コトバトル 天外の守人

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コトバトル 天外の守人
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイカラー
ニンテンドー3DS(バーチャルコンソール)
開発元 アルファドリーム
発売元 アルファドリーム
人数 1人~2人
メディア ロムカセット
発売日 2001年3月9日
2012年5月30日(VC)
デバイス 通信ケーブル対応
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コトバトル 天外の守人』( - てんがいのもりびと)は、2001年3月9日アルファドリームから発売されたゲームボーイカラー(GBC)用ソフト。トレーディングカードゲームを題材としたRPGで、アルファドリームの1作目に当たる。

ストーリー[編集]

遠い昔・・・「コトダマ」と言う不思議な力が満ちている「テンガイのくに」で、目を覚ました「気」のコトダマが国を壊してしまうほどの力で暴れていた。しかし、「天」のコトダマと4つのコトダマたちが力をあわせ、「気」のコトダマを封印する。
その後、4つのコトダマたちは国中に飛び去り、「天」のコトダマと人間の巫女が国を守り続けていた。
主人公は、テンガイのくに・コトノハのむらで「コトダマ使い」の修行に励む、一人の少年。国を守る巫女の弟であり、「人」のコトダマの力を持った彼は、今日、巫女を守る「モリビト」になるために試験を受ける。

システム[編集]

戦闘[編集]

戦闘発生

戦闘相手は主に、シナリオ上必ず戦闘になるコトダマ使いやモンスターたち、フィールドでランダムに出てくる野性のモンスターたち(コトダマの力を持つものと持たないものがいる)、直接のシナリオとは無関係に国中にいるコトダマ使いたち、の3種類。

戦闘画面において、右側は自分の、左側は敵の場・フィールドである。 主人公は「コトダマ使い」(コトダマを使う人間)なので画面右端に位置し、自分の前、三方向(上・中央・下)に自分のモンスターを呼び出す事ができる。

属性

コトバトルでの属性は、火(土に強く水に弱い)、土(風に強く火に弱い)、風(水に強く土に弱い)、水(火に強く風に弱い)、無(属性の優劣が無い)の5種類。ちなみにモンスターの属性は履歴を使ったコンボ魔法・ノーマルによって変えられる。

行動順位

戦闘では「タイムコスト」によって行動順位が決まる。「タイムコスト」は各コトダマ・モンスターで決まっており、タイムコストが無くなった順に行動(コトダマの使用・攻撃など)する。ただ戦闘開始時のコストはコトダマ使いは「5」(事前にあるアイテムを使えば「0」)だが、野生のモンスターの場合短かったり長かったりすることがある。
メニューで選択可能なのは「コトダマ」「(コトダマの)履歴」「防御」「逃げる」の四種類。要するに、戦闘は完全にコトダマのみを使って行われ、アイテムなどの使用はできない。

コトダマの使用[編集]

あらかじめ装備した20のコトダマから、戦闘開始時にランダムに4つ出てくるコトダマのうち、ひとつを選んで(コトダマの力をカードに仕立てて)使用する。使用したコトダマは履歴に残り、減った分のコトダマは自動的に補充される。
20こしか装備することはできないので、1回のバトルで20こ使うとコトダマが無くなってしまい、HPが残っていても敗北になる。 コトダマを使用する際、3つの選択肢が出る。

モンスターカード

コトダマの力を「モンスター」のカードとして場に呼び出す。呼び出されたモンスターたちは敵からの攻撃を食い止め、タイムコストがなくなると敵に攻撃する。呼び出す場にすでにモンスターがいた場合、既存のモンスターは消滅し、新しくよびだされたモンスターがその場に残る。それぞれのHPなど能力はコトダマをつかう人間のレベルと連動しているため、自分のレベルが高いければ高いほど、自分のモンスターも強くなっていく。他の二つに比べて、タイムコストが多めになっていることが多い。

