ゴビラプトル

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ゴビラプトル
ゴビラプトルの発見されている部分を示した図
地質時代
後期白亜紀マーストリヒチアン期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : テタヌラ類 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
: オヴィラプトル科 Oviraptoridae
: ゴビラプトル属 Gobiraptor
学名
Gobiraptor minutus
Lee et al., 2019
  • Gobiraptor minutus Lee et al., 2019

ゴビラプトル(学名 Gobiraptor 「ゴビの泥棒」の意味)は、モンゴルネメグト層から発見され、後期白亜紀マーストリヒチアン期に生息していたオヴィラプトル科英語版恐竜。ゴビラプトル本属はこの「ゴビラプトル ミヌツス」の一種のみ知られている。また、生息地域が同じだった他のオヴィラプトル類とは近縁の種ではなかったと考えられている。

概要[編集]

小型のオヴィラプトル科の恐竜。顎、骨盤、尾骨などの部分的な化石が発見されている[1]。ゴビラプトルは主に乾燥した地域に生息していたと考えられている。足は反中足骨ではなく、特殊な走法をしていなかった為、ゴビラプトルが肉食性恐竜である可能性は低いと考えられている。下顎は、白亜紀当時生息していたの二枚貝や、種子などの食物を粉砕することに特化していた。

脚注[編集]

  1. ^ 小林快次『恐竜2最新研究』講談社講談社文庫〉、2020年2月18日

関連項目[編集]