動物のお医者さん

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動物のお医者さん
ジャンル 動物漫画
漫画
作者 佐々木倫子
出版社 日本の旗白泉社
掲載誌 花とゆめ
レーベル 花とゆめコミックス
白泉社文庫
発表期間 花とゆめ 1988年No.1 - 1993年No.24
巻数 全12巻(花とゆめコミックス)
全8巻(白泉社文庫)
全6巻(愛蔵版)
テンプレート - ノート

動物のお医者さん』(どうぶつのおいしゃさん)は、佐々木倫子による日本少女漫画1987年から1993年にかけて白泉社花とゆめ』に連載。全119話。単行本は、花とゆめCOMICSで全12巻、白泉社文庫版では全8巻、愛蔵版が全6巻。2020年5月時点で、累計発行部数は2160万部を突破している[1]。2003年にはテレビドラマ化された。

札幌市にある「H大学獣医学部」を舞台に、獣医師を目指す学生の日常をコメディタッチで描いている。

作品概要[編集]

  • 基本的に一話完結型。ただし、作中での時間経過は連載中の実時間と一致しており、物語の導入部終了後、主人公ハムテルの獣医学部3年から6年までと、大学院博士課程2年目までの6年間が描かれる。
  • 主人公の飼いであるシベリアン・ハスキーの“チョビ”はシベリアン・ハスキーブームを巻き起こし、同時にH大のモデルである北海道大学獣医学部の志望者数が跳ね上がるなど、社会現象も巻き起こした[2]
  • 登場する動物は一貫して写実的に描かれている。一方で、動物のセリフとしてふきだしなしの文章が明朝体レタリングをされてコマ内に書かれ、同種の動物間(場合によっては異種間も)では言語で意思疎通しているような演出がされており、ドラマ版でも反映されている。ただし、人間は動物のセリフの内容を理解しておらず、動物の態度から内容を推測しているにすぎず、「動物の話がわかるようになる」という伝承のあるソロモンの指輪が現実にあったとしても「動物の考えはわかりたくないから要らない」という描写もされている。

登場人物・動物[編集]

西根家[編集]

西根 公輝(にしね まさき) / ハムテル / キミテル
演 - 吉沢悠
主人公。H大学獣医学部の大学生→大学院生。獣医師国家試験合格と獣医学部卒業後は大学院獣医学研究科博士課程家畜病院所属。友人からは名前の「公輝」を分解した「ハムテル」、祖母からは「キミテル」など、みんなの呼びたいように呼ばれているため、ドラマ版を含めて両親[3]、菅原教授、亀松教授ぐらいしか彼の本名を口にしない。
高校時代、同級生の二階堂と共に、帰宅の近道であるH大獣医学部の解剖実習室横を通り抜けようとした時、供養塔の墓石の影に居たハスキー犬の子犬チョビと、漆原教授に出会ったことで獣医の道に進む事になる。チョビを探して現れた漆原教授に「いい飼い主」になれる素質を見抜かれ、「キミは将来、獣医になる!」と宣言され、チョビの飼い主を押し付けられた。その気は無かったものの、後の通院経験[4]から「獣医になれば飼っている動物たちの治療費が浮く」と手近なH大学獣医学部病院学講座を進路に選んだ。
沈着冷静な青年で、基本的に無表情でマイペース。初対面の漆原教授から「高校生にしてはじいさんぽい落ち着き」と評され、時には祖母や友人から「根暗」と言われるほど。よく青筋を立てて怒る感情的な二階堂とも対照的で、劇中にハムテルが青筋を立てて怒った描写は一度もない。
その一方で、漆原教授との勝負に多少熱くなったり、祖母や菅原教授相手にいたずらじみたことをする、お茶目な面もある。動物には少年の頃から優しく接し、変わり者や凶暴なキャラクターを除けば動物からも好かれやすいが、チョビに礼儀作法を教育するなどしつけにもぬかりがない。
冷静さ[5]に加えて、なにごともそつなくこなし、試験で赤点を取ったこともない[6]ため、周囲からの信頼もあついが、頼みごとなどを原因に、いつの間にかトラブルに巻き込まれていることもしばしば。本人曰く「温室育ち」の世間知らずで、アルバイト経験もないが、清原に頼まれて犬の散歩のバイトを代行したり、夏休みには二階堂といっしょに馬舎のバイトを経験している。
大正時代からある大きな屋敷[7]に祖母と二人暮らしだが、見栄に無頓着な性格なので必要な生活空間しか手入れしていない[8]。両親は長いこと不在で、親友の二階堂ですら大学3年まで「不慮の事故か病気で両親は他界している」と勘違いしていた。本人曰く「聞かれなかったので言わなかっただけ」で、実際は両親ともにドイツの楽団に在籍している。一人っ子で父とは顔も性格も似ているが、母とはハムテル自身も「本当に親子なのか?」と思うほど顔も性格も似ていない。親子仲は特にわだかまりも無く、稀に帰国した際は家族総出でマージャン卓を囲み、勝敗に屋根の雪おろし担当を賭けるのが恒例行事になっている。演奏家の両親の影響かハムテルもピアノを弾けるが、音感は皆無に等しく、「破れ鐘を叩くような音」が出るほど調律の狂ったピアノを弾いても気が付かない。
犬ぞりレース愛好家のブッチャーに若さを見込まれ、マッシャー(そりの操縦者)となり、3回目の大会では見事に優勝を果たした。
物語終盤では博士課程に進み、動物病院へ修行に出て、将来的には二階堂と共に開業したいと考えている。
西根 タカ(にしね タカ)
演 - 岸田今日子(少女時代:吉野きみか
ハムテルの祖母。ハムテルからは「おばあさん」と呼ばれている。原作では、常に着物姿で登場する。
上品ではあるものの気性が荒くて押しが強く、根に持つ割には都合の悪いことをすぐ忘れるタイプ。我がままで怒りっぽいトラブルメーカーだが、楽天家でどこか憎めない祖母に、ハムテルは大概うまく押し切られて逆らえない。
立場上は飼い主であるミケはおろか、自分で預かってきた動物の世話もハムテルに押し付け、口だけ出すという気楽な立場を貫いている。ハムテルが獣医学部に進んだと近所に吹聴したため、住民が比較的軽い容態(下痢や無気力)の患畜を動物病院ではなく西根家へ連れて来るようになってしまった。重症の動物を持ち込まれたら対処しきれないというハムテルの不安が的中し、卵詰まりで瀕死の文鳥を持ち込まれた時には流石にタカも後悔しかけたが、祖父が小鳥を多数飼育していた経験と咄嗟の機転で、有り合わせのサラダ油[9]により卵詰まりの処置に成功してしまい、お気楽な考えが改まることは無かった。
少女時代から現在の屋敷で暮らしていて、孫のハムテルが同じ姓なので、娘の絹代と少なくとも2代続けて入婿を迎えているそれなりに名家で裕福な育ちらしい。女学校にも通っており学もある。夫の描写が全くないため、他界したか別れたかは不明である。文化的な芸事を通じての交友が広い。趣味は園芸。
チョビ
- 柊瑠美
ハムテルの飼い犬で、シベリアン・ハスキーのメス。連載当時の日本では珍しい犬種で、ペット雑誌でハスキー犬の価格を見た二階堂は「あの先生がシベリアン・ハスキーみたいな高価な犬をタダでくれるか?」と犬種を疑っていた[10]
ハムテルにはとても忠実で、彼のことをとても慕っている。ハムテルが子供の命名の本まで読んで名前を考えている間に、祖母や二階堂が好き勝手な名前で呼び続け、二階堂が動物相手に乱用する「チョビ」という呼びかけを自分の名前と思い込んだため、そのまま定着してしまった。
ご機嫌なときの笑顔ですら般若と形容されるほどの強面で、単行本での紹介文はそれを逆手に取った「笑顔が可愛いシベリアン・ハスキー」。初対面の相手にはよく怖がられ、飼い始めたころのハムテルも「笑わないように」と注意するほどだった。その一方で、菱沼から「箱入りハスキー犬だものね」と言われるほど、温厚かつ従順で、賢く聞き分けの良い、受動的な性格の持ち主。一人称は「ワタシ」。興味のあることに対しては「あそぼ?」「あそんでるの?」、不快な状況に対しては「ひー」「やーん」などの意志を表す描き文字が出る。
動物とのコミュニケーションは先輩猫であるミケから教え込まれ、命の恩人でもある彼女には、大きく成長したあとも頭があがらない。人間とのコミュニケーションはハムテルとタカから教育を受け、人や食べ物に損害を与えない『西根家で最も安全な動物』と評される。ただ食べ物に対しての欲求はある為、押しに弱い二階堂を見つめ続けてプレッシャーを掛け、サンドイッチを勝ち取る等強かな一面もある。
動物どうしのやりとりでも比較的上品で常識的な性格で、その能力と性格から犬ぞりのリーダーを務めたり、大人しさを買われて人気天才子役の少女らと共にペットモデルとしてポスターになったことがある。
怒らないという訳ではなく、温厚さと要領の悪さから怒るタイミングがわからない[11]だけで、ハムテルが興奮した犬ぞりのハスキー犬に手を噛まれて怪我をした時には、「仲間を守る」という意識から他のチームメンバー犬とともに咄嗟にその犬に噛みつき、作中唯一の怒りの描写と共に、ハムテルへの親愛を見せた。
母親は高価そうな首輪を付けていた迷い犬のハスキー犬で、ある家の床下で出産したが力尽きてしまい、生き残っていた幼犬のチョビは家主から知人の漆原に託された。付属家畜病院で他の子犬と共に貰い手を待っていたが、この頃から漆原に「どうしてそんなに鈍臭いんだ」と言われるほど要領が悪く、人が見に来ている時に毛布の隙間で寝ていて気付かれなかったり、子供の前であくびをして怖がらせたりし、貰い手がつかなかった。最終的に漆原が飼う決心をし、連れて帰ろうとしたその日に気まぐれで抜け出し、H大獣医学部の解剖実習室横を通学の抜け道にしていた高校時代のハムテルと二階堂に出会う[12]
この当時の記憶はチョビ自身には全く無く、漆原に世話になっていた事実や当時の要領の悪さを聞いて恥ずかしさで泣き出し、ハムテル達に慰められた。
劇中では一度、雷の音と光でパニックになってハムテルからはぐれ、行方不明になったことがある。ハムテルは「誰かに好かれて飼われてしまって帰ってこれなくなったのでは?」と心配したが、実際には引き綱がわりの鎖が切り株に挟まって動けなくなっていた。最終的には切り株を自力で掘り返して引っこ抜き、そのまま引き摺って一人で帰ってきた[13]。これには、普段感情を表に出さないハムテルも、パジャマ姿のままチョビに抱きつき満面の笑みを浮かべている。それ以来、雷やそれに似た音、カメラのフラッシュが苦手となる。暑さに弱く、夏期は室内で一番涼しいところに陣取っているが、「チョビのいるところが涼しい」とわかるとその場所を菱沼らに横取りされてしまい、結局夏バテしてしまう。
テレビドラマ版の“チョビ”の本名も“chobi”という。スタッフが数ヵ月かけて、長野県内で見つけた。あまりにも原作とそっくりなため、放映局のテレビ朝日には、「CGか特殊メイクではないか」という問い合わせまであったという[要出典]
ミケ
声 - 山本圭子
タカの飼い猫。首にリボンを巻いているメスの三毛猫。なぜか動物同士の会話や思考が関西弁になっており、ハムテルを「ハムやん」と呼んでいる。
水が苦手で泳げないが、狩りが得意でネズミやスズメを狩ることに情熱を持ち、近所のスーパーがネズミ捕りがわりにしていたハエ取りリボンに自分が引っ掛かってご近所トラブルになりかけたことも。「自分の縄張りでネズミが大きな顔をしているのが許せない」という理由から、ハムテルに叱られると分かっていてなお、西根家で飼われているスナネズミにも狩猟本能をたぎらせる。
元々はタカの友人宅で生まれた4匹の子猫の中の1匹で、二度ほど貰い手がついたが気性の荒さからお流れになり、最終的にタカの飼い猫になる。プライドが高く、もともと神経質だったが、幼少期に遭遇した不運な出来事のせいもあり、当時はかなり不良少女的な性格だったらしい。
落ち着いた現在でも大型犬を挑発しに行くほどだが、飢えた親子連れの野良猫の為、ハムテルに餌を用意させるなど面倒見のよい姉御肌でもある。ハムテル宅周辺の地域をテリトリーとする猫社会の女ボスで、その様子は「裁判官兼区役所員」とも。また、幼いチョビのしつけをしたのも彼女で、チョビが成犬になってからもスズメやカエルの取り方を教えようとする。チョビからは「ミケちゃん」と呼ばれている。
要領がよく、タカの寵愛を受けているため、西根家での立場は高い。チョビやハムテルに遊びにさそわれると、子どもの相手をするのはごめんだと渋々な態度を取りつつも、いざ遊びはじめると本気になって見境がなくなる。
タカが留守の間に、ハムテルが大学に連れていった事もあるが、避妊手術予定の猫と間違われ、麻酔をかけられ腹の毛を剃られた。ハムテル達に発見されて手術は行われずに済んだが、ハムテルはタカに怒られ、「西根家の動物は病院にかかるとハゲを作られる」というジンクスができた。
ヒヨちゃん
声 - 大塚明夫
凶暴で喧嘩好きなオスのニワトリ。もともとは、鷹匠に憧れていた小学生のハムテルが鷹のように操ることを夢見て、道端の露店で購入したヒヨコである。名前も「買った時、ヒヨコだったから」という理由でつけられた[14]
品種はごくありふれた卵用種の白色レグホン。漫画内では「西根家最強の生物」と紹介されている。ニワトリとしては相当の老齢であるが、老いてなお、つつかれれば流血沙汰になり、小屋から出す時も扉を開くと飛びかかってくるほど凶暴で、縄張りである西根家の庭に入ってくれば大型犬のチョビすら追いまわし、飼い主のハムテルにも蹴りを入れる。これが結果的に西根家を押し売りや泥棒などから守っているが、無害なはずの二階堂もよく蹴られている。
ハムテルが小学生の頃には、鷹匠の真似事でヒヨちゃんを訓練していたが、しょっちゅう鳴くニワトリの習性に辟易したタカが、ヒヨちゃんを大音量のラジカセの下に置いた段ボール箱に閉じ込めたため、一時は臆病な性格だった。庭に迷い込んだ近所の犬とのケンカで勝って以来、行き過ぎた自信をつけ、ハムテルも「もう、あるがままのヒヨちゃんでいい」としつけを放棄したため、現在の凶暴性を獲得した。
劇中では一度インフルエンザを患ったが、漆原による治療を受けて短期間で復活。荒っぽく注射されたことを根に持っており、様子を見ようとした漆原に飛び掛って作中の動物では唯一互角の戦いを見せ「もう2度とつれてくるなよ」と言われるほどだった。
二階堂の親戚から押しつけられた凶暴な2羽のメスとお見合いをしたことがあるが、双方の気性の激しさが災いして大失敗に終わり、追い出された2羽の雌は隣の家に住み着いている。自分よりある程度小さい動物に対しては優しい(というより無関心な)一面があり、たまに庭にやってくる小柄で可愛い茶色のオスニワトリが唯一の友達。
スナネズミ
付属家畜病院の診療を手伝った「お礼」として漆原教授からハムテルに押し付けられた。両方オスだから増えないという触れ込みだったものの、実際にはオスメス揃っていたせいで繁殖し、何匹かは大学の同級生、先輩などに里子に出され、後のエピソードに登場している。
最初に貰った2匹は、ハムテルに見た目から「おとうさん」や「おかあさん」と名付けられたが、授乳の様子などから「おとうさん」がメス、「おかあさん」がオスだったと判明する。毛皮が大好きで、ミケの腹の上でも昼寝してしまうという、生存本能に欠ける暢気な存在である。自分より大きなものが素早く飛んでくると気絶する習性がある。ハムテルはケージの床材に新聞紙を使用しているため、インクが体毛に移って全体的に灰色(文字どおりの「ネズミ」色)っぽい。泳げる者と泳げない者がいる。あるきっかけで「おとうさん」だけ日本酒を飲むようになり、たまにハムテルや祖母と一緒に晩酌をしている。
コロ
タカが女学生時代に飼っていた犬。既に他界しているので回想シーンのみに登場する。
近所の獣医である西町家畜診療所で爪を切ってもらった際、切りすぎで出血してしまったことがあり、タカは三代目の孫が院長を務める現在に至るまで、西町家畜診療所へ西根家の動物を通院させる事を禁じている。
当時としては珍しい犬の爪切り[15]をした経緯についてハムテルが不思議に思い、いろいろと思い出してみると、爪の切りすぎはタカが意地を張ったことも原因だと判明した。
西根 絹代(にしね きぬよ)
演 - 真矢みき
ハムテルの母でタカの娘。ピアニストだったが、本番に弱い性質でよく失敗していたため、後にオペラ歌手へ転身。ハムテルの少年時代には夫の祥平ともども同居していたが、音楽家としての活動のため現在はドイツ在住。『トスカ』の日本公演で主役を務めるついでに北海道の実家を訪れた。多忙なためか、ハムテルと高校から付き合いがある二階堂ですら死別したのか[16]と勘違いするほど長期間姿を見せておらず、ハムテルの大学合格祝いを数年経ってからプレゼントする事になった。
基本的に親子仲は良好だが、ハムテルから冗談混じりに「血の繋がりを感じられない」と思われるほど、実母のタカに似たお気楽な性格。同僚の欧米人から見ると外見がまだ少女のように見えるらしく、彼らからは親しみを込めて「ばけもの」と呼ばれている。西根家の庭にあるコンクリートの池は彼女の作で、「趣味は土木工事」と注釈を入れられていた。
西根 祥平(にしね しょうへい)
演 - 小木茂光
ハムテルの父で婿養子。ピアニストだが簡単な指揮もできる。絹代と共にドイツ在住。ハムテルの動じない性格は、この人から受け継がれたもの。容姿もよく似ているが、ハムテルよりは笑顔が多く、やわらかい印象がある。若干天然ボケぎみで妻の尻に敷かれているようだが、妻を尊敬しているために何も言わないだけである。ハムテルを本名で呼ぶ数少ない人物。

