アニリール・セルカン

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アニリール・セルカン
(Serkan ANILIR)
生誕 (1973-03-22) 1973年3月22日(44歳)
西ドイツの旗 西ドイツケルン
居住 ドイツの旗 ドイツ
スイスの旗 スイス
トルコの旗 トルコ
日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 トルコの旗 トルコ
研究分野 建築学
研究機関 JAXA
出身校 Yildiz工科大学(建築学)
バウハウス大学(建築学)
プロジェクト:人物伝

アニリール・セルカン(Serkan Anılır、1973年3月22日 - )は、トルコの人物。工学者建築学)を自称して、元・東京大学大学院工学系研究科助教を務めていたが、不正な手段によって博士号を取得したとして東京大学創立以来初の学位取り消し処分を受けた[1][2]

人物[編集]

この節の以下の記載は主に自著によっているが、このような経歴に関して疑惑が示されている(「略歴」、「外部リンク」の節参照)。

幼い頃に彼は当時宇宙で使われていた太陽光発電を使用し、発電した電気でサッカー場を照らすアイディアを発案。その模型を作り出品した。それがスイスで寄宿学校を経営している者の目に留まったことから、家族会議の末、海外で一人暮らしを始めるようになる。以後25年間、家族とは離れた生活を送ることとなる[自称 1]

学生時代、多分野にまたがった研究活動に従事しながらも、暇な時間が発生。その暇な時間を使って、かねてから興味のあったタイムマシンの実験を仲間達と行い、地域で話題を呼ぶ。実験は失敗に終わるが、このときの体験をもとにした書籍が、後に日本で発行された。

NASAでの研究時、母国のトルコではトルコ出身の宇宙飛行士を輩出しようという世論が高まっており、トルコ空軍長直々の推薦で宇宙飛行士候補に選ばれる[自称 2]。これはスキー選手として国の代表になった経験もあり、健康面で有利だったこと、大学時代にパイロットのライセンスを取っていたこと、さらに、現役のNASA研究員であったことなどが有利に働いたためと思われる。以後もテスト、および訓練プログラムを突破し、2004年10月、晴れてNASAの宇宙飛行士候補生となる[自称 3]

趣味・特技としてはスキーに加え、語学・音楽・美術が挙げられる。まず語学に関しては8カ国語[3][自称 4]に加え、古代語[3]を用いることができる[自称 4]らしいが、発音が解明されていない言語も含まれる。

また、毛利衛が館長を務める日本科学未来館企画した映画『宇宙エレベータ 〜科学者の夢みる未来〜』では監修を務め[4]プロダクション・アイジー士郎正宗原作のアニメ『RD 潜脳調査室』ではフューチャースーパーバイザーを務める[5]など、アニメのスタッフとしても名を連ねている。和歌山県東牟婁郡串本町の「串本大使」第1号を務めていた[6]が、論文盗用問題の発覚により解任された[7]

トルコ軍で兵役に就くために2010年3月30日にトルコに出向いた[自称 5]

研究[編集]

この節に書かれている内容は本人の著書などを情報源としたものであるが、所属していたJAXAや東京大学により、その多くが捏造、盗用であることが明らかにされている。

宇宙エレベーター[編集]

11歳のころに、宇宙エレベーターの研究家であるアーサー・C・クラークの『楽園の泉』を読んで非常に感動した経験から、研究者となってから世界初の宇宙エレベーター学会に参加したいという動機を抱いた[自称 6]

そして、「ATA宇宙エレベーター」という構想を練り上げた。

NASAで研究を続けていた[自称 7][8]。なお、ATAとはトルコ近代化の父・アタチュルクATATURK)から名をとったものである[自称 7][8]。なお、トルコには「アタチュルクに対する犯罪に関する法律」が存在し、アタチュルクを誹謗・中傷した者は最長3年の禁固刑に処される恐れがある[9]。したがって、このような命名の際には細心の注意が必要とされる。

多次元空間[編集]

