バニシング・ポイント 激走2000キロ
バニシング・ポイント 激走2000キロ | |
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Vanishing Point | |
監督 | チャールズ・R・カーナー |
脚本 | チャールズ・R・カーナー |
原案 | マルコム・ハート |
製作 | アラン・C・ブロムクイスト |
出演者 |
ヴィゴ・モーテンセン クリスティーン・エリス |
音楽 | ジェームズ・バーボート |
撮影 | デイン・オカダ |
編集 | マーク・レイフ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1997年1月7日 |
上映時間 | 91分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『バニシング・ポイント 激走2000キロ』(Vanishing Point)は、1997年アメリカのTVムービーである。1971年製作のアメリカ映画『バニシング・ポイント 』のリメイク作として、ストーリーや登場人物の設定を変え、FOXテレビ・ネットワークにおいて1月7日に放映の後、ビデオ化された。
概要
[編集]賭けのために目的地を目指す映画版の虚無的なストーリーに対して、TV映画として製作された本作は、瀕死の妻の元へ駆けつけるために、やむを得ず法を犯して追跡を振り切る男の物語として描かれた。主人公が往年のマッスルカーとして名高い白のヘミ・チャレンジャーで疾走し、横暴な公的権力に立ち向かうカーアクションである点や、雄大なアメリカの自然を背景に様々な人々と関わるロードムービーである等の設定は共通だが、映画版とは別個の作品として成立している。
ストーリー
[編集]陸軍特殊部隊の優秀なレンジャーだったジム(ジミー)・コワルスキーは、除隊後、カーレーサーとして活躍したが、愛するラフィニア(フィニー)との結婚を機に危険なレースから足を洗い、ビンテージ・カーを陸送する仕事に就いて、アイダホ州リドルで細々と生計を立てていた。フィニーの初産が近づいたある日、コワルスキーは、ニューメキシコ州アルバカーキからソルトレイクシティまで、白いボディーのヘミ・チャレンジャー[1]を陸送する仕事を引き受けた。フィニーが待つアイダホまでは2,000キロ、4日で戻れる予定だった。しかし、友人に電話をすると、フィニーが緊急入院し、お腹の子も危ないという。その日のうちに帰宅するために飛行場を目指したコワルスキーは、スピード違反で止められるが、横暴な白バイ隊員が勝手に罪を増やして逮捕しようとしたために、やむなく逃走してしまう。 パトカーの追跡を受けたコワルスキーは、飛行機を諦め、アイダホに戻るために、ヘミ・チャレンジャーを駆ってニューメキシコ州からアリゾナ州、ユタ州、更にコロラド州の荒野へと逃走を続けた。警察無線を傍受したラジオのディスクジョッキーが番組で応援したことから、コワルスキーの逃走は人々の注目と共感を集めて行く。 FBI捜査官タフトは、巧みな運転で追っ手を振り切るコワルスキーを凶悪犯と決め付け、射殺も辞さない強硬な態度で追跡を指揮した。コワルスキーは特殊部隊で鍛えた能力と、行く先々で出会った人々の協力によって、妻の待つアイダホへ、そして、生まれて来る我が子との未来に向けて、ヘミ・チャレンジャーを激走させた。
スタッフ
[編集]- 監督: チャールズ・R・カーナー
- 製作: アラン・C・ブロムクイスト
- 原案: マルコム・ハート
- 脚本: チャールズ・R・カーナー
- 撮影: デイン・オカダ
- 音楽: ジェームズ・バーボート
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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ジム(ジミー)・コワルスキー | ヴィゴ・モーテンセン | 山路和弘 |
ラフィニア(フィニー)・コワルスキー | クリスティーン・エリス | 林佳代子 |
プレストン巡査部長 | スティーヴ・レイルズバック | 宝亀克寿 |
ウォーレン・タフト | キース・デイヴィッド | 玄田哲章 |
DJ "ザ・ボイス" | ジェイソン・プリーストリー | 古澤徹 |
マイク・マス | ジーノ・シルヴァ | 小山武宏 |
バイク乗りの若い女 | ペータ・ウィルソン | 沢海陽子 |
ナズリン医師 | アリ・バラク | 津田英三 |
脚注
[編集]- ^ 1970年型のスポーツ走行が可能なアメリカ製大衆車ダッジ・チャレンジャーR/T)