H大学[編集]

学生[編集]

二階堂 昭夫(にかいどう あきお)
演 - 要潤
高校時代からのハムテルの親友。意味もなくハムテルの家にいたりするため、日常シーンにもよく登場する。
感情表現が豊かで動揺しやすく臆病であり、冷静なハムテルとは対照的な性格。可愛い動物・関心を引く動物をひっくるめて「チョビ」と呼ぶ奇癖があったため、結果的にチョビの名付け親になっている。他にも、モズの「ポチ」やモモンガの「モモちゃん」など、作中の動物の名付け親になることもしばしば。
主体性がなく優柔不断な性格が災いし、なかばハムテルにくっついていくような形でH大獣医学部に入学した。しかし「ネズミ」という文字に触れることさえ拒絶し、不意に目の前に出てくれば絶叫するほどのネズミ嫌いなため、実習では避けて通れない実験用ラットやマウス、診察に来る齧歯類ペットの扱いに苦労する事になる。
ネズミ嫌いの理由については特に描写されていないが、アレルギーなどではないため、必要に迫られて結局ネズミの類に関わるはめになることも。
第1話では、ハムテルと2人で最寄の地下鉄駅への近道である獣医学部の解剖学教室棟の前を猛ダッシュで通り過ぎるほど臆病だったが、学年が進むにつれて動物の遺体に慣れ、遺体をスケッチしながら居眠りしそうになった事がある。
自らの主体性の無さは自覚しており、自立すべく発奮したこともあるが、結局ハムテルと同じく博士課程に進学。最終エピソードでは、ハムテルの足手まといになるまいと1人で動物病院に就職しようとしたが、期待され過ぎたプレッシャーと、突然現れたネズミに悲鳴をあげたことでハムスターなど齧歯類の診察に支障が出る[17]のがバレてしまい、結局は2人での開業を目指すことを決めた。
ネズミ以外の動物に対しては特に難はないが、ヒヨちゃんとは相性が悪く、頻繁に蹴りを喰らっている。
九州出身の両親と妹の奈緒、二人の弟である拓哉と稔の6人家族で、後にニッキ・ヒガシ・カッちゃんと名付けられた三匹の白いネコが加わる。妹弟達はかなり歳が離れており、いつも「にいちゃん遊んで〜」と好かれているが、勉強を邪魔されることから、よく西根家に避難している。両親の生家がある九州には親戚がおり、一家で帰省した際には、北海道では見られない暑い地方特有のペットの飼育習慣[18]などを目の当たりにした。
ドラマでは、美人に弱いという設定が加わり、初対面の菱沼に見惚れたり見ず知らずの女性を口説くなど、年相応の青年らしい描写が多く存在する。原作でも、美人の奥さんをもつ漆原教授を羨むシーンがあった。
連載初期の人物紹介では「スティングの髪型をしたハムテルの友人」と書かれていた。また、連載当時にはフルネームが設定されておらず、劇中でも「二階堂××」と呼ばれていた。
清原 貴志(きよはら たかし)
演 - 高杉瑞穂
ハムテルや二階堂の同期で、阿波野や中川と同じ繁殖学講座に所属。体が大きく、無表情で飄々としている変わり者。冬には白衣の上に綿入れを着ていたり、スリッパだったりと服装には無頓着[19]。試験期間中に過去問やレポートを販売し、犬の散歩のアルバイトでぼったくりをするなど、がめついところがある。
講座配属後は研究室に布団やテレビなどの家財を持ち込み、ほとんど下宿には帰らず研究室に寝泊りしていたらしく、卒業前に研究室の机を整理した際には大量の私物が不要品となった。大柄で体力もあり、同期が揃って西根家に滞在した際には、下駄を武器にヒヨちゃんとトレーニングを繰り広げた[20]
原作では卒業後に東京で就職し社員寮に入った。飼い犬の平九郎を置き去り気味にハムテルの元へ残した事で一騒動起こったが、老夫婦が営む下宿先を見つけ「防犯用の猛犬」と誇張して平九郎を売り込んだことで、社員寮を出て迎えに来た[21]。その後、阿波野ら同級生と共に動物病院を開業したが、ドラマではアメリカに留学した。原作ではフルネームは登場せず、ドラマ化にあたって下の名前が設定された。
阿波野 萌(あわの もえ)
演 - 平井理央
ハムテルや二階堂の同期で、清原や中川と同じ繁殖学講座に所属。数少ない女子学生。小柄で腕も短いため、牛の胎児の触診(肛門に腕を突っ込んで、直腸越しに胎児に触る)などでは苦労している。小学校の頃に愛犬をかばって自転車に轢かれた事があり、周囲から「死ぬほどの動物好き」と言われるほど。在学中もチャコという名の猫を飼っていたが、就職が決まって社員寮へ入る事になり、泣く泣く実家へ送ることになった。動物園での世話をするアルバイトなどをしていたが、卒業後はいちど就職。後に清原ら同級生と共に動物病院を開業した。
原作ではやや気の強い面をもつが、ドラマでは性格が変更されており、気弱で涙もろい人物になっている。清原同様、原作ではフルネームは登場せず、ドラマ化にあたって下の名前が設定された。
中川(なかがわ)
ハムテルや二階堂の同級生で、清原や阿波野と同じ繁殖学講座に所属。坊ちゃん刈りのような前髪をした育ちの良さそうな男子学生。常に笑顔を絶やさない明るい性格をしており、周囲の雰囲気を全く察することなくはしゃぐこともある。意外に計算高い。漆原教授からもらったガブリエルという名の猫を飼っている。
卒業後は大学院へは行かず九州F県カンガルーワールドに勤務。学会で訪れた元同級生たちにカンガルーのボロとり(フン掃除)を手伝わせた。実家は札幌市
石田(いしだ)
ハムテルや二階堂の同級生の女性。セミロングで前髪にだけパーマがかかっている。所属講座は不明。
ハムテルからもらったスナネズミを1匹飼っており、ハムテルが『ひまわり乗馬倶楽部』でアルバイトしている間、ハムテル宅のスナネズミを預かってくれた。集団で飼われており没個性気味のハムテル宅のスナネズミと違い、石田宅のスナネズミ「ウイちゃん」は単独飼育をされているためか芸をしたり、石田の掌の上で餌を食べるなどマルチな才能があった。
嶋田 小夜(しまだ さよ)
演 - 加賀美早紀
公衆衛生学講座所属。原作ではハムテルや二階堂の1年先輩。ボブカットにした黒髪が特徴で、菱沼たちから容姿を「かわいい」と評されている。
普段はおとなしく綺麗好きだが、何事もきちんと片付いていないと気が済まない「片付け魔」な性格。実際は片付かないことを我慢しているだけで、几帳面な菅原教授以上に口やかましく、いつ限界を超えて怒り出すか分からないため、繊細な菅原教授は威圧感から気の休まる暇が無い。最初は獣医学部付属家畜病院に所属していたが、漆原教授のあまりのガサツさと無神経さに耐えきれずに公衆衛生学講座に転属した過去がある。ドラマ版ではハムテルたちと同期の設定で、公衆衛生学講座への所属を決めたのは新種の細菌を2度発見した菱沼に憧れてということになっている。
小林(こばやし)
ハムテルたちの後輩の獣医学部生。父親は開業獣医で(漆原教授曰く、小林動物病院の息子)、父親に強制されて獣医学部に進んだのが気に入らないのか周囲にも無愛想な態度を取り、新歓コンパの際には「(獣医学部に)来たくて来た訳じゃない」と公言するほど。ミュージシャン志望で服装や髪型は当時のヴィジュアル系バンドを意識したスタイル。当初は初々しく華やかだった獣医学部の新入生が、実習で牛馬や豚の世話をする内にどんどん化粧や服装にかまわなくなる中、小林だけは派手にカラーリングし前髪を大きく立てたヘアスタイルを保つなど自身のポリシーを貫いていた。
派手な服装や無愛想な態度で学内でも有名人だったが、自分には音楽の才能がないが獣医には向いているのではないかと判断し音楽は諦めた模様。動物好きで「父親に職業を強制されたのが面白くないだけで、獣医師になることが嫌なわけじゃない」と気づいてからは次第に性格も丸くなり、病院講座に進んだ頃には服装もスーツスタイルなど落ち着いたものになっていた。
当初は動物の純粋性や優しさを盲信しており、横暴な父との確執、その父に耐えきれず蒸発した母、赤いスポーツカーを持ちミュージシャン志望など、ステレオタイプなツッパリ少年として二階堂や菱沼にネタにされた[22]。馬の世話をする際、髪の毛を噛み切られて動物不信に陥り、また噛みちぎられた一箇所だけ坊主頭のように短くなった髪を切りそろえた事をきっかけに服装も普通の大学生のようになった[23]。前述通り、病院講座に進んだ頃には常にスーツやジャケットを着用し、先輩や教授に敬語を遣える礼儀正しい学生として描かれている。連載後半では、合鴨の卵を預かるという出来事で意外と好奇心旺盛な一面も明らかになる。赤いスポーツカーを所有しているが、菱沼らによってほぼレンタカー代わりにされている。
小泉(こいずみ)
ハムテルたちの後輩で、獣医学部病院学講座に所属。小林とは学年は違うが幼なじみ。
獣医学部の学生でありながら、犬が大の苦手。子供の頃「地獄の番犬のような」と表現するほどの凄まじい犬に追いかけられ怪我をした、という記憶があり、大人しいチョビさえ実際の体格以上に巨大に見えてしまうほど。ただし、当時の現場を見ていた小林によれば、相手は黒い中型犬で「犬が子供にじゃれている」程度の微笑ましい光景だったので誰も助けず、怪我というのも小泉が転んだだけという状況だったらしい。犬以外の動物とは普通に接することが出来る。
獣医師として犬が苦手なのは良くないと自覚しており、「怖い顔の犬に慣れる」という事で、チョビ及びハムテル達が協力することになる。しかし、大人しいが顔の怖いメスのハスキー犬のプチに臨んだ際には、伝達ミスで彼女の宝物を奪い取る結果になってしまい、散々追いかけられて犬嫌いを悪化させてしまった。その後も、狂犬病予防接種の助手などをして犬に慣れようとしている。
星野(ほしの)
ハムテルたちの1年先輩。獣医師国家試験を受ける年の冬、他の講座の学生と国試の勉強をしていた際、漆原から「大変だね君たちは 他の私立はもっと早くから勉強しているというのに。何せうちは合格率が悪いし今年もたくさん落ちるだろうなあ」と無神経なことを言われている。挙句、校舎の屋上でスケートを始めた漆原の立てる騒音に「試験にすべる」と落第を連想した星野たちは怒りを爆発させ、「試験勉強のしすぎで普通の精神状態ではないのだ」と開き直って通用口の鍵をかけ漆原を屋上に閉め出したが、雪に飛び降りての脱出を図った漆原のおかげでさらに勉強会(夜は5年生とかまくらで飲み会)[24]を邪魔される結果になった。
もともとプレッシャーに弱いたちらしく、漆原教授や高屋敷助教授の帰宅後に急患の仔犬が持ち込まれた際、自信のなさからハムテルと二階堂に処置を押し付け、自転車で手放し運転で両手で謝りながら逃亡している。
単行本12巻では開業しているが、工事の遅れで開院が秋にずれ込み、繁忙期を逃したのが原因で経営不振に陥り、病院が潰れる悪夢にうなされている[25]。いつの間にか結婚していたらしく、さり気なく夫婦自慢をして精神の安定を図っていた。
岩田(いわた)、帰山(かえりやま)
菱沼が所属する、公衆衛生学講座所属。
講座で卒業の挨拶をした際、岩田は菱沼に「会社でえらくなったら 迎えにきてあげるから」と告げ、いつえらくなるのかと聞かれた際、「定年 まぎわ」と答えたため、彼らよりも3歳年上の菱沼は激怒した。

