アシュクロフト対アメリカ自由人権協会事件

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アシュクロフト対アメリカ自由人権協会事件
弁論:2001年11月28日
判決:2002年5月13日
事件名: John Ashcroft, Attorney General v. American Civil Liberties Union, et al.
前史 American Civil Liberties Union v. Reno, 31 F. Supp. 2d 473 (E.D. Pa. 1999); affirmed, 217 F.3d 162 (3d Cir. 2000); cert. granted, 532 U.S. 1037 (2001).
その後 On remand, American Civil Liberties Union v. Ashcroft, 322 F.3d 240 (3d Cir. 2003); affirmed, 542 U.S. 656 (2004).
裁判要旨
児童オンライン保護法は、コミュニティ基準に依存してどのようなコンテンツが「未成年者にとって有害」であるかを判断しているため、同法は違憲の可能性があるが、コミュニティ基準には更なる定義が必要である。
意見
多数意見 トーマス
賛同者:レンキスト、スカリア、オコナー、ケネディ、スーター、ギンズバーグ、ブライヤー
少数意見 スティーブンス
参照法条
アシュクロフト対アメリカ自由人権協会事件
弁論:2004年3月2日
判決:2004年6月29日
事件名: John Ashcroft, Attorney General v. American Civil Liberties Union, et al.
裁判要旨
児童オンライン保護法は、インターネット上の有害なコンテンツの規制が厳しすぎであり、合衆国憲法修正第1条に違反する。
意見
多数意見 ケネディ
賛同者:スティーブンス、スーター、トーマス、ギンズバーグ
少数意見 ブライヤー
賛同者:レンキスト、オコナー、スカリア
参照法条

アシュクロフト対アメリカ自由人権協会事件(アシュクロフトたいアメリカじゆうじんけんきょうかいじけん、Ashcroft v. American Civil Liberties Union)535 U.S. 564 (2002)、542 U.S. 656 (2004)は、児童オンライン保護法(COPA)がアメリカ合衆国憲法修正第1条に規定されている表現の自由の保護に違反するとして、合衆国最高裁判所で違憲であると判決された裁判[1]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Ashcroft v. American Civil Liberties Union, 535 U.S. 564 (2002).
  2. ^ Ashcroft v. Free Speech Coalition, 535 U.S. 234 (2002).

外部リンク[編集]