トリミング (写真)

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トリミングとは、暗室やコンピュータ上での写真画像処理において、画面の一部だけを切り出す加工を指す。 ただし、英語では暗室でプリントするときに一部を切り取るのは cropping と言い、仕上った写真をはさみなどで切って加工するのを trimming と言う。

写真の外形を変えたり、広い意味では印画紙の一部だけにプリントして他を余白にするのもトリミングに含まれる。

トリミングへの賛否[編集]

写真家や写真愛好家の間ではトリミングを行う是非についてよく意見が割れる。

避けるべきという立場からは、「撮った瞬間のインスピレーションを殺すことになる」、「ネガを通常より大きく拡大するため画質が悪くなる」といった理由が挙げられる。一切やるべきではないという主義[1]をとる場合、暗室でプリントする際にネガのコマより外まで含めることで縁付けし、トリミングを行っていないことを作品上で明示する場合もある。

自由にやってよいという立場からは「表現に最適な枠を決めるのはカメラではなく被写体そのもの」、「創造の機会が増えて新たな発見につながる」、「整頓する」という言葉の意味通り、「整えることで見栄えが向上したり、撮影意図をより明確にできる」といった理由が挙げられる。

トリミングの影響[編集]

トリミングを行うと画角が小さくなる。これは、撮影時により焦点距離の長いレンズを使った場合と同じ効果を生むため、パースペクティブ(遠近感)が弱くなる。また、アスペクト比が変わることによる効果が生じる。

トリミングを扱った作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 動画におけるノーカットと同じ考え。

関連項目[編集]