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アルド・ロマーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルド・ロマーノ
Aldo Romano
Daniel Shen 撮影
基本情報
生誕 (1941-01-16) 1941年1月16日(83歳)
出身地 イタリアの旗 イタリア ベッルーノ
ジャンル ジャズロックアヴァンギャルド・ジャズフュージョン
職業 ミュージシャン
担当楽器 ドラム
レーベル Owl

アルド・ロマーノAldo Romano1941年1月16日 - 、イタリアベッルーノ生)は、ジャズドラマーである。1971年にはロック・グループも結成している。

略歴

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ロマーノは子供の頃にフランスへ移り、1950年代にはパリでプロとしてギターとドラムを演奏していたが、1963年にドン・チェリーと演奏を始めたことで初めて注目を集めた。その後は、スティーヴ・レイシーとレコーディングし、デクスター・ゴードンらとツアーを行うなどした。1970年代、ロックに影響を受けたフュージョンに音楽性を移行し、1978年になってリーダーとして最初のアルバムを制作。1980年代、彼はいくつかのアルバムを以前のスタイルに戻した。彼は人生のほとんどをフランスで過ごしたが、イタリアへの愛情を常に持ち続けており、イタリアのジャズ・ミュージシャンとのカルテットも結成している。ロマーノはまた、フランス生まれのイタリア系フランス人ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニのキャリアをスタートさせる役割も果たした。2004年、ジャズパー賞を受賞。

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • Divieto di Sanctificazione (1977年、Horo)
  • Enrico Rava Quartet (1978年、ECM)
  • Alma Latina (1983年、Universal)
  • 『リチュアル』 - Ritual (1988年、Owl)
  • 『トゥ・ビー・オーネット・トゥ・ビー』 - To Be Ornette to Be (1989年、Owl)
  • Latin Memories (1991年、Sony)
  • Weather Clear, Track Fast (1991年、Mesa/Bluemoon/Enja)
  • 『テン・テイルズ』 - Ten Tales (1994年、Sunnyside) ※1989年録音、with ジョー・ロヴァーノ
  • Prosodie (1995年、Polygram)
  • 『カンツォーニ (イタリアン・ソングス)』 - Canzoni (2013年、Enja) ※1997年録音
  • Non Dimenticar (1999年、Phonogram) ※1993年録音
  • 『コーナーズ』 - Corners (2000年、Label Bleu) ※1998年録音
  • Carnet de Routes (2000年)
  • Il Piacere (2001年、Universal) ※1979年録音
  • Palatino Chap. 3 (2001年、EmArcy)
  • Because of Bechet (2009年、Universal) ※2002年録音
  • Threesome (2005年、Universal)
  • 『サン・ジェルマン・デ・プレ』 - Chante (2006年、Dreyfus) ※with カーラ・ブルーニ
  • Flower Power (2006年、Naïve)
  • Intervista (2007年、Polygram) ※2001年録音
  • Night Diary (2007年、Saga Jazz)
  • Etat de Fait (2008年、Dreyfus)
  • Just Jazz (2008年、Dreyfus)
  • Origine (2010年、Dreyfus)
  • Scene Is Clean (2010年、JMS)
  • Adventures Trio (2010年、Abeat)
  • Inner Smile (2011年、Dreyfus)
  • African Flashback (2013年、Label Bleu)[1]

参加アルバム

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ゴードン・ベック

  • Sunbird (1979年、JMS-Cream)

ドン・チェリー

  • 『トゥゲザーネス』 - Togetherness (1965年、Durium)

パオロ・ダミアーニ

  • Poor Memory (1987年、Splasc(h))

ミシェル・グライユール

  • Dream Drops (1982年、Owl)

フィリップ・カテリーン・トリオ

  • Transparence (1986年)

ロルフ・キューン & ヨアヒム・キューン

  • Impressions of New York (1967年、Impulse!)

スティーヴ・レイシー

  • 『ジャズ・リアリティーズ』 - Jazz Realities (1966年、Fontana)
  • Disposability (1966年、RCA [Italy])
  • 『突撃』 - Sortie (1966年、GTA)
  • Epistophy (1969年、BYG Actuel)

ミシェル・ペトルチアーニ

  • Flash (1980年、Bingow)
  • 『ミシェル・ペトルチアーニ』 - Michel Petrucciani (1981年、Owl)
  • 『エスターテ』 - Estate (1982年、IRD)
  • Playground (1991年、Blue Note)

エンリコ・ラヴァ

  • Enrico Rava Quartet (1978年、ECM)

スティーヴ・キューンミロスラフ・ヴィトウス

  • 『オーシャンズ・イン・ザ・スカイ』 - Oceans in the Sky (1990年、Owl)

ルイ・スクラヴィス、アンリ・テキシェ、ギィ・ル=ケレック

  • Carnet de Routes (1995年、Label Bleu) [2]
  • Suite Africaine (1999年、Label Bleu) [3]
  • African Flashback (2005年、Label Bleu) [4]

脚注

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  1. ^ Aldo Romano | Album Discography | AllMusic”. AllMusic. 15 October 2016閲覧。
  2. ^ Label Bleu | Carnet de routes - Henri Texier, Aldo Romano, Louis Sclavis”. Maison de la Culture d'Amiens. 22 September 2017閲覧。
  3. ^ Label Bleu | Carnet de routes: Suite Africaine - Henri Texier, Aldo Romano, Louis Sclavis”. Maison de la Culture d'Amiens. 22 September 2017閲覧。
  4. ^ Label Bleu | African Flashback - Henri Texier, Aldo Romano, Louis Sclavis”. Maison de la Culture d'Amiens. 22 September 2017閲覧。

外部リンク

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