研究者仲間とともに、11次元に関する研究論文をケンブリッジ大学の科学専門誌に提出している[自称 8]。実際に建築する際の問題点などを割り出している[自称 9]。なお、JAXAは2003年度年次要覧に記載された業績のうち4本について「存在が確認できない」などとして削除したが、そのうちの1本はPhysical Review Letter誌(アメリカ物理学会発行であるが、業績リストには「ケンブリッジ大学出版」と記載されていた)に掲載されたとする論文である[10][11]

インフラフリー[編集]

現在の社会は、災害テロなどでインフラ設備が破壊されてしまえば、人類の生活に大きな支障をきたすことを指摘した上で、インフラに依存しないで生活できる技術 (INFRA-FREE LIFE) の研究を行っている[自称 10][自称 11]

このインフラフリーの概念は、災害救助や人口爆発地域への開発支援をはじめ、宇宙開発の分野でもテラフォーミング技術への応用が利くことから、衆目を集めている。2003年には、宇宙空間での居住についての研究を「宇宙空間での長期居住を可能にする軌道上施設に関する研究」と題した論文にまとめ、東京大学より博士(工学)学位を取得した[1][2]

論文盗用疑惑[編集]

インフラフリーの学位取得論文に関して、後年の調査により全376ページのうち149ページに盗用が見つかり、2010年3月2日、東京大学史上初めての学位剥奪処分を下された[1][2]。この処分が報道されると、セルカンはブログで声明を発表し、この論文の問題点について「論文と参考文献のリストが照合できるよう番号を振る必要があるのに、それが振られていなかったという僕の単純なミスにより、コピーだと言われている」[自称 12]との説明を行った。しかし、東京大学では単なる出典不記載だけでなく盗用や改竄があったと指摘しており、公式発表にて「出典不記載に止まらず、自らの創作物であるかのように偽装した悪質な盗用と判断できる箇所が11箇所、その疑いがあると判断できる箇所が計10箇所存在する」[12]と述べた上で、その具体的な盗用の実例を複数挙げて説明している。

事態を重く見た東京大学は特別調査委員会を設置し、学位の不正取得に至った経緯の徹底的な調査を行った。その結果、セルカンの博士論文のうち、全体の4割は盗用だったことが明らかになった[13]。また、同委員会の調査に際して、セルカンの指導教員を担当し学位論文の主審査員も務めた松村秀一は「元助教を信じていたが、裏切られた」[14]と主張していた。しかし、同委員会の調査によれば、副審査員4名のうち2名が「論文の水準やオリジナリティーに疑問がある」[14]と指摘していたにもかかわらず、松村はそれを無視して独断で学位を与えていたことが明らかになった[15]。同委員会の委員長として調査を指揮した東京大学副学長の佐藤慎一は、松村が行った審査について「恣意的でずさんであり、責任を厳しく問われなければならない」[16]と批判した。松村は学生指導の担当を外され[17]、追って懲戒処分が下される見通しとなり[14][16]、その2年後の2012年2月24日付けで、一ヶ月の停職処分が言い渡された[18]さらに、建築学専攻では、成績判定を担当教員が一人で判断することが横行するなど[13]、他専攻に比べ論文審査体制に不備があると指摘された[14]。これらの問題点を考慮し、建築学専攻では他の専攻と同等の審査体制を構築するとともに[14]、大学全体として学位審査体制を再確認するなど[13]、具体的な再発防止策が取り纏められた。

略歴[編集]

