チョウセンカマキリ

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チョウセンカマキリ
Tenodera angustipennis
Tenodera angustipennis(2008年10月)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カマキリ目 Mantodea
: カマキリ科 Mantidae
亜科 : カマキリ亜科 Mantinae
: Polyspilotini
: Tenodera
: チョウセンカマキリ T. angustipennis
学名
Tenodera angustipennis
Saussure1869[1]
和名
チョウセンカマキリ(朝鮮蟷(螳)螂)
カマキリ(蟷(螳)螂)

チョウセンカマキリ学名Tenodera angustipennis)は、カマキリ目カマキリ科昆虫。単にカマキリともよばれる。

特徴[編集]

体長オス65 - 80mm、メス70 - 90mmで、日本産のカマキリの中では大型の部類に入る。

オオカマキリによく似ているが、やや小さく華奢で、前基節基部間は橙赤色。後翅の前縁部と中央部に濃褐色短条が並ぶ。体色はオオカマキリ同様に、緑と茶の2系統に分かれる。

オオカマキリより小ぶりで胸部紋色が異なる以外には、オオカマキリには後翅に大きな紫が混じった黒い模様が拡がっているのに対し、本種には無く、更にオオカマキリは比較的日当たりの良い場所を好むのに対し、やや日陰や、森に近い草地の方で見つかる事が多い。

オオカマキリより耐寒性も劣るようで、オオカマキリが高地や北海道南部にまで生息範囲を拡げているのに比べ、本種は東北地域南部までしか住んでおらず、高標高地でもあまり見られない。

卵鞘形状も異なり、オオカマキリのがやや膨らんだ台形に近い形なのに対し、本種のはやや長方形型に近く、卵鞘形状に限って云えばオオカマキリとは全く似ていない。

分布[編集]

日本本州四国九州対馬沖縄本島)、朝鮮半島中国[1]

生態[編集]

他のカマキリ同様に、幼虫も成虫も様々な昆虫を補食する。

春に孵化した後、幼虫はアブラムシや、トビムシを捕らえ、脱皮を重ねて成長していくにつれて捕獲する獲物の数と大きさも増していく。八月の後半にさしかかる辺りで最後の脱皮を終えて成虫に羽化する。

大きな成虫や終齢幼虫となると、セミアゲハチョウなどといった大型の昆虫類や、小さなトカゲやカエルをも捕らえるようになる。

ムナビロカマキリ[編集]

本種は沖縄以南では大型化し、体型がオオカマキリに近くなり、ムナビロカマキリとも呼ばれるようになる。

体つきがより大きくなり、胸部の幅が拡がった為この名があるが、それ以外には生態的、遺伝的に本種と変わらない。

体長はオス74 - 88mm、メス68 - 92mmとなる。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2011年11月16日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]