タマン・S
タマン・S Thaman S | |
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タマン・S(2014年) | |
基本情報 | |
出生名 | Ghantasala Sai Srinivas Thaman Sivakumar[1] |
生誕 | 1983年11月16日(40歳) |
出身地 | インド アーンドラ・プラデーシュ州ネルール県ポッテパラム |
職業 | 作曲家、ドラマー、プレイバックシンガー |
活動期間 | 1994年 - |
タマン・S(Thaman S、1983年11月16日[2] - )[3]は、インドのテルグ語映画、タミル語映画で活動するドラマー、作曲家、プレイバックシンガー[4][5]。2009年に『Kick』で音楽監督デビューし[6]、2020年に『ヴァイクンタプラムにて』で国家映画賞 音楽監督賞を受賞した[7]。主にラヴィ・テージャ、スレンダル・レッディ、シュリーヌ・ヴァイトラ、トリヴィクラム・シュリーニヴァース、ボーヤパーティ・シュリーヌの監督作品に参加している[8]。
生い立ち
[編集]アーンドラ・プラデーシュ州ネルール県で生まれ、「ガンタサーラ・サーイ・シュリーニヴァース・タマン・シヴァクマール(Ghantasala Sai Srinivas Thaman Sivakumar)」と名付けられた。生家はテルグ・バラモンの音楽家一家で、チェンナイで幼少期を過ごした[9][10]。祖父のガンタサーラ・ラーマイヤーはテルグ語映画で活動する映画監督・プロデューサー[11]、父のガンタサーラ・シヴァ・クマールはドラム奏者としてK・チャクラヴァルティーの監督作品など700本以上の映画に参加した。また、母のガンタサーラ・サーヴィトリ、姉のヤミニ・ガンタサーラ、叔母のB・ヴァサンタはプレイバックシンガーとして活動している[12][3]。サーイ・シュリーニヴァースは音楽家としての芸名を本名と父の名前から取って、「タマン・S(Thaman S)」としている[1]。
9歳の時にS・P・バーラスブラマニアム、G・アーナンドの音楽チームにリズムパッド奏者として参加した[13]。13歳の時に父が死去したため、家計を助けるため趣味だった音楽活動を仕事にするようになった[14]。その後はラージ=コーティの下で3年間で60本の映画に携わり、M・M・キーラヴァーニの下では3年間で90本の映画に携わった。また、マニ・シャルマから音楽を学び、彼の下で8年間で94本の映画に携わった[15]。タマンは複数の音楽家の下で14年間働いた後、音楽家として独立した[16]。
キャリア
[編集]父シヴァ・クマールは著名なパーカッショニストのシヴァマニと仕事を共にするなどドラム奏者として有名であり、タマンも父から音楽の技術を学んでいる。その後、1994年に『Bhairava Dweepam』の録音作業に同行したタマンは父のサポート・ドラマーを務め、初めて映画音楽の仕事に携わった[17]。音楽監督になる以前は世界各国を巡り700以上のステージに参加し、また900本以上の映画に奏者として参加していた。2009年に『Kick』『Sindhanai Sei』で音楽監督デビューする[18][19]。また、2003年にはシャンカールの『Boys』で俳優デビューしている。
2009年に『Malli Malli』で作曲家として参加し、前年の2008年にサウンドトラック・アルバムがリリースされた。タマンの音楽について、Idlebrain.comのジーヴィは「非常に優れたものだった」と評価している[20]。また、同年に『Sindhanai Sei』でタミル語映画デビューし[21]、収録曲「Uchimeedhu」でプレイバックシンガーとしてもデビューしている。『Eeram』では映画音楽を批評家から絶賛され[22][23]、2007年から作曲を始めたサウンドトラックは2008年にリリースされ、映画自体は2009年に公開された。2017年5月にはローヒト・シェッティの『Golmaal Again』にサウンドトラックの作曲家6人のうちの1人として参加し、ヒンディー語映画デビューした[24]。2018年にはローヒト・シェッティの『シンバ』でテーマ曲の作曲を手掛けた。
ディスコグラフィー
[編集]フィルモグラフィー
[編集]映画
[編集]- Boys(2003年)
- Sindhanai Sei(2009年)
- Ayyanar(2010年)
- Mr. Majnu(2019年)
テレビシリーズ
[編集]- Super Singer(2019年) - 審査員
- Telugu Indian Idol(2022年-2023年) - 審査員
- Super Singer Junior 9(2023年) - 審査員
受賞歴
[編集]年 | 部門 | 作品 | 結果 | 出典 |
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国家映画賞 | ||||
2022年 | 歌曲部門音楽監督賞 | 『ヴァイクンタプラムにて』 | 受賞 | [25] |
フィルムフェア賞 南インド映画部門 | ||||
2012年 | テルグ語映画部門音楽監督賞 | 『Dookudu』 | 受賞 | [26] |
2013年 | 『Businessman』 | ノミネート | ||
2015年 | 『Race Gurram』 | |||
2017年 | テルグ語映画部門音楽アルバム賞 | 『Sarrainodu』 | ||
2019年 | 『アラヴィンダとヴィーラ』 | |||
2022年 | 『ヴァイクンタプラムにて』 | |||
2023年 | 『Bheemla Nayak』 | [27] | ||
南インド国際映画賞 | ||||
2012年 | テルグ語映画部門音楽監督賞 | 『Dookudu』 | 受賞 | [28] |
2013年 | 『Businessman』 | ノミネート | [29] | |