院生[編集]

菱沼 聖子(ひしぬま せいこ)
演 - 和久井映見
獣医学部公衆衛生学講座に所属している、ハムテル達の先輩。いわゆる天然ボケかつマイペースな性格で、奇人としても描かれる。動作や話す速度も通常の人と比べて遅い。そのことを反映して、彼女の台詞の吹き出しは細かい波線状の独特の線で描かれている。クラミジア梅毒の研究をしており、遺伝子組換えに使う大腸菌の培養もしている。研究者としてはかなり運に恵まれており[26]、研究成果から商品化されたものもある。
原作での初登場時はそれなりに女性らしく落ち着いた態度だったが、途中からはその変人ぶりが強調して描かれるようになり、体温計に表示されないほどの低体温、超低血圧痛覚が非常に鈍い、重さや筋肉への負荷を感じる感覚も鈍いのか体格の割に力持ち、感染症などの病気に対する抵抗力が異常に強いが、その一方痛覚も鈍いために症状を自覚しにくいといった特異体質のエピソードが頻出する。物語の進行と共に益々人間離れしてゆき、怒ると体から静電気を発する、季節の変わり目には親知らずが伸びるなどの特異体質も描写された。焼き芋屋の甲高い宣伝音に絡めて「菱沼さんなら超音波も聞き取とれるのでは」といった冗談を言われた事もある。
終盤には博士課程からオーバードクターを経て、連載末期にようやく丸大製薬という製薬会社に就職したが[27]、就職後も大学で研究を続けていて、会社も近所であることから、さぼって大学を訪れることもしばしば。
動物好きではあるが、緩慢な動作から予測不能な行動を取るため大抵の動物とは相性が悪く、特に飼い猫のフクちゃんは、苦手なシャンプーをさせる為にと、麻酔を打って無理やり風呂に入れたのが原因で常に距離を置かれる関係。動きの鈍さからくる手際の悪さで、獣医学部で飼育されている豚に豚コレラの予防接種の件でストレスを与えてしまったこともある。
フクちゃんとの関係が悪化してからは近所に住む猫にもよくちょっかいを出すが、アパートの近所をうろつく野良猫(後に飼い猫と判明)のハナちゃんからは恐怖刺激の道具としか思われていない。縄張り外からやってきた黒猫のニャオンだけが触らせてくれたが、彼はやや離れた家の飼い猫だった。一時はハムテル宅から里子に出されたスナネズミも飼っていたが、空き巣に遭った一件で動物好きの警察官に譲っている。
札幌からJRで45分の港町に実家がある。親戚一同は札幌市から車で5時間のところにある街で牧場を経営しており、ハムテルたちと一緒に帰省したこともあるが、幼少期に菱沼がしでかした一件[28]で菱沼本人はサイレージでの牛の飼料作りへの参加を拒否され、それを不審に思ったハムテル達が疑心暗鬼にかられた事で、ちょっとした騒動の原因にもなった。
変人ぶりとは裏腹に美人でモデル体型。25歳にして「ちょっと古くなったイチゴケーキ」と漆原教授から評される。少女漫画ながら恋愛要素を排除しているこの漫画の中では唯一、恋愛絡みのエピソードがわずかにある。しかし男運がなく、菅原教授から持ち込まれた縁談は別の相手に決まり、実家の母が近所の主婦仲間から持ち込まれた縁談は母に断られ、単行本第9巻では大学構内の雪道を歩く彼女にほのかな想いを寄せる男子高校生から告白されたこともあるが、札幌五輪を知らない[29]ことを理由に菱沼の方から断った。
綾小路(あやのこうじ)
演 - 雛形あきこ
伝染病学講座の博士課程で、菱沼と同期生。菱沼が有用な遺伝子を2度も発見したことをライバル視しており、何かというと菱沼のスローなテンポや公衆衛生学講座の予算が少ないことなどを引き合いにしマウントを取る。裕福な家の生まれで、ブランド物の衣服や宝飾品を身につけている。
伝染病学教授(演 - 寺泉憲)からも「キツイ性格の子ですまんね」と言われる程気が強く、菱沼が唯一ムキになる相手。喋るのが遅い菱沼を「口にハエがとまるんじゃないの?」とからかった綾小路に対し、菱沼は「アタシだってはやく喋ろうと思えば喋れるのよッ」と早口で言い返したが、直後に「口は動くんだけど頭の考えるのが追いつかない」と発言したため、綾小路は「こんなアタマにハエのとまったような人に私は負けたのかしら」と悔しがっていた。博士課程終了後は実家が裕福なため就職はせず、オーバードクターとなった。ドラマでは、きつい性格が更に強調されている。
張(ちょう)
演 - チューヤン
中国人で公衆衛生学講座の国費留学生。もともとは中国語英語しか話せなかったが、同じ講座で英語の話せない菱沼が頑なに日本語だけで対応していたことから、結果的に日本語も話せるようになる。ただし尊敬語丁寧語などの敬語の使い分けは不十分[30]で、菱沼に対し「おまえのおかげさまで話せるようになったよ」と答えたり、実験動物のラットに「ラットさんのお子さん」と言ってしまったりする。論文と研究の件でアメリカから菱沼に電話が来た際には応対を押し付けられたが、相手のアメリカ人研究者は日本語が堪能だった。いつもにこやかでマイペース。他にドイツ語フランス語も堪能なエリート留学生である。
岡田先輩(おかだ)
演 - 蛍原徹
獣医学部の先輩。1人暮らしの酒好きで、自分の飼っているスナネズミとしょっちゅう晩酌をしている。ハムテルにスナネズミを預けて双方のネズミが入り混じってしまった時には「酒を飲むのが岡田宅のネズミ」と見分けることが出来た。
ドラマ版では非社交的な人物として描かれており、スナネズミが唯一の友という有様だった。漆原教授のアフリカ旅行に同行して人生観が変わったという設定は、原作の工藤(獣医学部の先輩)が元になっている。
神矢(かみや)
演 - ふかわりょう
菱沼と同級生で、元公衆衛生学講座所属。大学卒業後は内定していた乳酸菌飲料メーカーに入社したが、仕事内容(販売前の乳酸菌飲料を毎日試飲し、排泄物内の乳酸菌量を調べるという不毛な業務)と、結果が出ないと神谷を責める上司の理不尽さに嫌気がさし会社を退職。公衆衛生の博士課程に入った。菱沼と同じ遺伝子分野の研究をしている。社会人時代のトラウマが抜けきっていないせいか、いつも人魂が周りに飛んでいるような暗い雰囲気を醸し出している。
菱沼と同時期に、外国の獣医学専門誌に論文を提出したが、論文審査を申し込む前置きの手紙を書き添えずに論文だけを送り付けたため主査の怒りを買い[31]、論文をつき返されてしまった。ちなみに、論文のレベルが掲載出来るほどではなかったのか、手紙を添えなかったことが原因なのかは不明とのこと。
工藤(くどう)
獣医学部の先輩。第10話登場時に長かった髪は、病院講座所属後に短く刈っている。学生寮では普段、半纏を着用している[32]
病院講座に入ってすぐに、漆原教授のアフリカ標本採集ツアーに参加。そのツアーの内容というのが「昼夜を問わずに毎日毎日ジャングルの中で、野生のネズミを獲るというそれはハードなもの」で、帰国後人生観が大きく変わってしまった。

教官[編集]

