デトロイト交響楽団
![]() |
デトロイト交響楽団 Detroit Symphony Orchestra | |
---|---|
![]() 本拠地のオーケストラ・ホール (マックス・F・フィッシャー・ミュージック・センター) | |
基本情報 | |
出身地 |
![]() |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1914年 - |
公式サイト | www.detroitsymphony.com |
メンバー |
音楽監督 ヤデル・ビニャミーニ 名誉音楽監督 ネーメ・ヤルヴィ |
デトロイト交響楽団(デトロイトこうきょうがくだん、英語: Detroit Symphony Orchestra、略称 DSO)は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトを本拠とするオーケストラ。現在の音楽監督は、ヤデル・ビニャミーニ。
概要[編集]
デトロイト交響楽団は、1914年に設立された。1922年2月10日に、ピアニストのアルトゥール・シュナーベルを迎えて、世界で最初にラジオ放送を行なった。その後もフォード社やジェネラル・モーターズ社の提供によって、アメリカ国内でラジオ放送を続けている。演奏会は、例年45万人の集客力を誇り、1926年からは、児童のための教育的な無料演奏会も行なっている。2005年度中に、楽団の敷地に芸術高等学校が開設される予定である。第2代の首席指揮者オシップ・ガブリーロヴィチは、就任時の交換条件として、演奏会場の新設を要求し、このためオーケストラ・ホールが設立された。ビクター、ロンドン、デッカ、マーキュリー、RCA、シャンドスなどのレーベルや自主レーベルに、数多くの録音を残している。
ポール・パレーが音楽監督を務めた時代に飛躍的な発展を遂げ、アメリカ十大オーケストラのひとつに数えられるまでに躍進した。パレーとデトロイト交響楽団はマーキュリー・レコードにサン・サーンスの交響曲第3番を始めとする大量の録音を行い、その名声を全世界に轟かせた。パレー退任後には楽団の財政状況の悪化と相まってしばらく低迷期が続いたが、アンタル・ドラティの音楽監督就任によって再び黄金時代を迎えた。ドラティ指揮の《春の祭典》のCDは、グランプリ・デュ・ディスク大賞に輝いた最初のCDである。
歴代音楽監督・首席指揮者[編集]
- ウェストン・ゲイルズ(1914 - 1917)
- オシップ・ガヴリロヴィチ(1918 - 1936)
- フランコ・ギオーネ(1936 - 1940)
- ヴィクター・コラー(1940 - 1942)
- カール・クリューガー(1944 - 1949)
- ポール・パレー(1951 - 1962)
- シクステン・エールリンク(1963 - 1973)
- アルド・チェッカート(1973 - 1977)
- アンタル・ドラティ(1977 - 1981)
- ギュンター・ヘルビヒ(1984 - 1990)
- ネーメ・ヤルヴィ(1990 - 2005)
- この時代、首席客演指揮者はイツァーク・パールマンが務めており、常任作曲家にマイケル・ドアティが選ばれている。
- レナード・スラットキン(2008 - 2018)
- ヤデル・ビニャミーニ(2020 - )
- 首席客演指揮者・芸術顧問 ピーター・ウンジャン(2006 - 2008)
脚注[編集]
注釈・出典[編集]
外部リンク[編集]
- DSO - 公式サイト