエレス・ベニテス
ニックネーム 暴風神父
身長 170cm
体重 100kg
誕生日 (1945-02-05) 1945年2月5日(79歳)
出身地 メキシコの旗 メキシコ
デビュー 1978年
引退 2011年7月3日
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フライ・トルメンタFray Tormenta1945年2月5日 - )は、メキシコ出身のカトリック神父覆面レスラー。本名はセルヒオ・グティエレス・ベニテスSergio Gutiérrez Benítez)。

来歴[編集]

1945年2月5日、サン・アグスティン・メッツキティトラン英語版(イダルゴ州) 生まれ。少年時代は貧しい家庭で育った反動から非行に走っていたが、22歳の時に司祭になることを望み神学校に入学する。哲学と神学を学ぶためにスペインとイタリアに留学する。1970年に帰国し、メキシコのローマ・カトリック大学で哲学と歴史を教える。1973年、司祭に叙階され教区司祭となる。その後、孤児院を設立。1978年に孤児院の経済的な問題のためにプロレスの道を歩む様になる[1]

孤児院を経営する神父兼プロレスラーの映画「エル・セニョール・トルメンタ」(1962年)、「トルメンタ・エン・エル・リング」(1965年)から、自身にフライ・トルメンタというリングネームを付けた。

孤児院からは教師や公務員、弁護士といった人材が巣立っている[2]また孤児院内にはプロレスリングも設けられており、ここから実際にプロレスラーとなった人物もいた。

2011年にプロレスラーを引退後は、この孤児院出身者のマリオという男性がフライ・トルメンタ・ジュニアを襲名している。この男性はレスラーの傍ら、弁護士も務めている[3]

その逸話は、中学校2年生の英語の教科書『Sunshine English Course 2』(開隆堂出版)の第9章に掲載された。

2011年7月3日、レスリング選手を引退[1]。同月に1試合限定でIWRGに出場した。

脚注[編集]

  1. ^ a b Fray Tormenta”. BIOGRAFÍAS.es. 2023年6月7日閲覧。
  2. ^ I didn't want glory. I wanted money”. The Guardian (2006年8月4日). 2023年6月7日閲覧。
  3. ^ 『奇跡体験!アンビリバボー』2001年12月13日放送分。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]