ナイス・ガイズ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Nice Guys
アート・アンサンブル・オブ・シカゴスタジオ・アルバム
リリース
録音 1978年5月
 西ドイツ
ルートヴィヒスブルク
Tonstudio Bauer
ジャンル ジャズ
レーベル ECMレコード
プロデュース マンフレート・アイヒャー
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ アルバム 年表
Kabalaba
(1974)
Nice Guys
(1978)
Live in Berlin
(1978)
テンプレートを表示
専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
オールミュージック4.5/5stars[1]
Penguin Guide to Jazz (8th ed.)3/4stars[2]
The Rolling Stone Jazz Record Guide4/5stars[3]

ナイス・ガイズ』(Nice Guys) は、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ1979年に発売されたアルバムで、彼らにとってECMレコードから出た最初のアルバム。メンバーであるレスター・ボウイジョセフ・ジャーマン英語版ロスコー・ミッチェル英語版マラカイ・フェイヴァーズ英語版ドン・モイエ英語版による1978年の演奏を収録している[4][5]

評価[編集]

オールミュージック (Allmusic) のアル・キャンベル (Al Campbell)による評価は、星4½ とした上で、「『ナイス・ガイズ』はアート・アンサンブル・オブ・シカゴが、5年に及んだ空白期間を経て吹き込んだ、ECMレーベルからの最初のアルバムである。その5年間、彼らはヨーロッパをツアーし、作曲においても、即興演奏においても、また劇場的演出の面においてもジャズ的な基盤を広げ、その豊かな成果を捉えたのが『ナイス・ガイズ』であり ... このアルバムは、彼らが個々の作曲作品を全面的に展開し、驚くほど受け入れやすい前衛的集団表現に仕上げている。」と述べている[1]。『ダウン・ビート (Down Beat)』誌の評論家アル・レインジ (Art Lange) は、『ナイス・ガイズ』は、アート・アンサンブル・オブ・シカゴの最も優れたアルバムではないとした上で、「おそらく彼らの作品の中でも最も代表的といえる、多様な表現を見せるショーケースであり、彼らの良いところの大部分が盛り込まれている」と述べた[6]。『The Penguin Guide to Jazz』は、満点が星4つのところで、星3つを付けており、「音楽の大部分は、定型的に感じられ、即興性は限定的である」と述べている[2]

トラック[編集]

  1. "Ja" (Bowie) – 8:43
  2. "Nice Guys" (Mitchell) – 1:45
  3. "Folkus" (Moye) – 11:03
  4. "597–59" (Jarman) – 6:46
  5. "CYP" (Mitchell) – 4:53
  6. "Dreaming of the Master" (Jarman) – 11:40

パーソネル[編集]

脚R[編集]

  1. ^ a b Campbell, A. Allmusic Review accessed July 27, 2011.
  2. ^ a b Cook, Richard; Brian Morton (2006) [1992]. The Penguin Guide to Jazz Recordings. The Penguin Guide to Jazz (8th ed.). London: Penguin. pp. 54. ISBN 978-0-141-02327-4 
  3. ^ Swenson, J. (Editor) (1985). The Rolling Stone Jazz Record Guide. USA: Random House/Rolling Stone. pp. 14. ISBN 0-394-72643-X 
  4. ^ ECM Catalogue
  5. ^ ECM Records Catalog: 1100 series jazzdisco.org. 2023年1月8日閲覧。
  6. ^ Lange, Art (1994), Wynn, Ron, ed., All Music Guide to Jazz, San Francisco: Miller Freeman, p. 48, ISBN 0-87930-308-5