ジャカード

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ジャカード または ジャガードJaccard または Jacquard )とは、食肉下拵えを行う際に用いる調理器具の一種である。ジャカードジャガードナイフジャカードジャガードカッター筋切り器と呼ばれることもある。

概要[編集]

ミートハンマーと同じく、食肉をステーキとんかつなどに料理する際に、柔らかく食べやすくなるように処理することを目的とした「ミートテンダライザー」の一種である。

形状は、複数のが付いたもしくは華道の剣山のようなものである。針の代わりに彫刻刀の平刀のような刃先になった商品もある。家庭用ではこれに片手で扱えるような取っ手がついているが、飲食店などの業務用では、レバーの付いたプレス機のような大型のものもある。

使用法[編集]

家庭用を例に説明すると、まな板の上に、これからステーキやとんかつなどに調理する厚手の生肉を載せ、その上から、このジャカードを垂直に押し込む。これを複数個所行う。なお、刃先が肉を貫通して、刃先やまな板を傷付けないように、刃先の挿入長を調整できる商品もある。

こうすることにより、肉の繊維が刃先で切断され、調理後、柔らかい食感を得ることができる。

効用[編集]

肉が柔らかくなる効果の他、肉に開いた穴からその後の調理過程で調味料が肉の内部にまでしみ込みやすくなるという利点もある。

注意点[編集]

冷凍肉や骨つき肉などには使用できない。また、肉に開いた穴からその後の調理過程で肉汁が損失することがある。

この他、洗浄により常に衛生状態を良くしておかないと、刃先についた雑菌を肉の内部に混入させることになる。この状態でその後、レアの焼き加減のステーキに調理したものを食べたりすると、食中毒を起こす危険性がある。そのため、飲食店の中には、ジャカードの使用を禁じているところもある[1]

脚注[編集]

  1. ^ エムグラントフードサービスが経営する「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」では、創業者の井戸実が、同店でのジャガード使用禁止を自身のブログ上で明言している。

関連項目[編集]