チョビ

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チョビとは、佐々木倫子作の漫画動物のお医者さん』に登場する、主人公・西根公輝(通称ハムテル)が飼っているシベリアン・ハスキーのメス犬。連載当時の日本のハスキーブームの立役者。

シベリアン・ハスキーだが血統書はない(作中の母犬は迷い犬で、後述の漆原教授の友人の床下でチョビたち子犬を出産。だが衰弱し他の子犬とともに死亡。高価な舶来の首輪をしていたので母犬は富裕な家で飼われていた純血種ではないかと推測される)。名付け親は高校生時代からのハムテルの友人二階堂昭夫札幌市在住で、同じ家に「ミケ」というも飼われている。また、とある乗馬倶楽部に別荘(ハムテルがその乗馬クラブでバイトしている間だけ利用する犬小屋)を持っている。

子犬時代は漆原教授に育てられる。その後、飼い主を募集した際には、他の犬のもらい手が決まっても売れ残ってしまったというエピソードもある。

ある日、チョビは獣医学部の解剖実習中に逃げ出してしまい、騒乱の中でたまたまいた当時高校生のハムテルに懐いたため、漆原教授は彼にチョビを押し付けた上に、「獣医になる!」と宣言し、結果的にハムテルが獣医学部に進むきっかけまでつくってしまった。

般若顔”の持ち主だが、性格は忠実かつとても温厚で、ウシ後産を狙って現れたキツネに威嚇をしたことはあるが基本的に怒ることがなく、本気で喧嘩をしたことはない。しかし飼い主のハムテルが他のイヌに噛みつかれた際は、青筋を立ててそのイヌに飛び掛かった。 すこし恐がりでニワトリ、暑さが苦手。また、山中で迷子になった時のトラウマとそれに似た音におびえるようになった。 好きな遊びはプロレスごっこ、サンダルの三枚おろし、水遊び。とくに水遊びは、するとヘンな顔になるほど好きだが、ハムテルがおぼれたふりをして試した際に、海は苦手であることが判明している。

犬ぞりチームに所属し、物干し竿を飛び越せる脚力の持ち主でもあるが、西根家の裏口は、あるトラウマがあって越えられない。

山中で迷子になった際に、引っかかった巨大な木の根を延々とひきずりながら、ハムテルの家へ帰って来たこともある(ドラマ版では最終話Aパート)。

H大学受験日、ハムテルに連れられて大学構内を歩いていたら、シベリアン・ハスキー犬を知らない受験生から「あオオカミだ。コワーイ。」と言われる場面がある(単行本第11巻126ページ参照)。

その他[編集]

  • 連載当初、シベリアンハスキーという犬種はマイナーであり、資料も少なかったため、シェパードの写真を資料にしてハスキーの模様を描き込んだということもあったと作者がコメントしている。
  • 正式な商品化はされていないが、便乗で商品化されたと思われるシベリアンハスキーのぬいぐるみ「ちゅきちゅきハスキー」のメーカーバンダイは、花とゆめ誌上限定でチョビのぬいぐるみを販売したことがある。
  • 正式な商品は存在しない代わりにシベリアンハスキーのぬいぐるみやグッズは大量に商品化されたが、後にチョコエッグ(厳密にはチョコQ=アニマテイルズ)の動物フィギュアで有名になる海洋堂からは松村しのぶ原型のハスキー犬の子犬のリアルなフィギュア(レジン製、未塗装)を商品化していた(イベント『ワンダーフェスティバル』先行発売)。
  • シベリアンハスキーブーム時に、チョビと名づけられたハスキー犬は多く、中には「動物のお医者さん」を知らないでブームでハスキーを飼った挙句、傍からチョビ呼ばわりされるケースもあった。
  • シベリアンハスキーもブームが過ぎる頃には飼い犬としては賢くない(狼の本能が残っているため、頭が悪いわけではなく、単に要領が悪い)ことが顕著になり、「動物のお医者さん」でそれを盛りこんだエピソード(該当話のチョビを含む全てのハスキーにドブ落ち経験あり)も描かれた。このコミカルに描かれた部分がひとり歩きして、「ハスキーは頭が悪い」というと言われることが多いが、元来厳しい環境で人間にそり犬として飼われて淘汰された犬種であるので、聞き分けが良く協調性が高い個体が多い[1]

脚注[編集]

  1. ^ 自分に合った犬種を選ぶ 壱岐動物病院 2017年4月6日閲覧