フェイズIV 戦慄!昆虫パニック

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フェイズIV 戦慄!昆虫パニック
Phase IV
監督 ソール・バス
脚本 メイヨ・サイモン英語版
製作 ポール・B・ラディン
出演者 マイケル・マーフィー
ナイジェル・ダヴェンポート
リン・フレデリック
音楽 ブライアン・ガスコーン
撮影 ディック・ブッシュ英語版
編集 ウィリー・ケンプレン
製作会社 アルセッド・プロダクションズ
パラマウント映画
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1974年9月
上映時間 93分
84分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』(フェイズフォーせんりつこんちゅうパニック、Phase IV)は1974年アメリカ合衆国SF映画グラフィックデザイナーであるソール・バスが監督した唯一の長編映画である。出演はマイケル・マーフィーナイジェル・ダヴェンポートなど。

日本では劇場未公開だが、ビデオが発売された他、テレビで放送された。その際のタイトルには『戦慄!昆虫パニック/砂漠の殺人生物大襲来』『昆虫パニック』『SF超頭脳アリの王国・砂漠の殺人生物』がある[1]。また、DVDが2014年6月25日に発売されている[2]

SF作家バリイ・N・マルツバーグが本作のノベライズを執筆している。

ストーリー[編集]

近未来、アリたちは知性を持ったことがきっかけで、種族間の戦闘を廃する。これにより天敵となる動物がいないくなり、自然界のバランスが崩壊する。 ある日、エルドリッジという一家が蟻に襲われる。唯一の生き残りであるケンドラが生物学者のハブスとその助手・レスコがいるドーム型の研究施設に運び込まれる。 その後、蟻は殺虫剤で殺されるが、すぐに耐性を持った個体が生まれる。次いで蟻たちは施設を覆い、施設内の熱の行き場を奪う。 蟻側の求めに応じ、ケンドラが施設の外を出て、女王蟻のいる蟻塚へ行く。ハブスは女王蟻を倒すべく蟻塚へ向かうが、道中穴に落ちて、蟻たちに襲われる。一人残されたレスコは施設を出、蟻塚にいたケンドラを見つける。

登場人物[編集]

ジェームズ・R・レスコ
演 - マイケル・マーフィー
暗号に詳しい生物学の専門家。サンディエゴ海軍海底センター所属。
アーネスト・D・ハッブス博士
演 - ナイジェル・ダヴェンポート
英国人生物学者。アリの生態の異常に最初に気付き、レスコを助手に選ぶ。
ケンドラ・エルドリッジ
演 - リン・フレデリック
アリの襲撃から奇跡的に助かった少女。
エルドリッジ氏
演 - アラン・ギフォード英語版
ケンドラの祖父。
クリート
演 - ロバート・ヘンダーソン英語版
エルドリッジ家の農場で働く男。
ミルドレッド・エルドリッジ
演 - ヘレン・ホートン
ケンドラの祖母。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
東京12ch[注 1]
ジェームズ・R・レスコ マイケル・マーフィー 堀勝之祐
アーネスト・D・ハッブス博士 ナイジェル・ダヴェンポート 木村幌
ケンドラ・エルドリッジ リン・フレデリック 岡本茉莉
エルドリッジ氏 アラン・ギフォード英語版 宮内幸平
ミルドレッド・エルドリッジ ヘレン・ホートン 鈴木れい子
クリート ロバート・ヘンダーソン英語版 峰恵研
ラジオの声 デビッド・ヘーリー英語版 村山明
演出 伊達渉
翻訳 岩本令
効果 遠藤堯雄/重秀彦
調整 相原正之
制作 東北新社
初回放送 1978年2月21日
『火曜名画劇場』
21:00-22:24

作品の評価[編集]

Rotten Tomatoesによれば、18件の評論のうち高評価は50%にあたる9件で、平均点は10点満点中5.71点となっている[4]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2021年6月2日発売の『吹替シネマ2021 HDリマスター版BD』に収録[3]

出典[編集]

外部リンク[編集]