イスキア島
ナビゲーションに移動
検索に移動
イスキア島 | |
---|---|
![]() 西方のプローチダ島から | |
所在地 |
![]() |
所在海域 | ティレニア海、ナポリ湾 |
所属諸島 | フレグレエ群島 |
座標 | 北緯40度43分 東経13度54分 |
面積 | 46.3 km² |
最高標高 | 787 m |
![]() |
イスキア島(イスキアとう、イタリア語: Isola d'Ischia)は、イタリアのナポリ湾の西部に浮かぶ火山島。フレグレエ群島最大の島で、プローチダ島とヴィヴァラ島の西に位置する。面積は約46.3km2。最高地点は787mのエポメーオ山である。
イスキア火山は、火砕丘・溶岩ドームの集合体で[1]、火山活動は遅くとも15万年前から始まり[2][3]、およそ5万年前に大噴火を起した[4]。最後の噴火は1302年である[3]。
島民はおよそ7万人で、そのほとんどは、ブドウ畑の仕事で生計をたてている[5]。
歴史[編集]
前8世紀半ば頃、ギリシア人が植民市ピテクサイを設けた。ギリシア本土やイベリア半島を結ぶ地中海交易の中継地としての役割を果たしたほか、近隣でエルバ島の鉄鉱石を用いて金属加工を行っていたように、ギリシア本土では乏しい金属資源を入手する狙いもあったと推測されている。
行政[編集]
イスキア島の行政は6つのコムーネに分れている。
- イスキア (Ischia)
- カザミッチョラ・テルメ (Casamicciola Terme)
- ラッコ・アメーノ (Lacco Ameno)
- フォリーオ (Forio)
- セッラーラ・フォンターナ (Serrara Fontana)
- バラーノ・ディスキア (Barano d'Ischia).
その他[編集]
日本の佐藤初女の「森のイスキア」(青森県)[6]、他による各地の「海のイスキア」、「緑のイスキア」などは心が休まる所としてのイスキア島の名称を借りている。
脚注[編集]
- ^ イタリアの第四紀火山体のタイプ - 守屋以智雄、2017年6月閲覧
- ^ Vezzoli,1988
- ^ a b イタリア・イスキア島粗面岩中のアルカリ長石 (1999) - 中野聰志、2017年6月閲覧
- ^ ヨーロッパ火山紀行 第2章 イタリア - 静岡大学 小山真人、2017年6月閲覧
- ^ 大久保雅弘著『地球の歴史を読みとく -ライエル「地質学原理」抄訳-』古今書院 2005年 65ページ
- ^ 青森の「森のイスキア」
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Ischia - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program