漆原 信(うるしはら まこと)
演 - 江守徹
獣医学部病院学講座の教授。周囲からは「破壊神」と呼ばれ大胆、かつ荒々しい行動が多いがH大付属家畜病院の院長でもある。ただし「ヘタだから」という理由で自ら患畜の手術を執刀することはなく、主に学生に任せている。ハムテルがチョビと出会った際に「良い飼い主の素質」を見抜き[33]、「君は~~~獣医になる!!」という予言めいた言葉で獣医師を目指すきっかけを作った人物でもある。既婚者で、娘2人と美人だが根に持つタイプの奥さんを持つ。好きな芸能人は、往年の美人女優原節子。実家は仕出し店を営んでおり、妹夫婦が跡を継いでいる。
アフリカマニアで、初登場時を含めことあるごとにアフリカンアートの仮面を被ったり仮装をほどこす描写があり、実際に青年海外協力隊の一員としてアフリカ滞在の経験もある。研究室を埋め尽くすアフリカン・アートは、アフリカ滞在時にふとしたことから地域住民にウィッチドクターと勘違いされ、頼まれて占いやお祓いなどをした際のお礼としてもらったものや、地域の本物のウィッチドクターに勝負を挑み入手したものである。ただしこの勝負の勝率は高くはなく、漆原が負けた際には協力隊員用借家の備品である家電製品などを担保として手放していた。また勝負の内容も「家畜の病気の治療」など、相手にうまく利用されるような物だった。
行動はがさつで常識はずれ、勝負事には手段を選ばず、子供っぽい意地を張ることもある上に人使いも荒い。学生から「破壊の神様みたいな人」「教授が困ると周囲はその10倍困る」と言われるトラブルメーカーだが、気合いと集中力が必要な局面での能力は抜群で洞察力も鋭く、問題を直感的に解決に導く点では誰からも一目置かれており、周囲がお手上げの問題を強引に解決してしまうことも多い。また、激務をまったく苦にしないバイタリティの持ち主で、牛の出産のために連日大学に泊まりこんだり、貰い犬募集中の子犬を毎日自ら世話したり、貰い手がないチョビを引き取るつもりでいたり、子犬だったチョビが部屋を抜け出した際には、学生を召集して自らも探しに出たりしている。もっとも「激務」の間は、ただでさえ滞りがちな日常雑務が完全に滞っているだけであり、疲れないのもそのためでもある。
原稿執筆など興が乗らない事には怠惰だが、教授としての業務には積極的で、試験ではカンニングを見逃さない事でも有名。就職委員を担当した際、本来であれば就職委員は学生の希望を聞いた上でその学生にあった企業を紹介するやり方が一般的なのだが、漆原は学生に適すると自分で判断した企業を一方的に紹介し、学生が遠方に面接に赴かされる事も多かったが、その判断が的確だったのか、学生は次々に内定を勝ち取っていた。大掃除の際にハムテルが発見した落書きから、過去には漆原に恋心を抱いた女子学生もいたらしい。
好物の汁粉ドリンクをストーブで付けしていたら暖めすぎて開栓時に吹きこぼし研究室を汚損してしまう[34]、花見名物のジンギスカン鍋カラスと諍いになるなど、冬や北海道を象徴するような食べ物のエピソードも多い。原作におけるモデルは北海道大学名誉教授橋本信夫、金川弘司の両氏である[35]。下の名前は原作にも登場するが読み仮名が振られておらず、ドラマ化にあたって正式に読み仮名が設定された。
菅原(すがわら)
演 - 草刈正雄(友情出演)
獣医学部公衆衛生学講座の教授。イギリス紳士風の風貌を持つ上品な教授で、立派で真面目な大学教授の典型だが、ドラマ版では、後半に暑苦しい一面を見せることもあった。原作では特徴的な口髭を生やしているが、ドラマ版では髭はない。大の好きで、うっかり彼の前で馬の悪口を言った学生が、単位がもらえず留年し、挙句に就職にも失敗したという噂もある。
極めて厳格な性格で几帳面、なにごとも論理的に進めるため学生からの信頼も厚いが、細菌培養で失敗を繰り返す菱沼に難解な内容の注意書きを残してイタズラと勘違いされるなど、独特なユーモアセンスの持ち主でもある。
漆原とは正反対の繊細で神経質な性格だが学生時代の同期生で40年来の腐れ縁の親友。優等生でインテリ型、かつその事に若干コンプレックスを抱いている菅原は、型にはまらない野生児のような漆原に弱く、そのため友情が長続きしたとの描写がある。公衆衛生が専門であり微生物の扱いには長けているが、獣医師としての臨床経験は少ないため、手術や注射のような医療行為は苦手[36]。その性格のため漆原には学生時代から振り回されていたが、話が進むにつれて、菱沼や小夜にも振り回されることが多くなった。研究熱心ではあるが、長年自身の講座が貧しい[37]事が悩み。
既婚者で、ぽっちゃり気味の気が強い妻がおり、またシャーリーという名のポインター犬(後述)を飼っている。大学へは車通勤だが、菅原の愛車は登場のたび(主に漆原と菱沼が原因で)必ずと言っていいほどボロボロになり、一度買い換える羽目になっている。第87話では、ハムテル達の学年が受験する獣医師国家試験で試験委員を務める[38]
ハムテルや二階堂のことを一度も名前で呼んだことがない。ドラマではハムテルをあだ名で呼ばず「西根君」としており、ハムテルの両親を除いて彼を唯一あだ名以外で呼ぶ人物である。
高屋敷 一郎(たかやしき いちろう)
H大学病院学講座の助教授。既婚者で娘がいる。極めて常識的な人物。比較的若い。漆原に振り回されることも多い。
真面目一徹な性格で、女性全般を苦手としている。特に身なりが派手な学生(小林のようなビジュアル系ファッションや化粧の濃い女性)は嫌いである。不器用で口下手であり、愛娘の飼っていたスナネズミが死亡した際にも、なぐさめるつもりで「解剖して死因を調べる」と申し出たところ口をきいてもらえなくなり、機嫌をとるためハムテルにスナネズミをもらいに来たこともある。[39]
ドラマ版には登場しないが、オリジナルキャラクターの矢倉助手(演:菊池均也)に役割の一部が移管されている。
亀松 彰男(かめまつ あきお)
演 - 西村淳二
細胞検査などの組織学を教える、H大学獣医学部元教授。定年退職後に非常勤講師として勤務。仙人のような長いひげが特徴。実験用スナネズミのケージに敷く、木材で出来た「チップ」というものを集める作業の際に、チップが衣服に入らないように防備していたため、学生と間違われていた。二階堂が卒論(猫の体表に存在する真菌の研究)のため、多数の猫の体表面から拭い液を採取する必要にかられた際、自身が駆け出しの頃、二階堂と同じ研究をしていた定年間際の人物(今泉先生)が、「猫の泉」と呼ぶ場所で101匹の猫から拭い液を採取したという情報を二階堂に教える。
村田教授(むらた)
H大に様々ある研究所の1つ、応用電気研究所[40]、通称「応電」の教授。レーザーなどを研究している。応電の職員や学生はレーザー光線から目をガードするサングラスをかけている事と、獣医学部に比べて予算が潤沢なため、漆原が学生達に「応電はハワイだ![41]」と言った事もある。
予算が豊富なため女性秘書を雇用している。「応電のゴミ捨て場にはいいものが落ちている」と聞きつけゴミを漁っていた菱沼は偶然この秘書と出会い親切にしてもらい、逆に自分の惨めさを実感し嘆き悲しんでいた。大学の図書館に漆原教授が借りた本の返却に赴いたハムテルと二階堂は同じく本の返却に来ていた村田教授の秘書から「うちの教授が獣医学部で秘書を見た」と聞き、来客応対や給茶など秘書的な業務に疲れていた菱沼聖子たちは獣医学部に秘書を取り戻そうとキャンペーンを張ったが、村田本人から話に寄ると、年齢や落ち着いた態度から学生には見えなかった菱沼と、お茶請けの皿を片付けにきた小夜[42]を秘書だと勘違いしていただけだった。
大久保(おおくぼ)
H大獣医学部では、内科を教えている教授。カンニングには「寛大というか無頓着」で、学生達からは「ホトケの大久保先生」と呼ばれている。たまたま試験監督に当たったが、試験直前に前日に食べたものが原因で腹痛を起こしてしまい、代わりにカンニングに厳しい漆原が来てしまった。

その他の人物[編集]

