ヒカリモ

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ヒカリモ
Ochromonas vischeri.jpg
天然記念物・竹岡のヒカリモ生息地
分類
ドメ
イン
: 真核生物 Eukaryota
階級なし : ディアフォレティケス Diaphoretickes
階級なし : SARスーパーグループ Sar
階級なし : ストラメノパイル Stramenopiles
: 不等毛植物門 Heterokontophyta
: 黄金色藻綱 Chrysophyceae
: オクロモナス目 Ochromonadales
: オクロモナス科 Ochromonadaceae
: オクロモナス属 Ochromonas
: ヒカリモ O. vischeri
学名
Ochromonas vischeri
和名
ヒカリモ(光藻)

ヒカリモ(光藻、学名Ochromonas vischeri)は、日本各地の水のきれいな洞窟や、山陰などのに生息する藻類であり、暗所で光を反射させることで黄金色に光って見えることが和名の由来である。

特徴[編集]

普段は単細胞生物として、長短1本ずつ、計2本の鞭毛で移動する。周年で構成される生活環のうち、通常は4月から6月の浮遊期に、疎水性の柄の上に複数の層で構成される細胞塊を形成し、これが鏡のように入射光を反射させることで黄金色に光るように見え、その様子は「金粉をしきつめたよう」だとのこと。[1][2]光る仕組みについては、かつては葉緑体が光を反射させるとされたが、これは誤りである。しかし、詳しい仕組みについては十分に解明されていない。

一般には浮遊期は4月から6月であるが、日立市東滑川海浜緑地ヒカリモ群生地のように、年間を通して光って見える場所もある。

日立市が北限といわれていたが、近年福島県宮城県でも発生が確認されている[3]

分類[編集]

現在、分類は混乱しており、文献によりChromulina rosanoffiiChromulina vischeriとされることもあるが、本稿では神戸市環境保健研究所の研究[4]に従い、オクロモナス属(ハダカヒゲムシ属)としている。 産地によって種が異なっているかもしれない。

千葉県富津市竹岡の群生地は、日本で初めてヒカリモが発見された場所であり、「黄金井戸」の名前で、国の天然記念物に指定されている。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol2No2/TJB200302199900737.pdf
  2. ^ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsp/attachment/31_abstract.pdf
  3. ^ 横山亜紀子・横山潤『伊豆沼の底泥から発生したヒカリモ(黄金色藻綱)』伊豆沼・内沼研究報告 3号 25-30ページ(2009)
  4. ^ http://read.jst.go.jp/public/cs_kdi_019EventAction.do?action2=event&lang_act2=J&judge_act2=2&code_act2=9800003970

参考文献[編集]

  • 井上勲, 『藻類30億年の自然史』, 2006, 東海大学出版社