コンテンツにスキップ

チキンティッカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Chicken Tikka
フルコース オードブル
地域 インドパキスタンバングラデシュ
主な材料 鶏肉ヨーグルト赤唐辛子の粉、ショウガ、すりおろしたニンニク、レモン汁
派生料理 パニール・ティッカ
テンプレートを表示

チキン・ティッカ(Chicken tikka)は、インド亜大陸を起源とする鶏肉料理の一種。インドバングラデシュパキスタンで広く受け入れられている料理である[1]。骨無しの鶏肉の小片を、インドのスパイスと「ダーヒ」(ヨーグルト)に漬け込み、「アンジーティ」と呼ばれる火鉢や炭火で焼いて串で刺した料理であり、骨無しの「タンドーリ・チキン」である[2]

「ティッカ」(トルコ語の「Tike」、アゼルバイジャン語の「Tikə」)とは、ペルシア語で「かけら」「破片」「一片」を意味する言葉である。パンジャービ料理で出される鶏肉料理であるが、カシミール地方では赤く熱した炭火で焼くため、必ずしも骨無しで提供されるとは限らない。「ギー」(澄ましたバター)を塗りながら炒め続け、香ばしさを増加させる。グリーン・コリアンダーと、ペースト状にしたタマリンドにオニオン・リングとレモンを添えて食べたり、チキン・ティッカ・マサラを作る際に使用される[3]

玉葱とチキン・ティッカを一緒に熱した皿の上に盛り付けて提供する料理に「チキン・ティッカ・スィズラー」がある。これはアフガニスタンでも人気があるが、アフガニスタンでは(ペルシア、トルコ、アラブの料理と同じく)インド亜大陸のものに比べると辛さは少なく、鶏肉だけでなく、牛肉羊肉も使われる[4][5]

写真

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ Pop's Mops and Sops: Barbecue and Sauces from Around the World, p. 76, by "B" "B" Quester
  2. ^ Pat Chapman (1993). Curry Club Tandoori and Tikka Dishes. London: Judy Piatkus. ISBN 0-7499-1283-9 
  3. ^ Chicken Tikka Recipes”. Deccan Chronicle (12 January 2019). 24 January 2019閲覧。
  4. ^ Pat Chapman (2007). India: Food & Cooking. London: New Holland Publishers. ISBN 978-1-84537-619-2 
  5. ^ Popular hariyali chicken tikka is mouthwatering”. Gulf Times (17 January 2019). 24 January 2019閲覧。