ブッチャー
流暢な日本語を操る白人の中年男性。趣味で犬ぞりレースをやっており、チョビを見込んでチームにスカウトし、ハムテルをそりの操縦者であるマッシャーに指名する。
ハムテル達は犬ぞりの本場から移住してきた「犬ぞり歴ウン十年」のベテランによるスカウトと思い込んでいたが、実際には「日本に住んでウン十年」のアウトドア全般が趣味という人物で、犬ぞりも最近始めて楽しさにハマってしまったという素人だった。犬の訓練やそり引きの配置などは真面目で熱心に取り組んでおり、ハムテルの犬ぞり大会入賞に貢献した。
芝(しば)
付属家畜病院の常連飼い主で、シベリアンハスキーのハーレー(後述)を始め、色々変わった動物[43]を飼っている女性。
小島(こじま)
付属家畜病院の常連飼い主の一人で、猫をたくさん飼っている女性。「先生 うちのネコちゃんはね~」が口癖。あまり人の話を聞かない人物であり、来院すると漆原が怒りやすくなる厄介な飼い主。
ユリちゃん / 加藤〔旧姓鬼丸〕百合子(かとう〔おにまる〕ゆりこ)
演 - 加藤治子
猫の「すみっこ」を連れてH大学獣医学部附属病院にやってくる畜主。上品で穏やかな雰囲気を持つ高齢のマダムで、動物の病気について豊富な知識を持ち、他の畜主から相談を受ける事が多い。言外の意味を持たせない無邪気・無心な発言で漆原の調子を狂わせ、また菅原も彼を目にすると落ち着かない素振りを見せた。実は加藤は、漆原と菅原が獣医学部生の折り、その気性の激しさや講義の厳しさから学生に恐れられていた薬理学の鬼丸百合子教授その人であり、二人は昔とは面変わりした菩薩のような顔立ちや、結婚し夫の姓を名乗っていた事からすぐに気づけないだけであった。当時の鬼丸助教授は「ユリちゃんの薬理」と称される難しく厳しい講義と、怒ると黒板を投げつけてくる気性の荒さで有名だったが、当時からトラブルメーカーで何度も退学のピンチにあった漆原をかばい続けたのも鬼丸と菅原であり、その経緯から漆原は彼女に頭が上がらない。この事実を知った学生たちからは「どうして退学にしてくれなかったんです!とりかえしのつかないことをしてくれた!!」と怨嗟の声が上がったが、彼女は「ホホホホホ」と笑うだけであった。
磯貝(いそがい)
M大学獣医学部教授。漆原の同期で、2人がまだ学生の頃、漆原がまちがって彼の弁当を食べてしまったことから大喧嘩になって以来の犬猿の仲。学会では各々が担当する学生の発表時にささいな揚げ足の取り合いをし、あげく乱闘にまで発展することもある。作者の別作品『Heaven?』にも獣医役でカメオ出演している。
斎藤(さいとう)
ハムテルの近所の家に住んでいる、タカの茶飲み友達。ミケの母猫の飼い主。
本間(ほんま)
ハムテルの近所の家に住んでいる、老婦人。首輪抜けが得意な犬のカリンちゃん(後述)に、うっかりパンをあげてしまったことで足繁く家に通われるようになってしまい、タカによれば「寝込んでしまいましたとさ」との事。
二階堂 里穂(にかいどう りほ)
二階堂の従妹で、九州在住の受験生。大学を2校受験したが、2つとも不合格になり受けられる大学が無く、海外に留学しようと思うが両親に反対され、まったくの思いつきでH大獣医学部を受験する。国内の大学にすると言って安心させた両親は、空港で飛び立つ飛行機に向かって「北海道やら外国と同じたいーッ」(※九州弁で「北海道なんて外国と同じじゃないか」)と嘆いていた。
二階堂曰く、幼少期に羊を指差して「プードル」と言ったり、豚を放牧するものだと思い込んでいるなど、動物に関する知識や興味は皆無。
H大学構内にあるクラーク像前でハムテル達と待ち合わせしたが、H大のクラーク像は胸像であり、本人はさっぽろ羊ヶ丘展望台にある、腕をあげ指を差している全身の像を探し回ったため合流できず、仕方なく観光名所ポプラ並木で満足して帰ろうとした所、偶然出会った菱沼に「観光名所としてのポプラ並木は構内の別の場所」と教えられた事でさらに迷ってしまう。最終的に学内の雪中で遭難しかかり、人生を悲観し睡魔[44]に襲われたところを牛糞まみれの白犬ジュリ(後述)に擦り寄られたことなどに嫌気がさし、「こげん大学受からんでよか!!」(※九州弁で「こんな大学受からなくていい!!」)と浪人することになった。宣言した日がH大の合格発表よりもだいぶ前であった事から、負け惜しみにはならなかった。
先々代の西町家畜診療所院長
ハムテル宅の近所にある動物病院の院長。当時の西町は「家畜診療」の名の通り、使役用牛馬の診療を専門とする病院だったが、下痢ぎみだった愛犬コロを連れたタカが強引に来院した際には仕方なく診療を受け、検査の為にコロの尿を持ってくるようタカに指示している。
採尿は一回分のみでよかったのだが、タカは一日かけて全ての尿を一升瓶に集めて持っていったところ、当時の院長は嗅診のみでコロの下痢は漢方下剤である大黄が原因[45]だと見抜き、検査もせずその場で全ての尿をトイレで処分してしまった。採尿の苦労を無碍にされたと怒ったタカは「飼い主の心の機微のわからないじいさん」と今でも逆恨みしており、なにもしないのは癪だとばかりに自分からコロの爪切りを依頼し、結果的に切りすぎて出血させることになってしまった事については、すっかり忘れていた。
現在の札幌市の西町1989年に公募で新しく付けられた町名であるため、この診療所の名前の由来となっているのは円山西町と思われる。
現在の西町家畜診療所院長
演 - 清水章吾
先々代の院長の孫で、タカが一瞬うろたえるほど当時の先々代に風貌が似ている。現在の西町家畜診療所は設備は清潔で温情会計もしてくれる良い病院と近所から評判が高い。タカが偵察のため、ミカンを食べさせたチョビの便を寄生虫がいると偽って持ち込むとそれを処分せず持ち帰らせたり、ミケの便(異様な外見に見えたが、正体は消化していない冷や麦)を検査後に割り箸でほぐした(そののち、やはり処分せずに持ち帰らせた)ため、タカから「デリカシーがない」と言われている。
コロの尿を捨てられ怒ってたタカの正反対とも言える反応を見たハムテルは「それは先々代が反省して飼い主の心の機微を伝えたからじゃないでしょうか」と言ってみたものの、タカは「そんなわけないでしょ」と結局は西町への不満を募らせた。
動物好きの幼い曾孫が獣医師に興味を持っているため、一人前になるまで動物病院を存続させる中継ぎ獣医の紹介を漆原教授に頼んでいた。その中継ぎに、進路を迷っていた二階堂が抜擢された事で、タカは「裏切られた」と言い出し、ハムテルは受け入れようと努力した。結果的に二階堂のネズミ嫌いが発覚して話は流れたが、ハムテルと二階堂が開業する意思を伝えると、中古機材の提供などで協力する姿勢を見せた[46]
安達(あだち)社長
ハムテル達が住む街のスーパーマーケット『ショッピングセンターあだち』(旧称『安達商店』)のオーナー。いつも自信に満ち溢れた雰囲気をまとっている。店に出没するネズミ対策にと、ハエ取りリボンを利用した自作の粘着式ネズミ捕りを仕掛けていたが、ネズミを横取りしようとするミケの起こしたトラブルに巻き込まれるハメになる。
原嶋 麻衣子(はらしま まいこ)
「北の国から、愛」で有名になり、数々のドラマやCMに出演する天才子役。わがまま、かつ気分屋な性格をしており、気分が乗った際は実にうまく演技をこなすのだが、気が乗らない時は不愛想でやる気がない態度を取る。人気子役である自分は絶対に降板させられる事はないという重要性を熟知しているため、共演者やスタッフにも横柄な態度を取る[47]
後述の「動物と子供のポスター」の撮影時、オーディションで選ばれたプロのタレント犬をいじめ、その犬は逃亡後、ストレス性の嘔吐をし撮影続行は不可能となる。代役として選ばれたチョビにも同じような嫌がらせ行為(耳に噛みつく、後ろ足を持ち上げて前足のみで歩かせるなど)をするが、過去に菱沼聖子によって似たような行為を受けており耐性がついていたチョビは逃げる事なく撮影に臨んだ。その後、カメラのフラッシュ光線を雷と勘違いしてチョビが椅子の下に潜り込んだ際二階堂がチョビを落ち着かせるために言った発言を受け、チョビの雷嫌いに気付き、太鼓を鳴らして驚かせたり、尻尾にリボンを結ぶの嫌がらせを行う。その行為で機嫌がよくなった麻衣子は時折笑顔を見せるようになり、チョビより麻衣子が優先と判断されたスタッフにより撮影は続行された。帰宅後、入浴時にお尻に犬の噛み跡がある事を母親が発見。機嫌を損ねていた原因は、飼い犬の尻尾にリボンを結び、嫌がった飼い犬にお尻を噛まれていたせいと判明した。最終的に撮影は成功に終わったが、フラッシュに驚き疲れたチョビの目は焦点が合っておらず、さらに苦労して撮影したポスターの内容は「動物に触ったら手を洗おう」[48]だったため、チョビには内緒にされた。
倉嶋(くらしま)
漆原の教え子で、ハムテルの開業獣医の臨床研修先として紹介された倉嶋動物病院の院長を務める。明るく爽やかな男性で、受付時間が過ぎても電話があれば患畜を受け入れ、治療費が高いと言われれば分割払いを認めるなど、柔軟性があり飼い主からの人望も厚い。
しかし、研修を進めるうちに「なぜか常連飼い主は午前中に診察に来ない」「午前中は研修が無い」「一部の飼い主からだけ評判が良くない」といった不審な点が見え始める。試しにハムテルがミケを連れて朝の病院を訪ねてみると、雄叫びとゴンゴンという音が聞こえ、額から流血しながら笑顔で現れる倉嶋と出くわす。
実はひどい低血圧で朝が弱く、出勤すると頭に水道で冷水を浴び(冷たさで雄叫びが出ていた)、それでも目覚めない時は壁に額をぶつけていた[49]。低血圧が女性に多い症状のため[50]、恥ずかしくてハムテルに言えなかったが、隠す必要が無くなって以降、ハムテルはフルタイムの研修となった。
第11巻後半の狂犬病予防接種の話では、注射の痛さのあまり吠えかかってくる動物たちをキレのいい飛びすさりでかわしながらスピーディーに注射を行っていたが、疲れがピークに達し飛びすさりにキレがなくなってきたとき犬に飛びかかられ、注射針が自身の手の甲に刺さってしまい、人医(※専門用語で、人間の病院の事)へ行くハメに。
今泉(いまいずみ)教授
単行本第9巻にて、回想での登場。40年程前に、二階堂の卒業論文「猫の体表に存在する真菌の研究」に類似した研究論文を執筆した人物である。「猫の泉」と称する猫が多数集まる場所を知っており、そこで101匹もの猫の拭い液を採取したという。現在は定年を過ぎ非常勤として働いている亀松教授が駆け出しの頃、すでに「定年間際」の人物であり、存命の場合100歳を越す老人と思われる。
猫の拭い液採取が進まず悩んでいた二階堂とハムテルの前に今泉教授と思われる仙人のような老人が現れ、二人はその人物の誘導により、猫が大量にいる薄暗い場所に導かれる。そこで大量のサンプル採取に成功した二階堂とハムテルはあまりに都合の良い展開に菱沼から「夢ではないか?」と言われたが、二人の腕には採取する際に抵抗した猫によってつけられた沢山の傷があり、また採取した最近の培養に成功した事から現実と判断。そして明るい昼間帯に「猫の泉」を突き止めてみると、そこはペンギンの形をした飲水器がある広場であり、蛇口の栓が緩く常に水が出ているために猫が水を飲みに集まっている場所だった[51]
峰(みね)夫妻
西根家の近所に住む、老夫婦。旅行へ行く際、西根家にセキセイインコ3匹を預ける。預けるにあたって、「うちにはネコ(ミケ)がいるから」と気乗りのしないタカに「万が一のことがあっても文句は言いません」という念書を書かされた。その中の一羽のオスが蛇口に写った自分をメスと勘違いし、求愛行動をしてタカに呆れられた[52]
栗山(くりやま)犬猫病院院長
二階堂家の近所で開業している、動物病院院長。2年前(連載当時)、転落・骨折した母白猫を治療。二階堂家の隣人に、飼っていた白猫を譲ることを勧めた。2年後に二階堂弟妹たちに一匹ずつあてがう形で、再び飼うことを提案する。
エンゼル動物病院院長夫妻
漆原が関わると面倒な事になると思った二階堂が、自力で修行・研修先として見つけた動物病院の院長夫妻。雇っていた獣医師が急に退職してしまったため、二階堂が研修を申し込んだ直後に院長は過労で倒れ、ちょうど臨月だった受付担当の院長夫人は産気づいて病院に運ばれてしまう。
慣れない病院にたった一人の獣医として残された二階堂の元には次々と患畜がやってきて「恩師にたてついたバチがあたったのだろうか」という事態に陥るものの、常連飼い主の女性陣[53]太平洋戦争時に衛生兵だったという飼い主に助けられつつ、なんとか修行をスタートさせた。
菱沼 智(ひしぬま さとし)
聖子の従弟。札幌市から車で5時間の距離にある町で牧場を営んでいる。真面目な青年だが、父親(聖子の叔父)とは折り合いが悪い。
パソコンで牧場の牛を管理しているが(牛のデータを入力して交配を考え、乳量を増やすため)、父親が人工授精師に「安いのでいい」といい加減に決めてしまうため、頭を痛めている。
智の父
聖子の叔父。聖子曰くデリカシーに欠ける性格だが、牛飼いとしては大ベテラン。ちなみにここの牧場では、ナイター放牧を行っている。
板長
漆原の実家である、仕出し店の板長。漆原の少年時代には板場の若い衆で食材を盗み食いする漆原とは犬猿の仲だった。店主の息子である漆原が相手では、包丁を振りかざして「このくそぼっちゃんめ」と罵るのが関の山だったが、水飴の缶の中に洗剤を詰め、目に付く所に置いておくなど、報復らしき事も行っている[54]
現在でも漆原のことを「若だんな」と呼んでいるが、いまだに店の仕出し弁当を盗まれる事があるらしく、ドライブに行く漆原に弁当を持ち去られて「しばらく来なかったから油断していた」と嘆いている。
M山動物園園長
第49話で登場。類人猿担当の沖田さん・長谷部さん(後述)がインフルエンザに感染し、病欠したため、その間ハムテル・二階堂と共に類人猿たちの世話をすることに。飼育の現場を離れて十数年経っており、あまり世話は得意ではない[55]
沖田(おきた)、長谷部(はせべ)
M山動物園の類人猿の飼育員。担当は、沖田がゴリラオランウータン、長谷部がチンパンジー。人間に近い類人猿の飼育は難しく、動物の側から選ばれたエリートとして尊敬をされている。
向田(むこうだ)
M山動物園の獣医。
大田原(おおたわら)
第90話で登場。H大獣医学部の先輩で、A山動物園の獣医を務める。
産まれてすぐ、母アザラシを亡くしたゴマフアザラシのデブリン(後述)の世話をしているが、嫌われているため、変装して1日2回、餌やりをしている。
谷崎(たにざき)
H大構内にある、「応用電気研究所」で村田教授(前述)の秘書をしている。
美人で親切な女性秘書であり、菱沼が応電のゴミ捨て場にゴミ漁りに行った際は菱沼に沢山の不用品を提供しする。また、ハムテルと二階堂が大学付属図書館に漆原教授が借りた本の返却へ赴いた際、やはり図書館に来ていた谷崎はハムテル達に「うちの教授が(秘書を)見たと申しておりましたが…」と、獣医学部に秘書がいるらしい噂を伝えた。

その他の動物たち[編集]

