トラ太郎

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トラたろう
トラ太郎
職業 漫画家
受賞 第9回マンガonウェブネーム大賞 大賞(「ヒューストン」)
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トラ太郎(トラたろう)は、日本漫画家[1]2017年、「ヒューストン」が「第9回マンガonウェブネーム大賞」大賞を受賞[2]。ブログや電子書籍サイトで『アンガーデッド』を発表し[3]、2021年から「IIV」(ドワンゴ)にて『クイーンシャムロック』を連載している[4]

来歴[編集]

『アンガーデッド』の制作[編集]

テレビで「日本人唯一の南アフリカ共和国政府公認の女性サファリガイド」を観たことをきっかけとして、「アフリカの密猟」を題材とした『アンガーデッド』の執筆を考える[5]。しかし当時の担当編集者からの「反応は芳しく」なかった[5]。諦めることができずにいたトラ太郎は、「原稿料をいただいている他作品の制作を行う合間に、コツコツと描いたものを電子書店で自己出版する」ことを決意[5]。同作はトラ太郎のブログや電子書籍サイトなどで不定期に連載を行われている[3]。Twitterにて「みんなにもっと知ってほしいアフリカの話」というコメントとともに同作を投稿し、読者から「密猟問題に対するさまざまなコメント」を集める[3]。完結までは構想されているが、原稿料がないために作業は少しずつ進められ、「作中のセリフのフォントや、電子単行本のブランクページ、デザイナーの方への表紙や奥付の依頼」もすべてトラ太郎が行っている[5]

育児漫画の発表[編集]

2021年5月、双子の姉妹を出産[1]。連載作品の執筆と同時に、気分転換のためにSNSで育児漫画を発表する[1]腱鞘炎を発症しつつも、手を休めずに漫画を制作している[1]

作品リスト[編集]

書籍[編集]

  • ヒューストン[2](ビーグリー、全2巻) - 単行本は電子書籍限定刊行。
  • アンガーデッド(ブログと電子書籍サイトで発表[3]、電書バト、既刊1巻) - 単行本は電子書籍限定刊行。
  • あめあめふれふれうそやんで(作画:ゆめき、「GIGAZINE」2020年4月3日[6] - 2021年5月21日[7]、OSA、全1巻) - 原作ネーム担当[6]、単行本は電子書籍限定刊行[8]
  • クイーンシャムロック(「IIV」2021年4月23日[4] - 、ドワンゴ、既刊1巻) - 単行本はKADOKAWAより刊行[9]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d ハイハイする赤ちゃんを呼び戻すために母が選んだ方法とは?忙しい双子育児の1シーンに共感しかない!”. Benesse (2021年10月1日). 2022年4月9日閲覧。
  2. ^ a b 「第9回ネーム大賞」最終審査結果決定!!! マンガonウェブ主催「第9回ネーム大賞」  マンガonウェブ 2017年12月15日
  3. ^ a b c d 【SDGs漫画】アフリカゾウ絶滅まであと一世代。密猟問題の怖すぎる現実を描いた漫画に考えさせられる 1”. KADOKAWA (2021年10月1日). 2022年4月9日閲覧。
  4. ^ a b クイーンシャムロック”. ドワンゴ. 2022年4月9日閲覧。
  5. ^ a b c d 【SDGs漫画】アフリカゾウ絶滅まであと一世代。密猟問題の怖すぎる現実を描いた漫画に考えさせられる 2”. KADOKAWA (2021年10月1日). 2022年4月9日閲覧。
  6. ^ a b 【無料マンガ】あめあめふれふれうそやんで 第1話「雨好き少女と雨男」”. OSA (2020年4月3日). 2022年4月9日閲覧。
  7. ^ 【無料マンガ】「あめあめふれふれうそやんで」第8話後編(最終回)「太陽」”. OSA (2021年5月21日). 2022年4月9日閲覧。
  8. ^ マンガ「あめあめふれふれうそやんで」単行本をリリースしました&表紙メイキングはこんな感じ”. OSA (2021年6月19日). 2022年4月9日閲覧。
  9. ^ “広告代理店の仕事とポーカー、どっちも真剣勝負!「クイーンシャムロック」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月25日). https://natalie.mu/comic/news/471089 2022年4月9日閲覧。 

外部リンク[編集]