セイヨウヒルガオ

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セイヨウヒルガオ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ナス目 Solanales
: ヒルガオ科 Convolvulaceae
: セイヨウヒルガオ属 Convolvulus
: セイヨウヒルガオ C. arvensis
学名
Convolvulus arvensis
L.
英名
field bindweed
Convolvulus arvensis

セイヨウヒルガオ (Convolvulus arvensis) は、ヨーロッパに生息するヒルガオ科つる植物。園芸植物としては、コンボルブルス・アルベンシスという学名で呼ばれることもある。

分布[編集]

ヨーロッパを原産地とする[1]

南北アメリカ、オセアニア、アジア、アフリカに移入分布する[2]

特徴[編集]

多年草。0.5-2mくらいに成長する。葉はらせん状につき、糸状もしくは矢じり形で、長さは2-5cm。葉柄は1-3cm。花はトランペット状で、直径1-2.5cm、色は白またはパールピンクで、5つの少し濃いピンクの放射状の帯がある。

以下の二つの亜種がある。

  • C. a. var. arvensis(葉が広い)
  • C. a. var. linearifolius(葉が狭い)

外来種問題[編集]

日本では観賞植物として導入されて、1940年代以降、全国に定着した[1]

きれいな花を咲かせるが、成長が早く、栽培している植物を覆ってしまうため、庭ではしばしば雑草として迷惑がられる。また、農作物にも悪影響を与える[2]

外来生物法により要注意外来生物に指定されている[1]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c 多紀保彦(監修)、財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7 
  2. ^ a b セイヨウヒルガオ 国立環境研究所 侵入生物DB

 

外部リンク[編集]