  • 1973年
  • 1994年
  • 1995年
  • 1997年
    • プリンストン大学 数学部講師に就任(自称)[自称 13][3](Ph.D.を取得していなければテニュアトラックには参加できないため、ありえない)。
    • プリンストン大学客員教授 数学部教授(この経歴はあくまで自称)。だがPh.D.を取得していなければこのようなことは不可能である(EUにおけるレオナルド交換プログラムにおいてバウハウス大学より派遣。科学・数学分野と建築分野の交流を目的とした八ヶ月の就任)[19]
  • 1998年
    • ヨーロッパ宇宙開発事業団(ESA) 宇宙技術移転開発部メンバーとなる(EUにおけるエラスムス交換プログラムにおいてバウハウス大学より派遣。一般企業に対し宇宙開発技術の移転を目的とした三ヶ月の就任)[19]
    • 長野オリンピックで、トルコスキーチームのスーパーバイザーとして初来日[自称 14]
  • 1999年
    • バウハウス大学 エンジニアリング学部 建築学科修士課程修了(自称、偽証の疑いが濃厚)[自称 13][3]。「学位論文:情報化社会における建築」と自称しているが、博士号剥奪後の氏のブログには同時に「僕の修士は論文形式ではなかったため、博士課程の学生として書いた初の論文でした(略)話を伺うとその論文と参考文献のリストが照合できるよう番号を振る必要があるのに、それが振られていなかったという僕の単純なミスにより、コピーだと言われているのだとわかりました」とある。これにより、バウハウス大学での学位論文は存在しないことになり、バウハウス大学修了という経歴には裏付けがない。なお国内外問わず、建築学や一部の芸術分野では設計作品や実作品を修士論文相当として学位を授与する場合がある。
  • 2000年
    • 2000 - 2002年 鹿島建設デザインエンジニアリング部 研修生(自称)[19]。なお、これについては経歴詐称との指摘もある。
    • 後に宇宙開発設計部部長に就任(自称)[20]。鹿島建設には宇宙開発設計部という部署の存在は確認されておらず、またその他の部長職への就任も確認されていない。
    • 2000 - 2003年 NASAジョンソンスペースセンター アドバンスプロジェクト チームリーダーとなる(自称)(NASAが行う宇宙空間での構造開発研究において宇宙エレベータプロジェクトの統括。またここで開発された技術の一般企業への移転。同研究の業績が評価され、2005年ケンブリッジ大学特別物理化学賞を受賞としているが、このような賞は存在しない)[19]
  • 2001年
    • NASAジョンソン宇宙センターで宇宙飛行士プログラムを修了(この経歴はあくまで自称)[自称 13]。NASA在籍時に、所属する全ての科学者が軍人であることを知る。自身も大佐まで昇進[21]
  • 2003年
  • 2004年
    • この年にトルコ人初のNASA宇宙飛行士候補に選ばれたと主張している[自称 2][3]
    • Marquis Who's Who世界歴代人物リファレンスブック 科学者部門に記載される。
  • 2005年
  • 2006年
    • 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教となる。
  • 2007年
  • 2008年
    • 西宮市「地域ワクワクフォーラム」講演、西宮市役所の熱心な招きに応じ講師を勤める[26]
    • RD 潜脳調査室未来の世界観設定協力。
    • 筑波大学非常勤講師となる[27]
    • 東京大学にて「インフラフリーが拓く未来の社会と技術」基調講演。
    • 3月23日、誕生日パーティを開催。約150人を招待する[28]
    • 10月、楽天技術研究所の主催で企画された楽天社員向け講演会を開催する[29]
  • 2009年
  • 2010年
    • 3月2日、不正な方法により学位を受けた事実が判明したため、東京大学から授与された博士学位を剥奪される[12][1][2][32]。帝國大学などの前身を合わせた東京大学133年の歴史において、博士号を剥奪されたのはセルカンが初めてである[2]
    • 3月16日、和歌山県串本町はセルカンに委嘱していた「串本大使」を、3月8日付で解任したと発表した。
    • 3月31日、東京大学による調査により、偽造した卒業証明書を利用し虚偽の学歴を用い、不正な方法により学位を受け、助手採用時の履歴書にも虚偽の学歴を記載していたという事実が判明した。この調査結果を受け、東京大学は「懲戒解雇相当」とし、退職手当を支給しないことを決めたと発表した[33]
    • 7月23日、東京大学は、平成18年度科研費実績報告書および申請段階の書類に記載された論文等の不正行為に関する調査結果を報告。科研費実績報告書の論文のうち1編の論文が盗用箇所を含み、残り2編の論文に関しては存在が確認できず、書類に虚偽記載を行ったものと認定した。申請段階の書類に記載の論文に関しては1編の論文が盗用箇所を含み、残り25編のうち20編の論文は存在が確認できず、書類に虚偽記載を行ったものと認定した。また、この報告では、研究室の責任者である松村秀一教授に関して「不正行為に直接関与したとは言えないものの、当該不正行為について責任を負うべき」としている。[34]
  • 2012年
    • 2月29日 東京大学は、平成17年度から21年度の期間に、本人が研究代表として外部から受け入れ執行した寄付金、科学研究費補助金、共同研究費、旅費等が合計10,085,467円に上っていたことを明かし、不適切な使用に関する調査結果をあわせて公表した。事実認定のために本人への連絡を試みてきたが、居所不明だとしている。[35]