シーザー
ブッチャーの飼い犬のオスのハスキー犬。多頭引きの犬ぞりレースではリーダーを務める。お祭り野郎的な賑やかな性格で仲間を引っ張るリーダーとしての適性はあるのだが、悪く言えば無神経でやかましく、人が沢山いる環境にテンションが上がるためレース前から騒いでは体力を無駄しがちな傾向にある。「オレはやるぜ オレはやるぜ」というセリフとともに四六時中吠えているシーンが多く描かれている。落ち着きがあって終盤になってもスタミナを残すチョビが、サブリーダーに入った時の相性が良い。
平九郎(へいくろう)
清原の飼い犬のラブラドールレトリバー。性格は温厚でチョビ以上におとなしい。ただ怖い顔のチョビを相手にしても怖がらず、大学にいる間の遊び相手にもなっている。
清原が就職のために上京した際、世話をハムテルに押し付ける形で、一時的に置き去りにされた。そのままハムテル家に滞在していたが、東京での飼育環境を入手した清原が迎えに来たときには、豊かな大学の環境よりも清原を選んで一緒に上京した[56]
フッくん
下村の飼い犬。春に開催される獣医学部の運動会には、借り物競走に動物を登場させる催し[57]があり、6年生からハムを貰い、てなずけられていたが、本番では種目が始まった時間に遊びに行ってしまった。
リリー
生まれたてのチョビが漆原のもとに預けられた当時、獣医学部の学生が飼っていた小型犬。チョビを含む4匹の子犬の乳母にするため、子育てが終わった彼女が大学に連れて来られた。すでに自身とさほど変わりない大きさの子犬を押し付けられたことから最初は乳母役を受け入れず、漆原が力づくで授乳をさせていたが、渋々子犬を受け入れて母性に目覚ると、子犬に手を出そうとする漆原を威嚇するようになった。大型犬の子犬に対応しきれなくなってきたことと、漆原が力づくで割り込みチョビに自分の顔を覚えさせようとしたことで育児に嫌気がさし、実家に帰ることになった。
プルプル
T市家畜衛生試験場で飼育されているメスのヒツジ。家畜衛生試験場で飼われているヒツジの中でも一際大きく、凶暴。前脚の蹄で突いて足跡を付ける「プルプルのチョキ」が必殺技。その子羊もプルプルに似て大きい。
ナツコ
付属家畜病院の患畜。メスのセント・バーナード。畜主はサングラスに坊主頭で頬に傷を持つヤクザ風の男性で、ナツコを溺愛している様子がうかがえる。のんびりした見た目とは裏腹にかなり知能が高く、患畜が飽きないように与えるおやつを暴れたら一度でもらえるという事を瞬時に理解する。単行本第9巻掲載の犬ぞりレース大会にて、漆原の犬ぞりチームに参加させられる。
シャーリー
菅原教授の家で飼われている、雌のポインター犬。一人称は、「アタシ」。元々は菅原教授の友人が飼っていた猟犬だったが、飼い主が仕留めた獲物をねこばばして食べてしまったことが原因で、山に捨てられるところだったのを菅原が引き取った。元々が猟犬だったためか気性が荒く、年1回の狂犬病予防接種を嫌がり牙をむき、シャンプーを嫌がるなど、菅原教授を困らせている。
ハーレー
H大家畜病院の常連である芝さんが飼っている雄のシベリアンハスキー。仔犬のころからムクムクとした風貌をしておりそこが可愛らしいのだが、多毛ぶりが災いし、毎年夏になると熱射病になってしまっていた。見かねた飼い主の芝さんがペットショップへ連れて行き、6時間がかりのトリミングを敢行。その結果、やせこけて耳が尖り目だけが爛々と輝きハイエナのような風貌[58]になってしまう。日中に散歩させるとその風貌で注目を浴びてしまうため、芝さんは深夜に散歩に連れ出していた。しかしハーレー自身は涼しく過ごせるようになり上機嫌であった。氷が好物でガリガリ食べる。
オオニシキ号
ひまわり乗馬倶楽部で一番大きなサラブレッド。乗馬倶楽部でアルバイトを始めた頃のハムテルたちから、ばんえい競馬用の馬と勘違いされるほど大柄。細かいことは気にしない性格ゆえ、競走馬時代は他の馬が嫌がる荒天でのレースに強く、ファンも多かったという。意外と人懐っこい。
リュウセイ号
ひまわり乗馬倶楽部で飼われているオス馬。臆病で人見知りが激しく、ひまわり乗馬倶楽部でアルバイトするハムテルたちにもなかなかなついてくれない。セイラムライト号(後述)にモーションをかけられた時には、強烈な蹴りを入れてフッた。
セイラムライト号
ハムテルたちがひまわり乗馬倶楽部でアルバイトをして2年目に、新しく加わった馬。オーナーいわく「かわいいヤツだが異常に惚れっぽい」[59]。オスメスの見境無く「自分よりも小柄な馬」が好みだが、チョビにも興味を示して、途中でやめている。
ウイちゃん
前述のハムテル達の同級生、石田の飼いスナネズミ。単独飼育をされているせいか滑車に乗るなどの芸をこなし、石田の掌で餌を食べるなど飼い主とのコミュニケーションも取れている。
ピーちゃんとゴンベ姉妹
ヒヨちゃんのお見合い相手として、二階堂が連れてきたメスのニワトリ二羽。お見合い初日から、ヒヨちゃんとの相性は最悪。
元々は二階堂の親戚宅で飼育されていたが、姉妹揃って攻撃的な性格で夫として当てがわれた雄鶏を蹴り殺しそうになったことが多数あり、親戚が困り果て獣医の卵である二階堂に押し付けた。最後には2羽がかりでヒヨちゃんを襲うが反撃にあい、西根家を後にした。
数日後、たまたま近所を歩いていたハムテルと二階堂が西根家の裏向いにある高田邸の庭にいる二羽を発見。以前から高田邸で飼われていた、ピーちゃんゴンベ姉妹に劣るとも勝らない凶暴なニワトリ四羽と喧嘩をしており、その流れでそのまま高田家で飼われるようになった。
ナルちゃん、ピーちゃん、けめこ兄妹
西根家の近所に住む、峰夫妻(先述)の飼いセキセイインコ。ナルちゃんとピーちゃんがオスで、けめこがメス。峰夫妻が旅行に行くため、その間西根家であずかることになった。
ナルちゃんは、他のインコはもちろん鏡や金属に映った自分の姿にも求愛行動[60]をする癖があり、水に映った自分に見とれる「神話に出てくるバカ」とタカを呆れさせた。
ジュリ
獣医学部の学生の飼い犬。飼い主は不明。元々は白い犬だが、汚れることを気にせず牛糞を体にこすりつけることから、茶色い毛並みに。おまけに人間に体をこすり付ける性癖があるため、「猫に育てられた犬」という噂がある。
ブルちゃん
獣医学部の学生が大学に連れてきているブルドッグ。ジュリ同様、誰が飼っているかは不明。
顔の怖さではチョビとタメを張るほどで、獣医学部駐車場にハムテルたちの母校の後輩たちがバイクを無断駐輪した一件では、チョビと2匹で番犬として駐車場に繋がれていた。
カリン
西根家の近所に住む親子の飼っている犬。エサは十分に与えられているのにも関わらず、首輪を外してはしょっちゅう抜け出して、余所でえさを貰う食いしん坊。食べすぎなのに太らないのを不審に思って検査してみると寄生虫が原因と判明。投薬治療により完治したが、食べた分だけ太るようになって首輪抜けが出来なくなった。
フクちゃん
菱沼の飼っているオス猫。ペルシャ猫チンチラのような外見で、「高価な長毛種」らしい。通称「ノラのフクちゃん」。
高価な舶来種だが気さくな性格で、気軽に出歩く事からあちこちに可愛がってくれる別宅を持っていいる。また体毛が汚れることも意に介さず、フクちゃんのあまりの汚れぶりに今日こそはお風呂に入ってもらう!と決意した菱沼は食事中の彼に背後からこっそり麻酔を打ち、眠った隙にシャンプーを敢行したが、途中で麻酔が切れて目を覚まして暴れだす。それ以来、菱沼とは常に距離を置いており、後述のニャオンが菱沼宅から出ていくのを目撃した以降はほとんど菱沼宅に近寄らなくなった。
ニャオン
菱沼のアパートにちょくちょく顔を出すようになった長毛種の黒猫。人懐っこい性格で菱沼にもすぐ懐き、また菱沼宅と同じアパートにある家庭教師派遣の事務所でも可愛がられていたが、ある時、職業上無人になる事も多いその事務所に閉じ込められてしまう。異変を察した菱沼により救出されるが、ニャオンは菱沼宅で餌を食べる事もなくあっさり出て行った。菱沼はノラ猫だと思っていたが、後に飼い猫であることが判明。動物にあまり好かれない菱沼が唯一、なつかれた動物。
ハナちゃん
白黒のブチ猫。鼻の横に黒い点があり、菱沼は「鼻くそハナちゃん」と呼ぶ。警戒心が強く、ちょっかいを出してくる菱沼に驚かされ怯えつつも、肝試しの対象にしている。後に、菱沼が住むアパートの住人(女性)の飼い猫であることが判明。
源三(げんぞう)
菱沼の実家で飼っている、オスの柴犬。「降参、降参」と腹を見せ服従のポーズをするのが得意技だが、菱沼は「プライドのない犬がする」と言って、あまりよく思っていない。菱沼が実家で暮らしていた頃は、家族の中で一番若くてトロい彼女をなめてかかっていたが、大学2年生の時に運転免許を取得した菱沼が車庫入れに失敗し、犬小屋が破壊されたのを報復と勘違いして以来、彼女を恐れるようになった。実は菱沼に「降参」するようになったのもこの一件が原因。
セリカ
H大獣医学部で飼育されている馬。年中鼻水を垂らしていて、学生が厩舎を清掃中、背中を向けると作業着で鼻水をふく。「人懐っこいフリをして鼻水をつける相手を選んでいるのでは?」と疑ったハムテルが、馬好きの菅原教授を引っ掛けてセリカに背中を向けさせると、条件反射的につい鼻水をつけたあとで焦っていた。身体にブラシをかけると「お礼」として学生の髪に噛み付く悪癖もあり、長髪を赤く染めていた小林も髪をむしられ、地味な坊主頭に変えることになった。
ヤマブキ
セリカと同じく、H大獣医学部で飼育されている馬。
性格は人懐っこいセリカと違って「とっても凶暴」とのこと。
モモンガ兄妹
幼獣だった頃、巣穴のあった木が森林伐採にあい、母親を亡くし漆原教授宅に持ち込まれる。チョビ同様、漆原に育てられて成長。家畜病院に連れて来られ、その可愛らしさに学生たちが夢中になるが、活動時間である夜になり活発になると、滑空するたびにあちこちで排泄する習性が判明。ペットとして飼うことは断念され、習性を知っていた漆原は、窓の外から惨事を笑って見ていた。その後、H大学構内の原生林に新たに巣箱を設け、放された。
第106話では、地面の雪の中で眠っている所をチョビに発見され、生存本能に欠ける呑気な様子を見た二階堂は「自分がキツネに捕られるかと思った」という気分で不安がった。
プチ
ハムテルが所属している犬ぞりチームのメンバーでメスのシベリアン・ハスキー。魚屋で飼われているため、の尾頭[61]などをエサとして食べているが、肉は珍しいのでやると喜ばれる。ハムテルが肉をやるとお礼として宝物の魚の頭蓋骨を見せてくれるが、あくまでも宝物を誇示しているだけであり、くれるのかと勘違いしたハムテルがポケットに頭蓋骨をしまうと鼻息で抗議をし取り返す。顔は怖いが性格はボーッとしている。
シロ
二階堂が2年前にエサやりをしていた雌の白猫で、ヒガシ・ニッキ・カッちゃん兄弟の母。
動物好きだが手加減知らず[62]な弟妹達を警戒し、二階堂だけの秘密にされていたが、見つかってもみくちゃにされ、驚いて2階の窓から飛び出し怪我を負ってしまう。二階堂はこれを「自殺未遂」と表現するほど悪い思い出にしており、それ以来、家に動物を入れることを避けていた。近所の栗山動物病院に預けられ、退院後は二階堂家の隣人に引き取られている。
ヒガシ・ニッキ・カッちゃん
シロが隣家に引き取られてから産んだ三兄弟の白猫。母と一緒に、時折二階堂家へエサを貰いに来ていた。
四匹で交互にエサを食べていたのだが、模様の違いはあれど四匹とも白猫なので、全て同じ猫だと思われていた。目を合わせたら逃げてしまうと思った二階堂は、あえて猫たちの姿を見ないようにしていた為、母猫と三匹の子猫の印象が混ざり「来るたびに雰囲気の違う不思議な猫」と思われていた。
偶然に目を合わせた事で当時のシロだと気付くが、同時に弟妹たちとも遭遇。「飼いたい」と騒ぎになり、シロが怪我をした一件から反対する二階堂だったが、栗山院長も「もう弟妹たちも成長したし大丈夫だろう」と許可。時間を決めて遊ぶように取り決めて、二階堂家の飼い猫となった。この時両親も「お父さんとお母さんも飼いたい」と言い出したが、二階堂は「大人は我慢してください!」と怒った。
アン
K県にある、二階堂本家で飼われているヨークシャーテリア。良く吠える強気で活発な性格で、毛は短く刈ってあり、コンテストなどで見られる澄ました長毛小型犬のイメージとかけ離れた姿[63]は「坊っちゃん刈り」「毛の長さで性格が変わる」と言われた。頑なにトイレの枠の外で排泄する癖[64]がある。
ある日、抜け毛に気付いた二階堂が地元の動物病院へ連れて行き、白癬菌症を患っていることが判明。顔面まで病状が進んでいたことからさらに短く毛刈りされ、軟膏を塗ったことでつるりぬるりとした黒いチワワのような外見[65]になってしまった。これには動物好きな二階堂の弟妹たちも逃げ回ったが、アン本人は「私がほんなこつは強かこつがわかってこわがっとるばい」(※九州弁で「本当は私が強いとわかって怖がっているのだろう」)と元気に追いかけ回した。
スコシ
タカの知り合いである、イギリス人夫妻の飼い犬。夫妻が来日してすぐに、ひどく衰弱しているところを保護され、「小さい」「おチビさん」といった意味で「スコシ(少し)」と名付けられた。体の弱さを心配した夫婦に気遣われて育てられたことでワガママな性格になり、飼い主が見つからずに自分達で飼うことになった。西根家で預かられた際には、温厚なチョビが怒る寸前になるほど周囲を振り回したが、イギリス人夫妻からすれば「性格がちょっと可愛くない」程度の問題らしく、ハムテルたちは「なんて心の広い人達なんだ」と関心していた。
クルタン
廃業したレストランの隣の家で飼われている犬。若干太り気味で、便秘の症状もあるためH大の家畜病院に通っている。病院を嫌がらず、「動物を助けているのに、注射や投薬のせいで動物から嫌われる獣医の役回り」に悩むハムテルたちからも獣医が好きな珍しい患畜だと思われていたが、実は、よく残り物をくれたレストランのチーフコックと、白衣を着た漆原が似ていたのを勘違いしていただけだった。
診察が終わり投薬の段階になると、錠剤を強引に飲ませる方法[66]を実践されたことで激怒。診察室で大暴れし、結局は獣医嫌いになる。しかしその後、便秘の治療で何回か家畜病院へ行くうち、病院=体が楽になると気が付き、便秘がつらくなると自発的に(勝手に)、自宅の垣根をくぐり抜けてやってくるようになった。
ポチ
バードウォッチングに参加した際、地面に落ちていたのをハムテルが保護したモズのヒナ。野生に帰す練習として、西根家の温室で放し飼いにされた。世話の為に大学にも連れて行き、エサの時間になると甘える声を出すなどハムテルにも慣れたが、犬のチョビを警戒しない様子に野生に戻れなくなる不安を覚えたハムテルの手で[67]外に放された。
温室で飼われていた際、干してある衣服にエサを早贄するという癖がついていたが、野生に返った後も西根家の庭の洗濯物で早贄作りをしていた。
キューちゃん
菱沼が拾い、公衆衛生学講座にて保護されていた迷い九官鳥。九官鳥らしく人の言葉を真似るのだが、「クソババア」などと喋るせいでチョビも含めて講座の女性陣に人気がない。
飼い主を探すハムテルと二階堂は、とある飼い主から「九官鳥友の会」を紹介され会員宅を訪ね歩くが、飼われている九官鳥のほとんどが「キューちゃん」と自己紹介をするために個体の特性がつかめず飼い主探しは難航。が「クソババア」という特徴的な言葉をきっかけに飼い主宅の発見に至る。ハムテル達はその言葉からキューちゃんは荒んだ家庭で飼われていたのだろうと想像していたが、実は高級住宅地に住む裕福な家族に飼われており、「クソババア」は飼い主宅の息子が姉弟ゲンカの際に姉を罵倒するため使っていた言葉だった。無事に飼い主の元へ戻ったキューちゃんだが、公衆衛生学講座での保護中言葉遣いの荒さを案じた菅原教授が「上書きして悪い言葉を忘れさせる」と日本昔話を聞かせていたため、一寸法師桃太郎が混ざった話[68]をしゃべるようになった。
デブリン
A山動物園で飼育されている、ゴマフアザラシの赤ちゃん。生後9日で母アザラシを亡くし、飼育員が母親がわりとなってエサを与えている。
中々エサを食べてくれず、ハムテルが「ミルク入りホッケ」を与えることを提案。実習終盤、ようやくハムテル達に慣れてきたが、可愛くなってきたところで実習が終了。1年後、成獣になったデブリンを訪問したが、ハムテル達を覚えていなかった[69]
ガブリエル
ハムテル達の同級生、中川の飼い猫。漆原教授により親猫を失った子猫を押し付けられた。「小さいので育たないかも」という漆原の言葉を真に受けた中川は、ガブリエルを大切に育て人間を噛んでも叱らなかった。そのためガブリエルは身体は大きいが社会性がないまま成長してしまい、行儀見習いと称し、ネコ社会のルールや上下関係を身につけさせる目的でミケの元に預けられた事もある。名前の由来は「ヒトをガブリガブリと噛む」から。
モモちゃん
繁殖学講座で飼育されている[70]。3学期が始まってすぐ産気付き、清原たちが泊り込んでお産の立ち会いにあたる。
ジェニー、ビーナス
菱沼智(前述)の牧場で飼育されている牛。妊娠中。
ハムテル達が泊りに来た翌朝、電牧(電流が流れる牧柵)の故障で、他の牛とともに集団脱走。その途次、ビーナスが産気付いてしまい、その場で出産した[71]。その直後、後産[72]狙いのキツネや猫たちに囲まれ、危機に瀕するも、智の父が動物達を一喝して追い払い、難を逃れた。
ケン
ハムテルたちが大学に入学して、教養部で一般教養をしていた頃にタカが保護したポメラニアン。可愛らしいので永久歯の生え揃う前の子犬だと思われていたが、新聞の迷い犬の欄を改めて確認したところ、歯が抜けて視力の弱った18歳(人間に換算すると88歳)の高齢犬だと判明する。心臓病の持病まであり、チョビと遊び疲れていたのを慌てて引き離し[73]、無事に飼い主のもとに戻された。
ピーちゃん
ハムテルが留守中に、西根家へ診察に連れて来られた文鳥。メス。分娩困難だったものの、タカの奮闘により無事出産する。
チャコ
阿波野の飼い猫。H大卒業時まで飼っていたが、就職・入社後に社員寮へ入ることになり、泣く泣く実家の両親の元へ送られた。
さぶ
西根家の近所にある、『山東』の飼い犬で、「名犬さぶ」と書かれた犬小屋に住んでいる。雨の日も小屋から出て雨に打たれながら立っていたり、寒い夜でも小屋の外で寝ている様子は、ハムテル曰く「思索家で求道家」「常に自分を試練の場に置いて生きている」。その割には人懐っこく、往来の人に求められれば気安く芸を披露してくれ、この説明を聞いた二階堂は「ただのヘンな犬じゃないかよ!!」とツッコミを入れた。
シロさん
西根家の近所で飼われている、プードルの血が混じった雑種と思われるウェーブのかかった柔らかい白い毛に、どこか悲しげな瞳を持つ犬。
かなりの美形で、一見「薄幸の美少女」を思わせるが、鎖を切って隣の家に侵入し、漬物用に干していた大根を盗み食いする意外と図太い性格。肉を食べると胸焼けするたちで、普段食べるエサは野菜ばかり[74]。「お手」のポーズを間違えて覚えている。
ジョン
西根家の近所で飼われている犬。ミケがしょっちゅう、自分の(飼い主の)家の門柱で肝試しをしているため、犬猿の仲。
ケンさん、キョウさん、ポンタちゃん、ジュリエッタ兄妹
西根家の裏向かいに住む、高田家で飼われている兄妹。オスのケンさんの名前の由来は、「危険のケン」。同じくオスのキョウさんは、「凶暴のキョウ」。
西根家のヒヨちゃんとは、永遠のライバル。後に迷いこんできた、二階堂親戚家出身のピーちゃん&ゴンベ姉妹(前述)とはケンカを繰り広げたが、後に一緒に暮らすようになる。
すみっこ
加藤百合子の飼い猫で、家畜病院の患畜。いつも部屋の隅にいることから、「すみっこ」と名付けられた。
パフ
西根家の近所で飼われている、犬。室内で飼われているが、玄関先に出す時は小型ラジカセにつながれている。
その気になればラジカセを引きずってどこへでも行けるはずだが、子供の頃からつながれていたせいで「自分では動かせない」と思っているらしく、玄関先から動かない[75]
黄色(きいろ)、ガッツ
中川が働いている、カンガルーワールドで飼育されている、カンガルーの群れのボス。
黄色は女・子どもの群れのボスで、ガッツは大人のオスの群れのボス。ハムテルと清原のミスで柵から出てしまい、ついに真のボスを決める戦いに至ってしまう。しかしハムテルの機転でボス争いは回避された。
営業部長(えいぎょうぶちょう)
カンガルーワールドで飼育されている、メスのカンガルー
子供がおり、初対面のハムテルたちに「みる?」と仔カンガルーをお腹から見せるサービスをしてくれる。