テルグ語映画部門男性プレイバックシンガー賞 |
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受賞 | ||
2014年 | テルグ語映画部門音楽監督賞 | 『Naayak』 | ノミネート | |
2015年 | 『Race Gurram』 | [30] | ||
テルグ語映画部門ストリーミング歌曲賞 |
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受賞 | ||
2016年 | テルグ語映画部門音楽監督賞 | 『Bruce Lee: The Fighter』 | ノミネート | |
2017年 | 『Sarrainodu』 | |||
2019年 | 『アラヴィンダとヴィーラ』 | |||
2022年 | 『ヴァイクンタプラムにて』 | 受賞 | [31] | |
カンナダ語映画部門男性プレイバックシンガー賞 | 『Yuvarathnaa』 | |||
2024年 | テルグ語映画部門音楽監督賞 | 『Writer Padmabhushan』 | ノミネート | [32] |
IIFAウトサヴァム | ||||
2024年 | テルグ語映画部門音楽監督賞 | 『Veera Simha Reddy』 | ノミネート | [33] |
サントーシャム南インド映画賞 | ||||
2019年 | 音楽監督賞 | 『アラヴィンダとヴィーラ』 | 受賞 | [34] |
ジー・シネ・アワード・テルグ | ||||
2019年 | フェイバリット音楽監督賞 | 『Tholi Prema』 | 受賞 | [35] |
ハイデラバード・タイムズ映画賞 | ||||
2011年 | 音楽監督賞 | 『Dookudu』 | 受賞 | [36] |
出典
[編集]- ^ a b Exclusive: Music Director SS Thaman about Ala Vaikuntapurramloo. 10TV. 24 November 2019. 2021年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月4日閲覧。
- ^ K., Janani (16 November 2020). “Mahesh Babu and Allu Arjun lead Tollywood in wishing S Thaman a happy birthday”. India Today. 2021年3月6日閲覧。
- ^ a b Dundoo, Sangeetha Devi (29 July 2019). “Yamini Ghantasala, composer S S Thaman's siser, is the voice behind the 'Gira gira gira' song in 'Dear Comrade'” (英語). The Hindu. ISSN 0971-751X 22 June 2022閲覧。
- ^ “Thaman to render music for NTR - Harish Shankar movie”. Pluzmedia.in (2012年8月10日). 2012年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月20日閲覧。
- ^ “Telugu cinema news, Telugu Movies Updates, Latest Movie reviews in Telugu”. Telugu BOX Office. 2016年1月20日閲覧。
- ^ “Happy Birthday S Thaman: A sneak peek into his musical journey and top songs” (英語). The Indian Express (2021年11月16日). 2022年7月25日閲覧。
- ^ Bureau, The Hindu (2022年7月22日). “68th National Film Awards | Updates” (英語). The Hindu. ISSN 0971-751X 2022年7月23日閲覧。
- ^ “Telugu 'Indian Idol' to get started from February 25” (19 February 2022). 2023年9月4日閲覧。
- ^ “S Thaman turns 36: Tollywood celebrities queue to wish the talented composer on social media”. The Times of India. ISSN 0971-8257 2023年4月8日閲覧。
- ^ “All you want to know about @MusicThaman” (英語). FilmiBeat. 2023年4月8日閲覧。
- ^ “Anirudh-அ விட Best-ஆ பண்ணி காட்றேன் : Music Director Thaman Exclusive Interview | Thalapathy 66”. YouTube (2022年5月11日). 2022年5月19日閲覧。
- ^ “Music for the masses - Delta”. The Hindu. (2011年2月20日) 2016年1月20日閲覧。
- ^ “Tollywood Music Director S Thaman Biography, News, Photos, Videos” (英語). nettv4u. 2019年11月30日閲覧。
- ^ “Budding talent in music”. 7 April 2013閲覧。 [リンク切れ]
- ^ NTV Interview. 2021年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月4日閲覧。
