コンテンツにスキップ

ジェノバケーキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェノバケーキ
Genoa cake (supermarket own-brand with few cherries)
別名 Pandolce, pandolce genovese (in Italian)
種類 フルーツケーキ
発祥地 イタリア
地域 ジェノバ
主な材料 レーズンまたはカラントサクランボ小麦粉バター砂糖
食物エネルギー
(100 gあたり)
340 kcal (1424 kJ)[1]
栄養素
(100 gあたり)
タンパク質g
脂肪g
炭水化物 59 g
テンプレートを表示

ジェノバケーキ(Genoa cake)[2]は、サルタナカラントまたはレーズンサクランボアーモンドオレンジピール砂糖漬け小麦粉バター砂糖からなる生地に入れて焼いたケーキである[1][3]

起源

[編集]

19世紀からレシピが存在していたイギリスでは、主にジェノバケーキと呼ばれるが[4]、16世紀のジェノバクリスマスケーキに起源を持つパンドルチェの一種である。ジェノバケーキとは異なり、伝統的なパンドルチェは松の実を主材料とし、パンのように酵母を用いて数時間かけて膨らませる[5]。この本来の形は、今日ではパンドルチェ・アルト(pandolce alto)と呼ばれ、ベーキングパウダーを用いるものはパンドルチェ・バッソ(pandolce basso)と呼ばれる。後者は、イギリスで販売されるジェノバケーキと基本的に同じもので、しっとりしているがポロポロした食感である[6][7]

ジェノバケーキという用語は、ジェノバに関連する別の2つのケーキを指す場合もある。ジェノワーズという軽いスポンジケーキ[8]パン・ド・ジェーヌという濃厚なアーモンドケーキであり、どちらもフルーツケーキではない[9]

出典

[編集]
  1. ^ a b Ingredients and nutritional analysis of commercially made Genoa Cake at Tesco supermarket
  2. ^ "genoa". Lexico UK English Dictionary. Oxford University Press. 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  3. ^ Genoa Cake recipe BBC Good Food Magazine
  4. ^ Recipe 154 in The Bread Biscuit Bakers and Sugar-Boiler's Assistant by Robert Wells (London, 1890)[1]
  5. ^ Gourmet Liguria
  6. ^ Pandolce Basso Genovese Archived 2013-10-15 at the Wayback Machine.
  7. ^ Pandolce Christmas cake
  8. ^ Gourmet Britain Genoa cake recipe
  9. ^ Cook's Info: Genoa Cake