クリスティアン・ユリウス・ヴィルヘルム・シーデ

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クリスティアン・ユリウス・ヴィルヘルム・シーデ(Christian Julius Wilhelm Schiede、1798年2月3日 - 1836年12月) は、ドイツ医師植物学者である。

カッセルで生まれた。ベルリン大学ゲッティンゲン大学で自然科学と医学を学び、1825年に学位を得て、カッセルで医師を開業した。

1826年にベルリンの博物学者、フェルディナント・デッペ(Ferdinand Deppe)とメキシコに初めて渡り、その後2人は何度もメキシコを旅した。1828年に、メキシコベラクルス州ハラパに留まり、ベラクルスの探検を行った。メキシコの植物の多くをヨーロッパへ送った。2人は、ベルリンやウィーンなどのヨーロッパの博物館や植物商にメキシコの植物を売る事業を計画し、価格表をつくるが、事業は成立せず、1830年には事業をやめた。デッペは帰国したが、シーデはメキシコに留まり、医師を開業し、38歳でメキシコで没した。

1824年から1829年までにシーデの送ったコレクションは、シュレヒテンダールによって、研究、記載された。

ラン科の属、Schiedeellaナデシコ科の属、Schiedea献名された。

著作[編集]

  • Über Bastarde im Pflanzenreich. In: Flora oder Botanische Zeitung; 1824, Nr. 7, S. 97-112.
  • De plantis hybridis sponte natis. Göttingen: Cassellis Cattorum, Dissertation 1825.

参考文献[編集]

  • Lindemann, 1885.
  • Mem. N. Y. Bot. Gard. 19: 311. 1975.
  • Gerhard Wagenitz: Göttinger Biologen 1737 - 1945 : e. biograph.-bibliograph. Liste. Göttingen: Vandenhoeck u. Ruprecht, 1988, S. 152. ISBN 3-525-35876-8
  • Zanderia 3: 1984, S.40
  • Feddes Repertorium Bd. 95, S. 573-574.
  • Frahm, 1984