ピエール・フルニエ

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ピエール・フルニエ

ピエール・フルニエ(Pierre Fournier ,1906年6月24日 - 1986年1月8日)はフランスチェロ奏者。気品のある容貌と格調の高い表現、優雅で洗練された演奏で「チェロの貴公子」と呼ばれた。独奏者として優れていただけでなく、世界的な名手たちとの室内楽を多く手がけた。親日家としても知られる。


略歴[編集]

録音[編集]

1940年代後半からHMVにアルトゥール・シュナーベルとのベートーベンチェロソナタ第3番やドヴォルザークチェロ協奏曲セルジュ・チェリビダッケ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1945年ラファエル・クーベリック指揮フィルハーモニア管弦楽団 1948年)などを録音。LP以降は、ドヴォルザークのチェロ協奏曲の再録音(ジョージ・セル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1962年)、エルガーのチェロ協奏曲(アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1966年)、ヴィルヘルム・バックハウスとのブラームスのチェロソナタなどがある。特にジョージ・セルと共演したドヴォルザークのチェロ協奏曲は、緊張感あふれながらも品のよさと格調の高さで名盤の誉れが高い。1960年代からはドイツ・グラモフォンレーベルからバッハ無伴奏チェロ組曲ヘンリク・シェリング、ヴィルヘルム・ケンプとのベートーベンのピアノ三重奏曲全集、フリードリヒ・グルダ及びヴィルヘルム・ケンプとの同チェロソナタ集など、多くの名盤がある。来日公演のライヴ盤も発売されている。

献呈曲など[編集]

同時代の作曲家たちからは、フランシス・プーランクのチェロソナタ、ボフスラフ・マルティヌーのチェロ協奏曲、フランク・マルタンのチェロ協奏曲などがフルニエに献呈されている。とくにマルティヌーのチェロ作品については、その多くをフルニエが初演している。

日本人の弟子[編集]

フルニエに教えを受けた日本人チェリストに、藤原真理上村昇堀了介、山崎伸子がいる。