アングル・スラム

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カート・アングルによるアングル・スラム。

アングル・スラムAngle Slum)[1]は、プロレス技の一種である。

概要[編集]

カート・アングルのオリジナル技であり、代名詞的フィニッシュ・ホールド。左手で掴んで持ち上げた相手の左腕を自身の首の後ろに回し、腿の裏の方から相手の股の間に右手を差し込んで相手の左腿を抱え込んで上半身を起こすことで相手を仰向けの状態で両肩の上に担ぎ上げて体を左方向へと軽く捻りながら後ろに倒れ込み、相手を背中から叩き落とす。回避法は後ろに完全に倒れる前に腕のロックを外すことだがロックからの展開が非常に速いので返し難い。

考案当初はレスリング出身のカートがオリンピックの金メダリストであったことからオリンピック・スラムと呼ばれていたが後年に国際オリンピック委員会からのクレームにより、名称をアングル・スラムに改名。ただし、スペイン語の実況では今でもスープレックス・オリンピコと呼ばれている。

この技の原型はバックフリップでカートがバックフリップにバックドロップの要素を加えることにより、通常のバックフリップに比べ相手を斜めにして担ぎ上げて急角度で落とす形となる。技をかける側にとっては相手の実力や状況に応じて相手を落とす角度を調整しやすいという利点もある。

なお、現在はバックフリップよりもアングル・スラムの方がフィニッシュ・ホールドとして使用するレスラーが多い。

主な使用者[編集]

派生技[編集]

ジャイアント・スラム
石川修司のオリジナル技。背後から相手の左脇に頭を差し込み、膝の裏の方から相手の股の下に潜り込ませた右手で正面にある相手の左腕を掴み、相手の腹部の方に回し、左手で相手の右腕も掴み、体を起こすことで相手を仰向けの状態で両肩の上に担ぎ上げた格好から相手の両腕を掴んだまま後ろへと倒れ込み、落下させた相手の後頭部や背中を叩きつける。

脚注[編集]

  1. ^ 技の名称に関しては使用するレスラーが各々オリジナルの名称を付けている場合が多く、正式名称は統一できないため、このページでは技の考案者が使用している技名を記事名としている。
  2. ^ 「選手本人が語る21世紀の技解説 vol.123 オリンピック予選スラム」 『週刊プロレス』 No.1739 平成26年5月28日号(5月14日発行) 37頁 2014年

関連項目[編集]