アリゾナ州上院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリゾナ州上院
アリゾナ州第56議会英語版
紋章もしくはロゴ
種類
種類
任期制限4期 (8年)
沿革
新会期開始日
2023年1月9日
役職
議長
ウォーレン・ピーターソン英語版 (共和党)、
2023年1月9日より現職
仮議長
T・J・ショープ英語版 (共和党)、
2023年1月9日より現職
多数党院内総務
ソニー・ボレッリ英語版 (共和党)、
2023年1月9日より現職
少数党院内総務
ミッツィ・エプスタイン英語版 (民主党)、
2023年3月2日より現職
構成
定数30人
院内勢力
Majority
  •   共和党英語版 (16)

Minority

任期
2年
権限アリゾナ州憲法英語版第4条
歳費・報酬$24,000/年 + 日当
選挙
前回選挙
2022年11月8日英語版
(30議席)
次回選挙
2024年11月5日英語版
(30議席)
選挙区改正アリゾナ独立選挙区改正委員会英語版
議事堂
85007 • アリゾナ州フェニックス
ウェスト・ワシントン・ストリート1700
アリゾナ州会議事堂上院議場
ウェブサイト
Arizona State Senate

アリゾナ州上院Arizona State Senate)は、アメリカ合衆国アリゾナ州の州議会であるアリゾナ州議会英語版上院である。上院は30人の議員で構成され、各議員は平均21万9859人の有権者を代表している(2009年時)。議員の任期は2年で多選制限は連続4期(8年)までとされ、その後の再出馬には1期の休職が必要とされている。アリゾナ州上院は2024年4月27日時点では共和党が多数派を占めている。ラケル・テラン英語版が就任したことにより史上初めて上院の過半数が女性議員となった。

アリゾナ州上院議員は下院議員と同じ選挙区から選出されるが、1区につき下院議員は2人に対し、上院議員は1人となっている。このような区割りはアイダホ州上院英語版ワシントン州上院英語版と同様である。

他の州・準州議会の上院、および連邦上院と同様、アリゾナ州上院は州内閣、委員会、理事会への州知事の任命を承認または拒否することができる。

上院はフェニックスアリゾナ州会議事堂に隣接する議場に招集される。

アリゾナ州上院の指導者[編集]

アリゾナ州オレゴン州メイン州ニューハンプシャー州ワイオミング州と並んで上院議長を兼任する副知事職が存在しない全米5州のうちの1つである。その結果、上院は独自の議長である上院議長英語版を選出する。上院議長は上院を統轄し、上院のすべての委員会及び合同委員会の委員を任命し、必要に応じて他の委員会や小委員会を設置することができる。上院議長はまた議長不在時の代行者である仮議長を任命し、さらに両者の不在時の議長代行の任命もできる[1]

2024年4月27日時点の上院議長は第14区選出のウォーレン・ピーターソン英語版上院多数党院内総務は第30区選出のソニー・ボレッリ英語版上院少数党院内総務は第12区選出のミッツィ・エプスタイン英語版、上院少数党院内総務補佐は第8区選出のフアン・メンデス英語版である[2]

指導者[編集]

地位 名前 政党 居住地 選挙区
議長英語版 ウォーレン・ピーターソン英語版 共和党 ギルバート 第14選挙区
仮議長 T・J・ショープ英語版 共和党 クーリッジ英語版 第16選挙区
多数党院内総務 ソニー・ボレッリ英語版 共和党 レイクハバスシティ 第30選挙区
多数党院内幹事英語版 サイン・カー英語版 共和党 バックアイ 第25選挙区
少数コーカス議長英語版 レラ・オールストン英語版 民主党 フェニックス 第5選挙区
少数党院内総務 ミッツィ・エプスタイン英語版 民主党 チャンドラー 第12選挙区
少数党院内総務補佐英語版 フアン・メンデス英語版 民主党 テンピ 第8選挙区
少数党院内幹事英語版 エヴァ・バーチ英語版 民主党 メサ 第9選挙区

構成[編集]

14 16
民主党 共和党
時期 政党
(網掛は多数党を示す)
合計
共和党英語版 民主党英語版 空席
2011-12年 21 9 29 1
2013-14年 17 13 30 0
2015年始 17 13 30 0
2016年末 18 12
2017-18年 17 13 30 0
2019-20年 17 13 30 0
2021-22年 16 14 30 0
2023年始 16 14 30 0
2023年3月2日[注釈 1] 13 29 1
2023年5月8日[注釈 2] 14 30 0
2023年6月16日[3] 15 14 29 1
2023年7月21日[4] 16 14 30 0
最新比率 51.7% 48.3%

