アルダブラゾウガメ属

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アルダブラゾウガメ属[1]
アルダブラゾウガメ
アルダブラゾウガメ Aldabrachelys gigantea
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 爬虫綱 Reptilia
目 : カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
科 : リクガメ科 Testudinidae
属 : アルダブラゾウガメ属 Aldabrachelys Loveridge & E. Williams, 1957
シノニム
種

本文参照

アルダブラゾウガメ属（アルダブラゾウガメぞく、属名：Aldabrachelys〈アルダブラケリス〉）は、マダガスカル島にルーツを持つとされるセーシェル諸島のアルダブラゾウガメとマダガスカル島の絶滅種で編成されるカメの仲間。1957年にイギリス人のアーサー・ラブリッジ（英語版）とアメリカ人のアーネスト・エドワード・ウィリアムズ（英語版）が設立。リクガメ科の下位に位置する階級。

ルーツ[編集]

アメリカ科学振興協会の科学雑誌『サイエンス・アドバンス（Science Advances）』によれば、アフリカ大陸に祖先を持つマダガスカル島におけるリクガメ科の多様化は2782万年前（漸新世中期）に起こった二つの系統（アルダブラゾウガメ属とマダガスカルリクガメ属（英語版））に分かれたことから始まり、2512万年前にはマダガスカルリクガメ属の系統はクモノスガメ属（英語版）の系統に分かれたという。ここで本誌が示すのは、アルダブラゾウガメ属がマダガスカルリクガメ属やクモノスガメ属と近縁であり、同じ祖先を持つ可能性が高いということである[2]。

そして元々マダガスカル島にいたアルダブラゾウガメ属は、鮮新世にイル・アンテリュール（英語版）とアルダブラ環礁へ分散したというが、ヨーロッパ人がセーシェル諸島を見つけた17世紀以降、イル・アンテリュールにいたアルダブラゾウガメ属は一度人間によって根絶されたという。よってイル・アンテリュールにいる現存のアルダブラゾウガメ属は19世紀にアルダブラ環礁から再び流れ着いて定着したものと考えられている[2]。

アルダブラゾウガメ属を編成する種[編集]

参考文献[編集]

ウィキメディア・コモンズには、アルダブラゾウガメ属に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにアルダブラゾウガメ属に関する情報があります。
  1. ^ “アルダブラゾウガメ属 (属 Aldabrachelys)”. iNaturalist. 2024年4月21日閲覧。
  2. ^ a b Kehlmaier, Christian; Graciá, Eva; Ali, Jason R.; Campbell, Patrick D.; Chapman, Sandra D.; Deepak, V.; Ihlow, Flora; Jalil, Nour-Eddine et al. (2023-01-13). “Ancient DNA elucidates the lost world of western Indian Ocean giant tortoises and reveals a new extinct species from Madagascar” (英語). Science Advances 9 (2): eabq2574. Bibcode: 2023SciA....9.2574K. doi:10.1126/sciadv.abq2574. ISSN 2375-2548. PMC 9833658. PMID 36630487. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9833658/. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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