アイテムカード

コトダマの力を「アイテム」のカードとして場にいる自分のモンスターに持たせることができる。が、この場合呼び出されるのがアイテムなので、呼び出すときにモンスターがいなければ(後でモンスターを呼び出しても)持たせることはできない。アイテムを持ったモンスターは次の攻撃のときからアイテムを使うようになる。攻撃力が上がるもの、特殊効果が付くもの、相手のコトダマ使いにも攻撃できるものなど役に立つが、一方で、攻撃範囲が広がる代わりに攻撃力が下がったり、攻撃範囲が味方を含め全体に及ぶものなど使いどころが難しいものでもある。

魔法カード

コトダマの力を「魔法」のカードとして自分やモンスターなどに影響を与えることができる。魔法で使われる場合、それぞれのコトダマに準じた効果になり、威力などは使い手のレベルによる。ただ、魔法の威力はあまり強くなく、敵が強くなってくると、もともと強力なものや特殊な効果を持ったもの以外はあまり魔法での使用は適さない(ダメージが一桁だったりする)。戦闘時の回復は主に、特定のコトダマを魔法として使用することで行われる。

コトダマの履歴[編集]

上記のいずれかの方法でコトダマを使うと、使われたコトダマは同じ戦闘では使えなくなり履歴に残る。履歴は4つまで残り、新しい履歴が追加されたり、戦闘から逃げたりすると一番古い履歴が消える。この履歴を組み合わせて(2文字から4文字まで)使う(やはりカードにする)ことによって、「コンボ(モンスター・アイテム・魔法)」(熟語や単語)や「ノーマル」(単語や無意味そうな組み合わせ)と言うのが使えるようになる。「コンボ」系のカード(使い方)は単独のコトダマよりも強力なものが多いので頼りにはなるが、履歴が正しいならびになっていなければ使えないので、強敵との戦闘中に狙って作るのは困難。「ノーマル」は数が多くコンボより出る確率的には多そうだが、意味のなさそうな「組み合わせ」を探さないといけないのでコンプリートするのにちょっと骨が折れる。使った履歴は消滅する。

防御[編集]

身を守る。たいていの場合、何もすることが無く様子を見ているようなときに使われる。

逃げる[編集]

敵から逃げる。コトダマ使い相手の戦闘では選択できない。逃げるときに(慌てて逃げていくので)コトダマの履歴をひとつ失ってしまう。

アイテム[編集]

アイテムは、戦闘終了時に入手したり、店で手持ちのコトダマと交換したり、人からもらったり、 拾ったり、すれば手に入る。通貨・お金が一切出てこないため、買うと言うよりは物々交換。

世界観[編集]

テンガイのくに

不思議な力、コトダマであふれる国。その昔「気」のコトダマ・イサナによって壊されかけた。

コトダマ

一般的には言葉に宿るとされる不思議な力の事。
ゲーム内ではコトダマ使いたちがコトダマの力を引き出しカードにして使用する。野生のモンスターには2種類あって、コトダマの力を持つものと持たないものに分かれている。それぞれ名前や色、HPの値などが違うので見分けるのは容易。大雑把に言えば、大抵力を持っているものは持っていないものより色が鮮やかである。種類は、火、水、土、風、木、砂、雪、電、炎、流、山、飛、林、石、氷、雷、兵、悪、竜、爆、海、嵐、森、岩、光、軍、魔、龍、空、雲、毒、死、草、花、薬、獣、魚、虫、鳥、星、不、無、侍、乱、力、車、発、王、器、法、戦、化、気、月、日、人、地、天、神、明、の60種類。

「気」のコトダマ・イサナ

その昔テンガイで暴れていたコトダマ。「天」「地」「日」「月」「人」のコトダマによって封印された。

巫女

その昔、暴れる「気」を封印したコトダマたちの1つ、「天」のコトダマを継承した者。「天」と共に封印と国を守っている。体を張って封印を強化することができる。テンガイは王政ではなさそうだが巫女政(?)と言う可能性はある。

