トリビュート・トゥ・デューク・エリントン

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トリビュート・トゥ・デューク・エリントン
秋吉敏子ジャズ・オーケストラスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク
Clinton Recording Studios
1999年10月3日/4日
ジャンル ジャズフュージョン[1]
時間
レーベル BMG
日本の旗 Novus-J[1]
プロデュース 秋吉敏子, Exec. Producer: Ikuyoshi Hirakawa
秋吉敏子ジャズ・オーケストラ アルバム 年表
Monopoly Game (1998)Tribute to Duke Ellington (1999)Hiroshima - Rising from the Abyss (2001)
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トリビュート・トゥ・デューク・エリントン』 (Tribute to Duke Ellington) は、1999年ニューヨークで録音された秋吉敏子ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキンの7枚目のビッグバンド・ジャズのアルバム。デューク・エリントンの生誕百周年に発表された[2]

冒頭の3つのトラックに置かれた、「組曲 トリビュート・トゥ・デューク・エリントン」(Tribute To Duke Ellington Suite) は、モントレー・ジャズ・フェスティバルの委嘱を受けて、秋吉が作曲したものである。

後半は、エリントン楽団の楽曲が収録されているが、秋吉敏子ジャズ・オーケストラが秋吉作品以外を収録するのは初めてであった[2]

トラックリスト[編集]

全曲とも、編曲は秋吉敏子

  1. セレブレーション・オブ・デュークス・バース (Celebration of Duke's Birth)(秋吉敏子) – 9:43
  2. ユーロジー (Eulogy)(秋吉敏子) – 10:56
  3. デューク・フォー・ジ・エイジズ (Duke for the Ages)(秋吉敏子) –10:25
  4. プレリュード・トゥ・ア・キス (Prelude to a Kiss)(デューク・エリントンアーヴィング・ミルズ英語版アーヴィング・ゴードン英語版) – 10:47
  5. デイ・ドリーム (Day Dream)(デューク・エリントン、ジョン・ラトゥーシュ英語版ビリー・ストレイホーン)– 6:26
  6. 歌を忘れて (I Let a Song Go Out of My Heart)(デューク・エリントン、ヘンリー・ネモ英語版ジョン・レドモンド英語版、アーヴィング・ミルズ) – 6:31

パーソネル[編集]

  • 秋吉敏子 – ピアノ
  • ルー・タバキン – テナー・サクソフォーン、フルート
  • トム・クリステンセン (Tom Christensen) – テナー・サクソフォーン、クラリネット
  • デイヴ・ピエトロ英語版 – アルト・サクソフォーン、フルート
  • ジム・スナイデロ – アルト・サクソフォーン、フルート、クラリネット
  • スコット・ロビンソン英語版 – バリトン・サクソフォーン、アルト・フルート、バス・クラリネット
  • ジョン・エッカート英語版 – トランペット
  • アンディ・グラヴィッシュ (Andy Gravish) – トランペット
  • マイケル・ポネラ (Michael Ponella) – トランペット
  • ブライアン・リンチ英語版 – トランペット(「プレリュード・トゥ・ア・キス」を除く)
  • ジョー・マグナレリ英語版 – トランペット(「プレリュード・トゥ・ア・キス」)
  • スコット・ホイットフィールド (Scott Whitfield) – トロンボーン
  • パット・ハララン (Pat Hallaran) – トロンボーン
  • スティーヴ・アーマー (Steve Armour) – トロンボーン
  • ティム・ニューマン (Tim Newman) – バス・トロンボーン
  • フィリッペ・アーツ英語版 – ベース
  • アンディ・ワトソン (Andy Watson) – ドラムス

ゲスト:

  • イツロ・タジマ (Itsuro Tajima) – 和太鼓
  • ヒロ・ササキ (Hiro Sasaki) – 羯鼓

脚注[編集]

  1. ^ a b 秋吉敏子 / トリビュート・トゥ・デューク・エリントン”. CDジャーナル/音楽出版社. 2019年1月1日閲覧。
  2. ^ a b 恩人エリントンにささぐ ジャズ・ピアニストの秋吉敏子が来月トリビュート盤 : p. 7. (1999年10月25日). "このほか「プレリュード・トゥ・ア・キス」など三曲のエリントン楽団の曲も収録。秋吉敏子ジャズ・オーケストラがオリジナル以外の曲を吹き込むのは初めてだ。... オリジナルにこだわってきた秋吉が、新作でその封印を解いたのも、生誕百年を迎えた自分の恩人である巨匠への敬意と感謝の念からだった。「他人の曲を吹き込むのは、これが最後になるでしょうね」と言う。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧

外部リンク[編集]