2023-2025年の議員一覧[編集]

選挙区 画像 名前 政党 居住地 就任年 当選年
1英語版 ケン・ベネット英語版 共和 プレスコット 2023 2022
2英語版 ションナ・ボリック英語版 共和 フェニックス 2023 2023†
3英語版 ジョン・カヴァナー英語版 共和 スコッツデール 2023 2022
4英語版 クリスティン・マーシュ英語版 民主 フェニックス 2023 2020
5英語版 レラ・オールストン英語版 民主 フェニックス 2023 2018
6英語版 テレサ・ハタスリー英語版 民主 コールマインメサ英語版 2023 2022
7英語版 ウェンディ・ロジャース英語版 共和 テンピ[5] 2023 2020
8英語版 フアン・メンデス英語版 民主 テンピ 2023 2016
9英語版 エヴァ・バーチ英語版 民主 メサ 2023 2022
10英語版 デイヴ・ファーンズワース英語版 共和 メサ 2023 2022
11英語版 キャサリン・ミランダ英語版 民主 フェニックス 2023 2022
12英語版 ミッツィ・エプスタイン英語版 民主 チャンドラー 2023 2022
13英語版 J・D・メスナード英語版 共和 チャンドラー 2023 2018
14英語版 ウォーレン・ピーターソン英語版 共和 ギルバート 2023 2020
15英語版 ジェイク・ホフマン英語版 共和 クイーンクリーク英語版 2023 2022
16英語版 T・J・ショープ英語版 共和 クーリッジ英語版 2023 2020
17英語版 ジャスティン・ワドサック英語版 共和 ツーソン 2023 2022
18英語版 プリヤ・サンダレシャン英語版 民主 ツーソン 2023 2022
19英語版 デヴィッド・ゴーワン英語版 共和 シエラビスタ 2023 2018
20英語版 サリー・アン・ゴンザレス英語版 民主 ツーソン 2023 2018
21英語版 ロザンナ・ガバルドン英語版 民主 サフアリータ英語版 2023 2022
22英語版 エヴァ・ディアス英語版 民主 トルソン英語版 2023 2022
23英語版 ブライアン・フェルナンデス英語版 民主 ユマ 2023 2022
24英語版 アンナ・ヘルナンデス英語版 民主 フェニックス 2023 2022
25英語版 サイン・カー英語版 共和 バックアイ 2023 2018†
26英語版 フラヴィオ・ブラヴォ英語版 民主 フェニックス 2023 2023†
27英語版 アンソニー・カーン英語版 共和 グレンデール 2023 2022
28英語版 フランク・キャロル英語版 共和 サプライズ 2023 2022
29英語版 ジャナエ・シャンプ英語版 共和 サプライズ 2023 2022
30英語版 ソニー・ボレッリ英語版 共和 レイクハバスシティ 2023 2016

†は元々公職に就いていた議員。

委員会[編集]

アリゾナ州下院の常任委員会は以下の通りである:

委員会 委員長 副委員長
歳出 ジョン・カヴァナー英語版 ジェイク・ホフマン英語版
商業 スティーヴ・カイザー英語版 フランク・キャロル英語版
理事指名 ジェイク・ホフマン英語版 サイン・カー英語版
教育 ケン・ベネット英語版 ジャスティン・ワドサック英語版
選挙 ウェンディ・ロジャース英語版 ケン・ベネット英語版
財務 J・D・メスナード英語版 スティーヴ・カイザー英語版
政府 ジェイク・ホフマン英語版 ウェンディ・ロジャース英語版
保健・福祉サービス T・J・ショープ英語版 ジャナエ・シャンプ英語版
司法 アンソニー・カーン英語版 ジョン・カヴァナー英語版
軍事・公安・国境警備 デヴィッド・ゴーワン英語版 デイヴ・ファーンズワース英語版
天然資源・エネルギー・水 サイン・カー英語版 T・J・ショープ英語版
議事運営 ウォーレン・ピーターソン英語版 ソニー・ボレッリ英語版
運輸・技術 デイヴ・ファーンズワース英語版 フランク・キャロル英語版

上院の過去の構成[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 民主党のラケル・テラン英語版(第26選挙区)が辞任した [1]
  2. ^ 民主党のフラヴィオ・ブラヴォ英語版がテランの後任となった。 [2]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]