コンテンツにスキップ

キドニーシーヴス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キドニーシーヴス
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル インダストリアル・ロック[1][2]
オルタナティヴ・メタル[1]
オルタナティヴ・ロック[1]
ヘヴィメタル[1]
電子音楽[2]
インダストリアル[1][2]
活動期間 1998 – 2004年
2007 – 現在
レーベル レッド・スリーヴ・ミュージック、
エクスタシー・レコード・インターナショナルワーナー・ブラザース
公式サイト www.kidneythieves.com
メンバー フリー・ドミンゲス
ブルース・サマーズ
旧メンバー クリス・シュライヤー
クリスチャン・ドーリス
ショーン・セラーズ

キドニーシーヴス (Kidneythieves) は、アメリカ合衆国インダストリアル・ロックバンド。フリー・ドミンゲス(ボーカル)とブルース・サマーズ(ギター/エンジニアリング)がリーダーを務める。

歴史

[編集]

1998年に1作目のシングル「S+M (ア・ラブ・ソング)」と1作目のアルバム『トリックスター』を発表。2001年にリミックスEP『ファイ・イン・ザ・スカイ』、2002年に2作目となるアルバム『ゼロスペース』を発表。タイトル・トラック「ゼロスペース」はシングル・カットされた。また収録曲の「ビフォア・アイム・デッド」は、2002年の映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』で使用された。2004年、『トリックスター』をデジタル・リマスターして『トリックスタープロセス』として再リリース。5曲のボーナス・トラックとボーナスDVDが付属した。『トリックスタープロセス』の発表後、フリー・ドミンゲスがブルース・サマーズとともにインディーズ・レーベルのプロジェクトを発足させ、バンド「ショックニーナ」を生み出した。

2007年1月、ドミンゲスが電子メール版の会報の中で、サマーズとともにキドニーシーヴスの新たな作品でコラボレートすると発表した[要出典]。2010年中盤に3作目のアルバム『トリプトファナティック』を発表した。2011年、5曲入りのEP『インビジブル・プラン』を発表(『トリプトファナティック』と『インビジブル・プラン』のCDはバンドの公式サイトのみでの販売となっており、予約特典の ボーナストラックが収録されている)。バンドは現在4作目となるアルバムの制作に入っている。

ディスコグラフィ

[編集]

スタジオ・アルバム

[編集]

EP、特別版

[編集]

ライブ・アルバム

[編集]
  • 『キドニーシーヴス・ライブ・イン・シカゴ2002』(2002年)

収録曲

  1. テイク・ア・トレイン(イントロ)
  2. ブラック・ブリット
  3. タクシーキャブ・メサイア
  4. ビフォア・アイム・デッド
  5. クレイジー
  6. グリッター・ガール
  7. ゼロスペース
  8. ディスクレイシア
  9. ビフォア・アイム・デッド・アコースティック
  10. レッド&バイオレット

シングル

[編集]
  • 「S+M (ア・ラブ・ソング)」(1998年)
  • 「ゼロスペース」(2002年)
  • 「フリーキー・ピープル」(2010年)

メディアへの登場

[編集]

サウンドトラックへの参加

[編集]

テレビ・シリーズ

[編集]

コンピュータゲーム

[編集]

Deus Ex: Invisible War』で、ゲーム内の架空のポップスター「NGレゾナンス」が『トリックスター』の収録曲を歌っている。声はリード・ボーカリストのフリー・ドミンゲス。

ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』のサウンドトラックに、石元丈晴とコラボレートした楽曲「ゴッド・イン・ファイアー」が収録された。

2013年には、『メタルギア ライジング リベンジェンス』のサウンドトラックにフリー・ドミンゲスが歌う「ストレンジャー・アイ・リメイン」が収録された。

ゲスト参加とコラボレーション

[編集]

フリー・ドミンゲスは、カンジャー・ワンの3作目のアルバム『エクサイラク』の収録曲「ラン・フォー・カバー」、ビート・ベントリロキスツのEP『グッドナイト・メモリー』の収録曲「アンフォルディング」でボーカルとして参加している。2004年、フリーのボーカルは彼女がザ・レボリューションのマット・フィンクとのジョイント・ベンチャー・プロジェクト「ザ・インサイダー・プロジェクト」のために作詞作曲した「ゲイシャ・スーパーフライ」「ウォー・オブ・ラブ」「インビジブル」「キックスタンド」「ラインストーン・ヘイロー」でフィーチャーされている。フリーのバッキング・ボーカルはゼロマンサーのアルバム『クローン・ユア・ラヴァー』の収録曲「ファースト (ウィズ・ミー)」と「ハウゼズ・オブ・カーズ」で聴くことができる。また、ゼロマンサーのドイツ公演後半のステージでも歌っている。ドイツでは同時期にカンジャー・ワンのステージでも歌っており、その後のカンジャー・ワンの2010年5月のロンドン公演でも歌った。フリー・ドミンゲスはKMFDMの2011年のアルバム『WTF?!』の収録曲「テイク・イット・ライク・ア・マン」でフィーチャーされている。コラボレーション以外ではフリーはソロとしてデビュー・アルバム『フリーダミング』を発表し、現在は完売している。ミュージック・ビデオ「クエスチョン&ライズ」も制作された。アルバム・バージョンとは異なったアップ・ビートなアレンジで、「クエスチョン&ライズ (ウィズ・ドラムス)」と銘打たれ、後にiTunes限定で配信されたEP「フリーダミング - EP」に収録された。フリーの2作目のソロ作品はアルバム『コア: Aゾーン』で発表される予定であったが、キドニーシーヴスの活動再開に伴い延期となり、現在までリリースには至っていない。だが、2006年にフリーがこのアルバムのサンプル版として5曲入りEP「コア: Aゾーン - EP」を発表している。また、フリーは同時期に「ハート・オブ・ゴールド」のカバーをレコーディングしている。2011年後半から2012年前半にかけてソロでギグを開催したほか、ジミー・ネッコのオープニング・アクトも務めた。フリーは会報で3作目のソロ・アルバム『ボルケーノ+ザ・シー』を2012年に発表すると示唆した。また、2作のソロ・アルバムから選曲したコンピレーション・アルバムを2012年初頭にリリースすると発表した。

ブルース・サマーズはグッド・シャーロットが現在行っている世界ツアーのライブ制作に参加している。また、リチャード・パトリックのバンド「フィルター」の最新作や、ロブ・ゾンビのギタリストであるジョン5の最新CDでマスタリングを手がけているほか、バーナデット・ピーターズ主演の映画『カミング・アップ・ローゼズ』の音楽を作曲している。映画は2011年に公開された。最近では、第27回ノースロップ・グラマン・ナショナル宇宙シンポジウムの音楽制作を担当した。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e kidneythieves|Biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2016年11月7日閲覧。
  2. ^ a b c Kidneythieves reviews music, news - sputnikmusic・2016年11月7日閲覧。

外部リンク

[編集]