原作に登場する場所・建築物[編集]

モデルとなったと推定される場所を含む。()に作品中での表記を記す。

北海道大学(H大学)
作品の活動の中心となる大学
桑園・日本中央競馬会札幌競馬場(札幌中央競馬場)
文庫版1巻で菅原教授のメモに登場。「桑園」はJR北海道函館本線札沼線)の駅名(札幌競馬場の最寄り駅)で、地名としては存在しないものの、その周辺地域を指す呼称として用いられている。
藻岩山・藻岩山ロープウェイ(○いわ山)
チョビが遭難した山。
旭川市旭山動物園(A山動物園)
文庫版6巻で、ハムテル達の実習先として登場。
札幌市円山動物園(M山動物園)
ハムテル達の実習先として登場。
北海道立滝川畜産試験場(T市家畜衛生試験場)
ハムテル達の夏休み期間におこなわれる牧場実習先として登場。
福岡県北九州市グリーンパーク・響灘緑地(カンガルーワールド)
カンガルー広場がある。中川の卒業後の勤務先のモデルとなった施設。
さっぽろ羊ヶ丘展望台(指さしているクラーク像
大学受験のため渡道した、二階堂の従妹・里穂が待ち合わせ場所と勘違いして彼女の想像での登場。
実際の待ち合わせ場所はH大学構内のクラーク像(こちらのクラーク像は手足のない胸像)だった。
小樽市(港と運河と水族館のまち)
菱沼の産まれ故郷で、札幌からJRで45分の距離。
北海道立真駒内公園 (作中でも同名・国際犬ぞりレース札幌大会開催地)
ハムテルが所属している、ブッチャーが監督を務める犬ぞりチームが毎年参加している犬ぞりレース大会の開催地。
円山公園(M山公園)
ハムテル達獣医学部の学生・教授がお花見で訪れた公園。
ちなみに、この時期北海道にはまだ桜が咲いていないため、お花見で見る花はライラックなどである。

コミックス[編集]

単行本[編集]

文庫本[編集]

愛蔵版[編集]

テレビドラマ[編集]

動物のお医者さん
ジャンル テレビドラマ
原作 佐々木倫子
脚本 横田理恵
古沢良太
江頭美智留
監督 佐藤嗣麻子
深沢正樹
久野昌宏
山崎貴
出演者 吉沢悠
要潤
高杉瑞穂
平井理央
加賀美早紀
和久井映見
雛形あきこ
岸田今日子
江守徹
声の出演 柊瑠美
山本圭子
ナレーター キートン山田
音楽 寺嶋民哉
エンディング 諫山実生「朝陽の中で微笑んで」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
話数 11
製作
プロデューサー 高橋浩太郎
制作 テレビ朝日
放送チャンネル テレビ朝日系列
音声形式 ステレオ放送
放送期間 2003年4月17日 - 6月26日
放送時間 木曜日21:00 - 21:54
放送枠 木曜ドラマ
放送分 54分
テンプレートを表示

テレビ朝日系列の『木曜ドラマ』枠(毎週木曜日21:00 - 21:54、JST)で2003年4月17日から6月26日まで放送された日本のテレビドラマ。主演は吉沢悠

ストーリー進行などに多少の変更があり、H大学は城西大学で撮影された。基本的には1回2、3話形式のオムニバスもの。放送終了後はDVDビデオ化された。

キャスト[編集]

キャストは#登場人物・動物を参照。清原、阿波野といった登場人物は、原作では下の名前が登場せず、ドラマ版で初めてフルネームが設定された。

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督 視聴率
第1話 4月17日 「私はチョビ」
【「運命」「チョビの病気」「ミケの危機」】
横田理恵 佐藤嗣麻子 13.7%
第2話 4月24日 「女といふもの…」
【「タカの執念」「菅原教授の悩み」「菱沼の恋人」】
深沢正樹 10.8%
第3話 5月1日 「チョビ牧場へ行く」「ネズミの見分け方」
【「いいネズミ、の見分け方」「漆原の罪と罰」】
古沢良太 久野昌宏 9.9%
第4話 5月8日 「チョビ飼い主を探す」「怪しいアルバイト」
【「怪しいアルバイト」「タカの孫自慢」「飼い主は誰?」】
横田理恵 10.1%
第5話 5月15日 「しるこ+スシ=爆弾」「チョビ達を狙う犯人」
【「雨の日の惨劇」「二階堂の試練」「夜の訪問者」】
古沢良太 佐藤嗣麻子 8.6%
第6話 5月22日 「チョビとミケ、麻雀と試験に乱入!ハムテル絶体絶命…」
【「家族の大勝負」「ハムテルの試験対策」「漆原の弱点」】
横田理恵 久野昌宏 7.6%
第7話 5月29日 「ミケの家出」「英語出来なくてなぜ悪い」
【「ミケの家出」「英語のかべ」「清原の愛情」】
古沢良太 山崎貴 9.1%
第8話 6月5日 「ヒヨちゃん、病に倒れる」「菱沼を迎えにきた男」
【「ヒヨちゃん、病に伏す」「菱沼の就職」「ネズミ捕獲作戦」】
佐藤嗣麻子 11.3%
第9話 6月12日 「西根家の蔵で、殺人事件」「菱沼の宿敵はゴージャス女」
【「菱沼のライバル」「クリスマスの思い出」「謎の細菌メモ」】
横田理恵 久野昌宏 9.2%
第10話 6月19日 「さよなら、平九郎」「漆原の秘密・口紅の美女!」
【「間違いだらけの講座選び」「漆原の秘密!?」「さよなら、平九郎」】
江頭美智留 山崎貴 8.8%
最終話 6月26日 「チョビ、山で行方不明!生きていて…」
【「チョビ、帰らず」「宿命の対決」】
横田理恵
古沢良太
佐藤嗣麻子
久野昌宏
9.7%
平均視聴率 9.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

TVドラマ版における原作との相違点[編集]

  • 前述にもあるがタカはハムテルを「キミテルさん」と呼んでいる(原作では呼び捨て)。
  • 入学前に漆原教授にチョビを押し付けられた回想シーンと大学生時代でチョビ役に同じ子犬のハスキーを起用しているため、劇中では3年以上過ぎているのに子犬のまま全く成長していない。
  • 原作掲載時期にはそれほど流通していなかった携帯電話が所々で登場(3話後半、最終話前半など)する。
  • 前述どおり嶋田小夜が、ハムテル達の同級生(原作では1年先輩)になっている。
  • 舞台が北海道であるか定かではない。北国ネタは扉の氷結で閉じ込められる一編だけ映像化されている。
  • 4話後半は試験場が舞台だが同じ場所がメインとなる原作で登場した羊のプルプルの出る話が映像化されていない。
  • 同じく4話後半で劇中崖から滑ったのは原作では二階堂のみだがドラマではハムテルも一緒に滑っている。そのため民家に助けを求めるメンバーからハムテルがカットされている上、原作とは違い放置された状態になっている。また同作で漆原がお菓子を大量に持ち込んでいたのがばれるシーンも買い物チーム出発後から前に変更されている。
  • 1話Aパートで漆原がハムテルに賭けの題材として出したのが、原作ではカシオ計算機電卓カシオミニ」だったが、ドラマでは電子辞書に変更されている。
  • 6話Aパートの、家族内での賭け麻雀の敗者への罰ゲームの内容が、屋根の雪下ろしから、テレビ撮影のために家の大掃除をするに変更されている。このときの帰国理由も正月から、演奏会のために変更されている。
  • 9話Aパートの、分光光度計が壊れた原因が、ヒヨコの羽が詰まったから、しゃぶしゃぶのゴマだれをこぼしたに変更されている。
  • 10話Aパートの、原作にもあった「大根の大食いで勝った人が講座に来たらどうするんです」の台詞を受ける形で回想と思われる、岡田先輩が大根の大食いで勝利するシーンが挿入される。
  • 最終回前半の話において、原作にはなかったハムテルが焦り故からか、タカに対して逆ギレし、その直後無理がたたって過労で倒れるという描写が追加(原作ではすべての話を通じてハムテルが怒る描写はない)。
  • 最終回前半の話において、原作では最終的にチョビ捜索の増員に立候補したのはハムテル達の友人+菱沼だったが、ドラマではチョビ捜索のため講義をサボっていることが漆原と菅原にばれた(原作では一応は大学にいっている描写がある)後、漆原の招集により集められた獣医学部の学生多数+菅原が捜索に加わった。また、漆原が招集したためか彼が捜索の陣頭指揮を担当している。
  • 最終回後半の運動会は原作では優勝チームにビールが進呈されるだけだったが、ドラマでは最下位チームが運動会の後のパーティの後片付けを全部やるという罰ゲームがあるという設定が追加されている。そのためか、原作では教師チームのみだった特訓シーンがほかの学部たちも必死になって特訓しているシーンが追加されている。
  • 最終回後半の運動会は原作では特に実行委員は登場していないが、ドラマでは亀松先生が実行委員となっている。
  • 最終回後半の『動物借り物競走』において、原作では最下位だった漆原の順位が1位になっている。原作ではチョビがハムテルの言うことをしっかり聞いていたからだが、ドラマでは漆原が試供品のドッグフードでチョビを釣ったため。これはドラマ内でカットされた『子犬おいでおいで競争』内で漆原がやったこと(漫画内で使ったのはお弁当のおかずのメンチカツ)の部分を流用したためと思われる。
  • 最終回後半の運動会の最終種目が原作の『スウェーデンリレー』から、原作ではその直前に行われていた『直検競走』に変更される。また『直検競走』にて、漆原とハムテルがくじで選んだ物と実際に引いた物が原作と異なっている。漆原は、原作では1回目が「赤いきつね」と間違えて「緑のたぬき」、2回目が「ガンダム人形」と間違えて「鉄腕アトム人形」を引き抜く。ドラマでは1回目が「シャンプー」と間違えて「リンス」、2回目が「リンス」と間違えて「ボディソープ」を引き抜く。ハムテルは、原作では1回目が「手袋」と間違えて「靴下」、2回目が「キタキツネぬいぐるみ」と間違えて「カモのぬいぐるみ」を引き抜く。ドラマでは1回目が「靴下」と間違えて「手袋」、2回目が「手袋」と間違えて「指つきの靴下」を引き抜く。また、原作では『直検競走』の1位~3位が不明だったものの、ドラマでの1位は「ガラスの仮面第27巻」を引き抜いた菱沼であった。
  • ハムテルの友人の中で名前の設定が明確でないため、レギュラーからもれたと思われる「眼鏡の人物」が、最終回後半の学部内運動会に登場し、ハムテルのサポートをした。
  • 最終回の1つ前の話(10話Cパート)で清原がアメリカ留学したため、チョビの捜索や運動会内での彼の描写(酒飲み競争で酒を飲みすぎる、優勝商品のビールを羨ましがる等)がすべてカットになった。
テレビ朝日系列 木曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
恋は戦い!
(2003.1.9 - 2003.3.13)
動物のお医者さん
(2003.4.17 - 2003.6.26)
菊次郎とさき
(第1シリーズ)
(2003.7.3 - 2003.9.11)