- ^ “Thaman S Biography, Thaman S Profile - Filmibeat”. Entertainment.oneindia.in (1983年11月16日). 2016年1月20日閲覧。
- ^ Manisharma is My Guru in Music Since School Days, Thaman Interview NTV. 2021年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月4日閲覧。
- ^ “Yuvan and Thaman team up again for 'Adhyaayam'”. IBNLive. 2015年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月20日閲覧。
- ^ “Thaman to complete 50th film with Aagadu”. Raagalahari.com (2013年6月17日). 2016年1月20日閲覧。
- ^ “Malli Malli review - Telugu cinema Review - Skanda & Kalyanee”. www.idlebrain.com. 2021年11月20日閲覧。
- ^ “Bheebatsam audio function”. Idlebrain.com (7 November 2008). 16 March 2019閲覧。
- ^ “Not a damp squib -- Eeram” (英語). The Hindu. (2009年9月18日). ISSN 0971-751X 2022年2月1日閲覧。
- ^ Srinivasan, Pavithra. “Review: Eeram is brilliant” (英語). Rediff. 2022年2月1日閲覧。
- ^ “Thaman flies to Bollywood with top league director” (英語). Top 10 Cinema. (2017年5月16日) 2017年5月17日閲覧。
- ^ “Call for entries; 68th National Film Awards for 2020”. Directorate of Film Festivals. 26 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。7 March 2020閲覧。
- ^ “The 59th Idea Filmfare Awards 2011 (South)”. The Times of India (2012年7月8日). 2016年1月20日閲覧。
- ^ “Nominations for the 68th Filmfare Awards South 2023 - Telugu”. Filmfare. 2024年7月16日閲覧。
- ^ “SIIMA AWARDS | 2012 | winners | |”. siima.in. 2020年7月8日閲覧。
- ^ “SIIMA AWARDS | 2013 | winners | |”. siima.in. 5 July 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月8日閲覧。
- ^ “SIIMA AWARDS | 2015 | winners | |”. siima.in. 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Team 'Pushpa' wins big in 'SIIMA 2022' Winners list” (英語). The Times of India (2022年9月11日). 2022年9月11日閲覧。
- ^ “SIIMA Awards 2024: Rajinikanth's Jailer and Nani's Dasara bag 11 nominations each, Mrunal Thakur's Hi Nanna follows” (英語). The Indian Express (2024年7月18日). 2024年7月22日閲覧。
- ^ “IIFA 2024 Utsavam unveils nominations, honouring the diversity of South Indian cinema” (英語). Firstpost (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ “te:కనుల పండువగా సంతోషం” (テルグ語). Sakshi (1 October 2019). 7 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。25 November 2020閲覧。
- ^ “Tollywood's first and biggest Awards event of the Year on Zee Telugu.”. Zee News (25 January 2019). 25 December 2019閲覧。
- ^ “The Hyderabad Times Film Awards 2011”. The Times of India (2012年6月24日). 2013年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- S. Thaman - IMDb
- thaman S (@MusicThaman) - X(旧Twitter)
- Thaman Shivakumar Ghantasala (@MusicThaman) - Instagram