キャンセル、情報の削除[編集]

  • 2009年
    • 10月6日、宇宙や宇宙開発に関する技術等を紹介するポータルサイト「sorae.jp(宇宙(そら)へ)」に、「東大助教、トルコ人初の宇宙飛行士候補のアニリール・セルカン氏、宇宙飛行士の写真を捏造か?」というタイトルで記事が掲載される[36]。しかし、記事は即日削除される。
    • 10月17日、TEDx台北にスピーカーとして登壇予定であった。しかし、その経歴の信憑性についてTEDx事務局側が警戒、登壇キャンセルとなる。
    • 10月26日、来る11月5日に宮城大学で開催されるシンポジウムに登壇予定であったが、急遽、講師および講演内容の変更が行われ、登壇キャンセルとなる[37]
    • 10月31日トルコイスタンブールにあるTUYAP(国際会議センター)においてサイン会を開催する予定であった[38]。しかし、前日の10月30日に急遽キャンセルとなる。なお、キャンセルの理由については「技術的な問題による」とだけ述べられた。
    • 11月2日、来る11月27日に名古屋クリエイティブ・デザインシティなごや[39]主催の国際デザインフォーラム2009[40]「未来スコープ」にて基調講演を行う予定であったが、突如、講演を辞退する[41]。なお、辞退に至った経緯や詳細に関しては明らかにされていない。
    • 11月2日、来る11月9日九州大学工学部建築学科が主催する建築・都市テーマレクチャー「建築を拡張する」において「宇宙へ」というテーマで講演予定であったが[要出典]、登壇キャンセルとなっていたことが明らかになる[42]。なお、セルカン本人および主催者双方より公式なコメントは出されていない。
    • 11月6日、それまでGKデザイングループのウェブサイトに掲載されていた、9月24日の講演会「GAME(OVER)─創造力が生み出すハイスコアな未来[43]」の模様についての記事が削除される。
    • 11月8日、セルカンカレッジ大阪の冒頭において、セルカンに関する情報がインターネット上に数多く掲載されていることがアナウンスされる。それによれば、その大半は事実無根であるとのことであるが、どれが事実で、どれが虚偽であるのかについては具体的に触れられなかった。
    • 11月9日2007年7月6日より日経BPの運営するウェブサイト「ECO JAPAN」に掲載されてきた、セルカンのインタビュー記事「宇宙飛行士候補、工学博士 アニリール・セルカン氏 〜宇宙発の新建築思想『インフラフリー』から見えてくるエコな暮らし〜」が削除される。
    • 11月10日、インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター[44]のセルカンに関する記事「アニリール・セルカンが今考えているコトとは?[45]」が閲覧不能に陥る。時を同じくしてリエゾンセンターの他の記事「Web Site Expert Academia特別企画 『インターネットは宇宙が生まれた瞬間から存在する。やっと使えるようになっただけでしょ?』[46]」も同様の状態に陥る。
    • 11月11日、日経BPの時評コラムに「宇宙飛行士候補で東大男性助教の『不正の疑い』報道とネット」[47]という記事が掲載される。記事中において、東大男性助教は「某氏」「匿名」とされながらも、文中ハイパーリンクから本人によるブログ[48]ならびに公式サイト[49]へ移動できるようになっている。
