デヴィッド・ホロウェイ
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デヴィッド・ホロウェイ(David J. Holloway、1943年 - )は、アイルランド出身、アメリカ合衆国在住の歴史学者・政治学者。スタンフォード大学歴史学科教授。専門は核政策をめぐる国際政治史、ソ連の安全保障政策。
略歴
[編集]アイルランド・ダブリン出身。1964年、ケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジ卒業(ロシア文学専攻)。1966年、マンチェスター大学大学院修了。ケンブリッジ大学から政治学博士の学位を取得。
マンチェスター大学研究員(1966年 - 1967年)、ランカスター大学助手(1967年 - 1969年)、エディンバラ大学の講師(1970年 - 1984年)・准教授(1984年 - 1986年)を経て、1986年からスタンフォード大学政治学部教授。1996年から歴史学部に移籍し、1997年よりレイモンド・スプルーアンス記念講座教授を務める。
1991年から1997年までスタンフォード大学国際安全保障・協力研究所長、1998年から2003年まで同大学フリーマン・スポグリ国際研究所長を兼任した。
ソ連による原爆開発過程を実証的に解明した著書『スターリンと原爆』で、1994年度Publisher's Weekly Best Books of the Year、アメリカ・スラヴ研究振興学会(AAASS)からShulman Prize、Vucinich Prizeなどを受賞した。
著書
[編集]単著
[編集]- The Soviet Union and the Arms Race, (Yale University Press, 1983, 2nd. ed., 1984).
- Stalin and the Bomb: the Soviet Union and Atomic Energy, 1939-1956, (Yale University Press, 1994).
- 川上洸・松本幸重訳『スターリンと原爆(上・下)』(大月書店, 1997年)
共編著
[編集]- The Warsaw Pact: Alliance in Transition, co-edited with Jane M.O. Sharp, (Macmillan, 1984).
- Reexamining the Soviet Experience: Essays in Honor of Alexander Dallin, co-edited with Norman Naimark, (Westview Press, 1996).