れきちず

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れきちず
URL https://rekichizu.jp/
言語 日本語
タイプ地図
日本史
設立者 加藤創
スローガン 現代風デザインの古地図サイト
広告 なし
開始 2023年8月27日 (8か月前) (2023-08-27)
 

れきちずは、デザイナーの加藤創と株式会社MIERUNEが開発・運営をしているオンライン古地図サービス。古地図を現代風の地図デザインを使って描いているのが特徴[1]

概要[編集]

MIERUNEのデザイナーである加藤創が、2023年令和5年)8月27日にベータ版として公開した[1]。ベータ版は江戸時代後期(1800年1840年頃、文化文政天保年間)の関東地方を想定したものである[2][3][4]。今後、現在の地図との比較や経路検索などの機能を追加する計画があり、最終的には古代から現在、未来までの日本地図を閲覧できるオンライン地図を目標としている[5]

2023年(令和5年)12月、MIERUNEが一社員の個人事業であった「れきちず」のプロジェクトを事業として承継していくことを発表した[6]

特徴[編集]

江戸時代の地図を自由に拡大や縮小、スクロールなどGoogle マップのような現代のオンライン地図と同じ感覚で操作できる。また、門や橋、寺社などのランドマークや、五街道宿場町などはアイコンや色分けを使い、分かりやすく表記している。地名は「武蔵国」「御城」など当時の名称を使用している[1][7][8][9]

沿革[編集]

  • 2023年令和5年)
    • 8月27日 - サイト開設。
    • 8月30日 - 地図の一部を修正。
    • 9月4日 - 第5回「地理空間と言語処理」勉強会で発表。
    • 9月9日 - 地理院地図ファンクラブ 2023年9月定例会で発表。
    • 10月5日 - 地図の村を追加。
    • 12月 - MIERUNEが事業を承継することを発表。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 普通の地図なのに江戸時代? 「れきちず」β版公開 地図システム会社のデザイナーが個人で開発”. ITmedia NEWS. 2023年10月22日閲覧。
  2. ^ kojodan (2023年8月30日). “【8/27】江戸時代のGoogleマップ「れきちず」公開”. お城ニュース - 全国で開催されるお城や歴史関連のイベント情報まとめ. 2023年10月22日閲覧。
  3. ^ https://twitter.com/chizutodesign/status/1695713576697389114”. X(formerly Twitter). 2023年10月22日閲覧。
  4. ^ 江戸時代のグーグルマップ!? 原宿村に横浜村……「れきちず」公開:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年12月6日). 2023年12月30日閲覧。
  5. ^ れきちず”. れきちず. 2023年10月22日閲覧。
  6. ^ MIERUNE、社員の個人プロジェクト『れきちず』を事業承継へ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2023年12月19日). 2023年12月30日閲覧。
  7. ^ 株式会社インプレス (2023年8月28日). “江戸時代の「Google マップ」? 親しみやすい古地図サービス「れきちず」が話題に/街道や関所、宿場町、寺社仏閣、山、河川・海の航路などを網羅【やじうまの杜】”. 窓の杜. 2023年10月22日閲覧。
  8. ^ 江戸時代の古地図を現代風にしたマップ「れきちず」であちこち探索してみた - GIGAZINE”. gigazine.net (2023年8月28日). 2023年10月22日閲覧。
  9. ^ TIMES編集部, ABEMA (2023年9月16日). “拡大してみると面白い! 江戸時代の地図を“現代風デザイン”にしてウェブで蘇らせてみた | 話題 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2023年10月22日閲覧。

外部リンク[編集]