    • 11月14日、朝日新聞社のウェブサイトasahi.comに「宇宙飛行士候補名乗る東大助教、トルコ政府が根拠否定」[50]というタイトルで、セルカンに関する記事が実名で掲載される。それによれば、これまでセルカンが宇宙飛行士候補の根拠として示してきたトルコ政府による公文書は、政府が発行したものではないという。なお同日、セルカンの公式ブログのページから「朝日新聞 be フロントランナー」にインタビュー記事が掲載された時の記事[51]が削除されていることが明らかになる[誰によって?]
    • 11月14日、宇宙や宇宙開発に関する技術等を紹介するポータルサイト「sorae.jp(宇宙(そら)へ)」[52]に「東大助教、トルコ人初の宇宙飛行士候補のアニリール・セルカン氏の宇宙服の写真は偽物」[53]というタイトルで、セルカンに関する記事が実名で掲載される。それによれば、ジョンソン宇宙センター宇宙飛行士選考事務局 (Astronaut Selection Office) は、これまでセルカンの著書等に掲載されてきた宇宙服の写真は偽物であると断定、さらに調査継続中であるという。
    • 11月14日、筑波大学の公開セミナー・シンポジウムのページ[54]から、2008年10月14日に開講されたセルカンによる公開講義「アニリール・セルカン氏:21世紀の三種の神器-インフラフリーに基づく未来のライフスタイル」(UT-Top Academist‘s Lecture)[55]のみが削除されていたことが明らかになる[誰によって?]
    • 11月16日東芝エレベータが主催する「FUTURE DESIGN 2009 未来エレベーターコンテスト[56]」の「審査員紹介とコメント[57]」のページから、セルカンに関する一切の情報が削除される。その一方で、同社広報誌「FUTURE DESIGN 2009 vol.19」の「特集・交通と都市の未来形 〜次の階は『宇宙』になります![58]〜」には、セルカンと同社役員の対談や通夜島フードタワーの構想等が掲載されたままとなっている。
    • 11月20日、トルコの新聞「Stargazete[59]」紙に、NASAにおける訓練の事実の否定、宇宙服姿の写真の否定、書類の偽造等をはじめとする一連の疑惑と騒動が掲載される[60]
    • 11月20日、東京大学・松村・藤田研究室[61]の研究室メンバー[62]のページから、それまで公開されていたセルカンのメールアドレスが削除される。また、セルカン個人のプロフィール紹介ページが削除され、リンク切れの状態となる。[63]
    • 11月20日、12月10日早川書房より発行予定の美術本『Sync Future』に掲載予定であった、セルカンによるコラム/インタビュー記事「光でできた建築の住人」が掲載見送りとなる[64]
    • 11月21日東京大学・松村・藤田研究室[61]の研究室メンバー[62]のページが削除される。
    • 11月21日、セルカンが自身のトルコ語版ブログ[65]において、実は自分が宇宙飛行士候補ではなかったことを初めて認めた。また、そのことについての記事が11月24日のSorae.jp[66]に掲載された。それによれば、自身が宇宙飛行士候補であるというのはセルカン自身の間違いの結果であったという。また、広く知られている宇宙服姿の写真については2004年にヒューストンで撮影した「思い出」の写真であるという。しかし、このことについてセルカンは、日本語版ブログにおいては一切を表明していない。
    • 12月シブヤ大学においてセルカンに関するページが削除される。
  • 2013年
    • ウィキペディア英語版とトルコ語版の「アニリール・セルカン」の項目が、「特筆することの"全くない"人物」との認定を受け、永久作成禁止に指定されたまま。

