パーテルノステル

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パーテルノステルの仕組み
プラハにあるパーテルノステル

パーテルノステル (paternoster) は、循環式のエレベーターの一種である。乗用かご(1~2人用)が常に循環していて、乗り降り口とかごに扉はなく、自由に乗り降りする。安全上の理由から新規に設置されることはないため、老朽化などで使用停止になる一方であり、運用例は一方的な減少となっている。

歴史[編集]

1884年にダートフォードCyclic Elevatorとしてつくられた。paternosterという名前は、ラテン語主の祈りの冒頭2語"pater noster"(我らの父)からとっており、数珠に似ていることから名付けられた[1]。20世紀前半には、欧州大陸で人気だったが、その後安全上の問題から使用停止が多くなった。

日立製作所が「循環式マルチカーエレベーター」と称する、基本構造としては似ているが、各かごが個別に階に止まれるようにした現代的アレンジと言える方式の研究開発をしており、2006年3月などに発表している[2]

脚注[編集]

  1. ^ paternoster, n.”. Oxford University Press. dictionary.oed.com. 2010年3月8日閲覧。
  2. ^ エレベーターの輸送力を革新的に向上させる「循環式マルチカーエレベーター」の基本駆動技術を開発1/10サイズのプロトタイプを試作し動作原理を検証”. 日立製作所ニュースリリース. 2011年12月4日閲覧。

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