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シドニー・マクラフリン=レヴロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シドニー・マクラフリン=レヴロン
選手情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
種目
大学 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(2018年)[1]
生年月日 (1999-08-07) 1999年8月7日(26歳)
生誕地 ニュージャージー州ニューブランズウィック
身長 175cm[2]
体重 60kg
コーチ担当者
自己ベスト
200m 22秒07(2024年)
400m 47秒78(2025年)世界選手権記録
400mハードル 50秒37(2024年)世界記録
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
陸上競技
オリンピック
2020 東京 400mH
2020 東京 4×400mR
2024 パリ 400mH
2024 パリ 4×400mR
世界選手権
2019 ドーハ 4×400mR
2022 オレゴン 400mH
2022 オレゴン 4×400mR
2025 東京 400m
2025 東京 4×400mR
2019 ドーハ 400mH
世界ユース選手権
2015 カリ 400mH
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シドニー・ミシェル・マクラフリン=レヴロン英語:Sydney Michelle Mclaughlin-Levrone, 1999年8月7日 - )は、アメリカ陸上競技選手。400m、400mハードルのアメリカ記録保持者。400mハードルに関しては6度世界記録を更新しており、現世界記録保持者でもある。

経歴

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陸上一家に育ち、14歳にして全米ジュニア選手権で2位に入るなど早くから天才少女と謳われた。世界ユース選手権を15歳で制し、2016年リオデジャネイロオリンピックにはアメリカ陸上チーム最年少の17歳で出場した[6]

2018年、世界陸連によるワールド・アスレティックス・アワード2018で、新人賞にあたる「ライジンング・スター・アワード」を受賞した[7]

2020年東京オリンピックの女子400mハードル4×400mリレー金メダルを獲得した[6][8]

2022年のオレゴン世界陸上女子400mハードル決勝にて、1ヵ月前の全米選手権で自身が出した世界記録(51秒41)を大幅に塗り替える50秒68で優勝。女子史上初の50秒台突入を果たして金メダルを獲得した[6]。12月5日、世界陸連によるワールド・アスレティックス・アワード2022で、年間最優秀選手に贈られる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた[9]

2024年パリオリンピック女子400mハードルにて、自身の世界記録を塗り替える50秒37で優勝した[10]。12月1日、「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」女子トラック部門に選ばれた[注釈 1][11]

2025年400mに参戦[10][12]。8月2日の全米選手権は400mハードルには出場せず、400mのみにエントリーし、48秒90で優勝。東京世界陸上の代表に内定した[12]。東京世界陸上にも、「ハードルをやり尽くしたわけではない。万能なアスリートでありたいし、純粋に新しい挑戦をしたかった」として400mに絞った[13]。9月16日の東京世界陸上女子400m準決勝にて、サーニャ・リチャーズ=ロス2006年IAAFワールドカップ陸上競技英語版で出したアメリカ記録を19年ぶりに更新する48秒29をマークして決勝進出した[13][14]。9月18日の決勝では、世界歴代2位となる47秒78で優勝。大会史上初めて400mと400mハードルを制した選手となった[15]。11月30日、2度目となる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」女子年間最優秀選手に選ばれた[16]

人物

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尊敬する選手は同じくマルチスプリンターのアリソン・フェリックス。「優雅で品格があって、長年活躍した。速さにも姿勢にも心からあこがれた」という[13]

SNSは「選手のストーリーを伝える有用なもの」と考える一方、「精神的な負担が大きい」と考えており使っていない[13]

2022年6月にNFLでワイドレシーバーとして活躍するアンドレ・レヴロンと結婚した[6]

脚注

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注釈

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  1. ^ これまでは例年、男女1名ずつ選出されていたが、2023年よりトラック、フィールド、スタジアム外(ロード・競歩など)の3つのカテゴリーに分けられた。

出典

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  1. ^ SYDNEY MCLAUGHLIN KENTUCKY”. Track & Field Results Reporting System. 2020年1月21日閲覧。
  2. ^ Sydney McLaughlin”. United States Olympic Committee. 2021年7月8日閲覧。
  3. ^ Sydney McLaughlin breaks world record in 400-meter hurdles to win U.S. Olympic trials”. USA Today (2021年6月28日). 2021年6月28日閲覧。
  4. ^ Cherry, Gene (2019年1月25日). “Athletics: McLaughlin set to start pro career but not in hurdles”. Reuters. https://www.reuters.com/article/us-athletics-mclaughlin-idUSKCN1PJ2MG 2020年1月21日閲覧。 
  5. ^ The Track Phenom Who Chose College Over Riches”. Bleacher Report (2017年10月24日). 2017年10月24日閲覧。
  6. ^ a b c d 女子400mHマクローリンが驚愕の世界新50秒68!!地元米国のヒロインが五輪に続く金メダル!/世界陸上”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2022年7月23日). 2025年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月19日閲覧。
  7. ^ 世界陸連アスリートオブザイヤーはデュプランティスとマクローリンが受賞!ともにオレゴン世界陸上で驚異的世界新”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2022年12月6日). 2025年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年10月28日閲覧。
  8. ^ 女子でも世界新!400mHマクラフリン驚異の世界記録51秒46 2位ムハンマドも世界記録上回り3位ボルは欧州新!”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2021年8月4日). 2025年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月19日閲覧。
  9. ^ 世界陸連アスリートオブザイヤーはデュプランティスとマクローリンが受賞!ともにオレゴン世界陸上で驚異的世界新”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2022年12月6日). 2025年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年10月28日閲覧。
  10. ^ a b 400m参戦のマクローリン「違うアプローチで自分に挑戦したかった」ライバル多く激戦も「集中」/東京世界陸上”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年9月7日). 2025年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月19日閲覧。
  11. ^ 2024WAアスリート・オブザ・イヤー発表! 男子はテボゴ、女子はハッサン 五輪で活躍した2人が受賞”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2024年12月2日). 2025年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年10月28日閲覧。
  12. ^ a b マクローリン・レヴロンが400m48秒90で圧勝! 100mHラッセルは12秒22でV/全米選手権”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年8月3日). 2025年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月19日閲覧。
  13. ^ a b c d 加藤秀彬 (2025年9月18日). “女子400mのマクラフリンが挑む二つの偉業 「条件がそろえば」”. 朝日新聞. 2025年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月19日閲覧。
  14. ^ Sydney McLaughlin-Levrone Smashes the American Record in the 400 Meters—in the Prelims” (英語). Runner's World (2025年9月16日). 2025年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月21日閲覧。
  15. ^ マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年9月18日). 2025年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月19日閲覧。
  16. ^ 2025年WAアスリート・オブ・ザ・イヤー発表! 世界陸上金のデュプランティス&マクローリン・レヴロンが授賞”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年12月1日). 2025年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年12月2日閲覧。

外部リンク

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