セルカン本人の自称に基づく受賞歴[編集]

  • 日本学術振興会 Young Promoting Scientist' Award受賞 (2000年)
  • Japanese Ministry of Science and Technology Award受賞 (2003年)
  • Science and Engineering Award , Japanese Chamber of Architects and Engineers (2004年)
  • ケンブリッジ大学物理学部 特別科学賞 受賞 (2005年)
    • 受賞理由 : 「11次元宇宙の研究」
  • ’21st Century’s Top 10 Scientific Projects Award’, Cambridge University (2005年)
  • America Medal of Honor(アメリカ名誉賞)受賞 (2005年)
  • U.S.Technology Award受賞(受賞年不明)
    • 主な受賞理由 : 「宇宙エレベーターの研究」

著書[編集]

論文[編集]

  • Anilir Serkan、畑中菜穂子訳「技術転用・スピンオフ インフラ・フリー・システム--持続可能な都市形成を促すための東京大学の役割 (宇宙建築、あるいはArchitectural Limits--極地建築を考える)」、『Ten plus one』0第46号、INAX出版、2007年、 117-119頁、 NAID 40015420411

日本国内で発行されたもの[編集]

トルコで発行されたもの[編集]

作品[編集]

脚注[編集]

自著[編集]

  1. ^ 『宇宙エレベーター』 p36-41
  2. ^ a b 『宇宙エレベーター』 p16-17
  3. ^ 『宇宙エレベーター』 p22
  4. ^ a b 『宇宙エレベーター』 第4章「歴史の旅」
  5. ^ 管理人から現状のご連絡です。[リンク切れ]アニリール・セルカン日本語ブログ
  6. ^ 『宇宙エレベーター』 p26
  7. ^ a b 『宇宙エレベーター』 p33-34
  8. ^ 『宇宙エレベーター』 p60
  9. ^ 『宇宙エレベーター』 p76、挿絵のキャプションより
  10. ^ Anilir Serkan 2007
  11. ^ 『宇宙エレベーター』 p42、挿絵のキャプションより
  12. ^ ご報告”. アニリール・セルカン個人ブログ (2010年3月6日). 2010年3月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年11月23日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g 『宇宙エレベーター』 奥付上部の著者経歴より
    本人のブログ、プロフィールページ[リンク切れ]
  14. ^ 『宇宙エレベーター』 p19、挿絵のキャプションより

出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 「東大トルコ人助教博士号剥奪――学位論文の4割盗用」『讀賣新聞』48145号、14版、読売新聞東京本社2010年3月6日、37面。
  2. ^ a b c d e 「東大トルコ人助教、博士号取り消し――自称『トルコ初の宇宙飛行士候補』――論文の4割、149ページで盗用」『朝日新聞』44492号、14版、朝日新聞東京本社2010年3月6日、37面。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 宇宙飛行士候補、工学博士 アニリール・セルカン氏(前編)[リンク切れ]日経BP(2007年7月6日)
  4. ^ 「宇宙エレベータ 〜科学者の夢みる未来〜」公式サイト[リンク切れ]』。
  5. ^ 日詰明嘉「東大シンポジウム『アニメがみる未来』:『RD 潜脳調査室』も登場」『アニメのイベントや講演会のレポート』アニメアニメジャパン、2008年3月15日
  6. ^ “大使第1号にアニリールさん 串本町が委嘱”. 紀伊民報. (2007年9月3日). オリジナル2009年10月9日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20091009062347/http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=131002 2015年11月23日閲覧。 
  7. ^ “串本町が「串本大使」解任 論文盗用のセルカン氏”. 紀伊民報. (2010年3月17日). オリジナル2010年11月24日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20101123164601/http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=186314 2015年11月23日閲覧。 
  8. ^ a b 宇宙飛行士候補、工学博士 アニリール・セルカン氏(後編)[リンク切れ]日経BP(2007年7月13日)
  9. ^ [1]
  10. ^ 「東大の30代男性助教 業績論文、存在確認できず」 『日本経済新聞』夕刊44466号、4版、日本経済新聞社、2009年11月9日、14面。
  11. ^ 「東大を手玉にとった男ついに処分」『日経サイエンス』2010年6月号p20
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  13. ^ a b c “博士号論文盗用、学位審査『ずさん』――東大が調査結果”. 日本経済新聞. (2010年11月26日). http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E39E8DE0E4E3E3E0E2E3E29191E2E2E2E2 2015年11月23日閲覧。 
  14. ^ a b c d e “トルコ人元助教の盗用論文、審査ずさん――調査委が防止策”. 朝日新聞. (2010年11月26日). オリジナル2010年11月29日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20101129171553/http://www.asahi.com/national/update/1126/TKY201011260450.html? 2015年11月23日閲覧。 
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  16. ^ a b “指導教授を懲戒審査=トルコ人元助教の不正問題-東大”. 時事通信社. (2010年11月26日). http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010112600323 [リンク切れ]
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  34. ^ アニリール・セルカン元東京大学工学系研究科助教に係る論文の不正行為に関する調査報告について 東京大学 (2010年07月23日)
  35. ^ アニリール・セルカン元東京大学大学院工学系研究科助教に係る研究費の不適切な使用に関する調査結果の報告について 東京大学 (2012年02月29日)
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  56. ^ FUTURE DESIGN 2009 未来エレベーターコンテスト
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  63. ^ かつて存在したリンク先のプロフィール紹介ページ
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参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]