脚注[編集]

  1. ^ 動物好きの子どもたちにおすすめ 漫画『動物のお医者さん』が無料配信に”. Yahoo! Japan (2020年5月1日). 2020年9月22日閲覧。
  2. ^ 札幌H大学獣医学部研究会 『コミックに見る獣医学部の研究』(データハウス、1994年) ISBN 4-88718-270-8
  3. ^ 原作では母からも「ハムテル」と呼ばれる
  4. ^ 漆原のがさつな治療の様子も含めて
  5. ^ 冷静な上、あまり野次馬根性がない。
  6. ^ ただし成績優秀というわけではない。「赤点でなければいい」という考え方なので、及第点ぎりぎりの合格といった成績を取る。
  7. ^ 「大正時代に建てられたハムテルの家は広いそして古い」と書かれている。連載終盤、ハムテルの同級生達が夏休みに遊びに来た話では、町内会長が新入りの住民に「廃墟だ」と教えたことから、後日。タカが町内会長に猛抗議する場面がある。
  8. ^ 作中で、「各自自分の居住スペースしか掃除しない(北海道人の合理性)」と書かれている。
  9. ^ 飼育書には「オリーブ油でマッサージする」と書いてあったが、そのときはサラダ油しかなかった
  10. ^ もともと母犬は身元不明の迷い犬で父犬も判らないほか、明確に調査などをしたシーンも無い為、チョビがハスキー犬と判断されている根拠は外見的な特徴だけである。
  11. ^ ワガママな小型犬と一時的に同居した際には「何度か怒ろうと思った」が結局怒れなかった
  12. ^ 夜中、血塗れの獣医大生がチョビ捜索にうろつくホラーな現場だったため、初対面の二階堂に「ぎゃーっ、般若!」と怖がられた。
  13. ^ 後に犬ぞりチームのシーザーが行方不明になったとき、この経験から最初は楽観視していたハムテルとチョビは初めて「ハスキー犬は帰巣本能が弱い」ことを知らされ、よく自力で帰って来れたと驚くことになった。実際に発見されたシーザーは何の疑問も抱かずに他の家で暮らしていた。
  14. ^ チョビの名前を考える第一巻のエピソードで、安直なネーミングセンスをタカに蒸し返されている
  15. ^ 充分に散歩をする犬は爪が適度に磨り減り、ことさら爪を切る必要がないため
  16. ^ ハムテルから「ピアニストだったのは昔の事 今は歌手をやっている」と明かされ「今は?」と驚いていた。
  17. ^ 院長曰く「ネズミはけっこう来る(来院する)のでねえ」とのこと。
  18. ^ チャウチャウライオンのように散髪されていた。
  19. ^ H大学卒業式後に開かれた獣医学部の卒業コンパでは、白衣にいつものトレーナーという姿で出席し、漆原から「もっと卒業式らしい服を着てこい」と注意されるなど、TPOも気にしない。
  20. ^ ハムテルからは、「あまりヒヨちゃんを鍛えないでほしい…」とツッコまれていた。
  21. ^ 猛犬とは程遠い平九郎だが、老夫婦は犬が来た事そのものを喜んでいた
  22. ^ 豚や飼い猫と不仲な菱沼から「(動物は)裏切るわよ」と言われて「アンタ オレを動物不信にさせたいのか!?」と怒ったこともある
  23. ^ 髪のみやや明るい色で描かれる
  24. ^ 構内でハムテル達5年生がかまくらを作っていた。漆原を閉じ込めた後、かまくらへ直行しきりたんぽ鍋を食べていたが、漆原の大ジャンプでかまくらは倒壊。その後、漆原が寿司をおごってくれた。
  25. ^ その事を聞いた、西根家の一同からは「その先輩は商才がないんだよ」と言われていた。
  26. ^ 有用な細菌や遺伝子を発見するのは運の要素も強く、作中で「非常に運の良い女性と言える」と評されている。
  27. ^ 北海道勤務を嫌った学生の内定辞退が続出し人手不足に悩んでいた同社の人事部部長は漆原の同期生で「数年前に就職委員を務めた際、なべ底景気だった頃で路頭に迷う寸前だった学生を入社させてくれた恩返しに即戦力を紹介する」とかこつけて菱沼を売り込んだ。
  28. ^ 牛の栄養にいいだろうと思い、ビスケットやキャンディなどを飼料に加えたが、牛が消化できない物や腐った物が混じっていたため、消化不良で搾乳が出来ず経営難に陥った。売り物である鶏卵にマジックで絵を描いたりもしたが、本人曰く「そのほうが良く売れるだろうと思っていた」らしい。
  29. ^ テーマソングである『虹と雪のバラード』を歌えない。
  30. ^ 菱沼が専門誌に提出した論文の返事待ちの際、「『とてもよろしく』って書いた?」と訊ね、「『とてもよろしく』じゃない『くれぐれもよろしく』」と注意された。
  31. ^ 主査からの手紙には「何の前触れもなく 論文だけを送り付けてくるとは大変失礼である」と書かれていた。そのため、ハムテル達は「もっとビジネスライクなんだろうと思っていた」と驚いていた。
  32. ^ 漆原から「講義の時には着てこないでね」と釘を刺されている。
  33. ^ 身分などを問いただした際、どさくさ紛れに家の広さなども確認している
  34. ^ 缶入りドリンクを直火で温めるのはメーカーも禁じている危険な行為であり、劇中でも大きな注意書きの演出がなされている。
  35. ^ ザンビア大学獣医学部創設のほか、途上国の人材育成に尽力——金川北海道大学名誉教授が瑞宝中綬章を受章 | 2015年度 | トピックス | ニュース - JICA”. web.archive.org (2020年5月3日). 2020年5月3日閲覧。
  36. ^ 物語後半で、ハムテル達が狂犬病予防接種の手伝いをしていた際。倉嶋院長(後述)の手に注射針が刺さるアクシデントに見舞われて人医(※・人間の病院)へ行った際に、ハムテル達から予防接種の手伝いを頼まれ、飼い犬のシャーリー(後述)のシャンプー時に使う方法で、ハムテル達をサポートした。
  37. ^ 菱沼たちから「研究に使う遠心分離機が壊れたから買い換えて欲しい」と言われた際。「お金がないんだ 文部省がお金をくれない」と、こぼしていた。
  38. ^ その国家試験で、H大の学生が試験問題の回答がゴロ合わせの一つだったことで、「なーんだ これだったのかあ」とつぶやいた事から、問題漏洩疑惑をかけられ、胃を痛くしていた。だが、試験の平均点数が良くなかったことから、疑惑はすぐに晴れたがさらに怒りをあらわにしていた。
  39. ^ 獣医学部に厚生省から、助成金が下りる事になった話では、マンションを衝動買いしてしまった。
  40. ^ モデルとなった北大の応用電気研究所は作品連載中の1992年に「電子科学研究所」に改組されている
  41. ^ 自分たちの講座とは別世界のようなものだから比較するな、という意味で
  42. ^ 片付けに執着するあまり、下げるタイミングが早すぎた
  43. ^ 付属家畜病院に、皮膚病コウモリを連れて来ていた。
  44. ^ 寒さによる衰弱ではなく受験勉強による寝不足
  45. ^ 便秘気味のコロの為に、タカの祖父が飲ませていた
  46. ^ 本人曰く「もう2〜3年、私が働きたいだけ働いてから」との事。
  47. ^ 初対面のハムテルが自分を知らなかった(※・「誰だ二階堂 近所の子か?」と訊ねた。)事に気分を害し、怒って玩具の木琴を足で踏みつけていた。ハムテルが食べ物で釣ったり、二階堂が他の子役を褒めたりするなどして彼女のやる気を出そうとするも、「じゃあその子で撮れば?」と言い放ち、二階堂を激怒させた。
  48. ^ 恐らく、厚生省保健所の啓発ポスターだと思われる。
  49. ^ まれにだが、壁にぶつけて額を損傷するケガを負うこともあるため、流血しながら応対する事から、これに当たった患畜の飼い主を怖がらせる事に。そして壁に血のあとが付くのである。
  50. ^ 同じく低血圧の菱沼から「気持ちはわかるけど」と、同情されたと同時に幻滅されている。
  51. ^ 日の光の下でこの光景を見たハムテルは「まさか 40年前からこう(蛇口が壊れたまま)なんじゃ…」と呆れていた
  52. ^ タカ曰く「神話に出てくるバカそっくりだよ!!」
  53. ^ どうにか診療を続けていたが、空腹になり炊き出しを始めていた。
  54. ^ 勘違いして洗剤を食べるはめになった漆原の目の前で、若き日の板長は顔色も変えずに洗剤と書かれたラベルを貼り付けた
  55. ^ 中々サル舎の清掃が出来ず、最後はホースを使ってゴリラ・オランウータン・チンパンジーを部屋へ戻し、ようやく清掃が出来たものの、この水責めが原因で自身が風邪を引いてしまう。しかもそれが、サル達に感染。
  56. ^ 清原と上京する際、チョビから「しあわせ?」と問われ「行ってみないとわかんないけど」と答えていた。
  57. ^ 大会プログラムに、「飼っている動物をなるべくつれてきてください。」と書かれていた。
  58. ^ 実際のハイエナはずんぐりむっくりした風貌で、やせこけてはいない。変わり果てたハーレーを目にしてショックを受けた芝さんのそばでペットショップのトリマー達も「それは…ハイエナに失礼かも…」とツッコミを入れていた。
  59. ^ あまりの惚れっぽさに、二階堂が「お前は誰でもいいのかバカバカ」と怒った。
  60. ^ 餌を吐き戻してプレゼントする行動。病気での嘔吐と勘違いした西根家一同を大いに慌てさせた
  61. ^ いわゆる「鯛の尾頭付き」のことではなく、身を食べたあとの、「尾と頭だけ」が残った食べがらのこと。
  62. ^ 二階堂本人はそれほどでもないが、両親弟妹揃って「好き過ぎて加減を知らない」
  63. ^ 昭夫が本家で初めてアンと対面した際、「思っていたのと違う」と驚いていた。
  64. ^ しつけの成果が出ない飼い主は「結界があっとかもしれんたい」(※九州弁で「結界があるのかもしれない」)と嘆いていた
  65. ^ 弟妹たちが「黒かつもおるとね(※九州弁で「黒いのもいるのね」)」と驚いていた。
  66. ^ 口に錠剤を放り込み、頭をはたく
  67. ^ 結果的には、ポチを見物に来た漆原教授に驚いて
  68. ^ 一寸法師と同じサイズのおじいさんが、半分に切った桃に乗って川を流れている場面がある。
  69. ^ もっとも、ハムテル達も教えてもらうまで誰がデブリンかわからなかった。だからおあいこであるらしい。
  70. ^ 前述のモモンガ兄妹も「モモちゃん」と呼ばれている。モモンガのモモちゃんは二階堂が名付け親だが、牛のモモちゃんは二階堂が獣医学部に進む前から「モモちゃん」と呼ばれていた。
  71. ^ 偶然一緒についてきたチョビが立ち会うかたちとなり、「シエー」と驚いていた。
  72. ^ 出産後、胎盤が胎内からおりる事。
  73. ^ 声をかけても起きないので卒倒したと思われたが、耳が遠いだけだった
  74. ^ ハムテル曰く「ベジタリアンなんですよね」
  75. ^ この光景を見て二階堂は「あのラジカセ地面に止めてあるのか?」と訝っていた

関連項目[編集]

外部リンク[編集]