守人

「人」のコトダマの力を有するもの。巫女を守る役目があるので修行や試験がある模様。守人の力は一様では無いらしい。

「人」のコトダマ

コトダマの1種で、昔「気」を封印したものの1つ。「人」のコトダマは成り立ちが特殊で、昔、人の子に力の半分を分け与えたため、寿命が守人と同じだけしかない(コトダマの平均寿命は不明だが・・・)。同時に「人」と守人はとても近い存在でどちらかに異変があればもう一方も無事ではいられないシステムらしい。

封印石

「気」の封印に力を送って維持するためにコトダマたちが身につけている石。破壊されると力が届かないため封印が解け始める。「人」の首輪、「日」「月」の耳飾、「地」の腕輪、「天」の髪飾りがそれに当たる。

キャラクター[編集]

味方・コトダマ[編集]

主人公(デフォルトなし)

国を守る「守人」になるために修行していた少年。ゲーム開始後まもなく師であるタチバナに勝って、守人として認められ、姉・ヒジリのいる城へ行く途中でジンに襲撃される。生まれつきコトダマを扱う力が秀でている。生まれたときから、「人」のコトダマ・カナエといつも一緒にいた(しかし守人になるまで修行や戦闘には参加していなかったらしい)。

カナエ(「人」のコトダマ)

「気」のコトダマを封じた5つのコトダマの1つ。白い体に金の飾り毛のある大きな犬のような姿をしている。首輪が封印石と言うものでできており、破壊された時には「気」の封印が弱まりバランスが崩れ、カナエもショックによって一時的に意識を失った。初期の段階でジンに連れ去られてから長い間帰ってこない。

レン

主人公の幼馴染。のんびりや。カゼナギ町と言う町に住むサカキから「おまじない」を習っている。ころころ団子(HPアップアイテム)を作るのがうまい。主人公と共にいる時は帰るついでか道案内、あるいは付き添いだが、メインシナリオをクリアすると対戦できるようになる。しかしまともにやっていては勝てないのでは、と思えるほど強い。ゲーム中、1つずつしか手に入らない6つのコトダマのうちの1つ、「明」のコトダマの持ち主。

ヒジリ

主人公の姉でテンガイのくにの巫女。「天」のコトダマの継承者。優しく芯の強いお姉さん。コトダマではないはずだが「天」のモンスターは「天空のヒジリ」である。

ショウ(日のコトダマ)

「気」を封じたコトダマの1つ。少年のような姿をしているが実年齢は不明。茶目っ気が多いのか(?)頑固で気難しいチライをわざわざ「チィちゃん」と呼んで怒らせたりする。気に入っているものを馬鹿にされるのは気に食わないらしく、相手がチライの場合「ぼこぼこにしちゃおう」と言うことになるらしい。これでも一応仲間思い。

チライ(地のコトダマ)

「気」を封じるコトダマの1つ。40歳位(?)の男性の姿をしている。ショウによると「えらそうなオッサン」らしい。本が好きであらがねの丘(図書館)に住み着いており、仲間にする際にも戦う条件として希少な本を持ってこないといけない。

スイ(月のコトダマ)

「気」を封じているコトダマの1つ。少女のような姿ではあるがやはり実年齢は不明。おとなしくひかえめ・・・と言うよりは影が薄い。

その他[編集]

ジン

ゲーム中唯一(?)最後まで敵のコトダマ使い。より強い力を求めて「気」のコトダマを手に入れようとしたが、その前に巫女と守人にしか扱えない「天」の力によって消滅する。

タチバナ

主人公の師。一番初めに戦うコトダマ使い。コトノハのむらで「タチバナ道場」を構えている。ちなみに道場二階には「人気爆発」と書かれた掛け軸(のようなもの)がある。純粋なコンボのヒントなのかモットーなのかは不明。

外部リンク[編集]