はにぽんシャトル

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はにぽんシャトルは、埼玉県本庄市が運行するコミュニティバスである[1]。市内に本社を置く貸切バス事業者の本庄観光株式会社(本庄市都島155-1)に運行を委託している[2]

かつて本庄市では本庄市市内循環バスを運行していたが、本庄市の公共交通政策見直しに伴い、2013年9月30日をもって廃止され、定時定路線の「はにぽんシャトル」とデマンド型交通の「はにぽん号・もといずみ号[3]」に再編された。

なお本項では「はにぽん号・もといずみ号」(運行は朝日自動車へ委託)についても併せて記述する。過去に運行されていたコミュニティバスについては、本庄市市内循環バスの記事を参照。

はにぽんシャトル[編集]

「はにぽんシャトル」は、本庄市が運行主体となり[2]、市内の主要駅であるJR高崎線本庄駅と、上越新幹線本庄早稲田駅を定期運行で結ぶ交通サービスである[2][4]。車両はワンボックスカーを使用する[2](本庄市では「ワゴン車」と称している[4])。乗車には予約は不要で、平日、土休日とも同一ダイヤで年中無休で運行している[4]。停留所は全8箇所[4]。専用車両として、本庄市内の遺跡で発掘された「笑う盾持人物埴輪」を擬人化した本庄市のゆるキャラ「はにぽん[2]が描かれた白色のトヨタ・ハイエースを使用する[2][4]。専用バス停留所にも「はにぽん」の顔が描かれている[2]。はにぽんシャトルには、系統番号「ほん01」が付与されている[2]。車両は本庄観光が保有する営業用(緑ナンバー)車両である[2]

運賃は均一運賃で、乗車時に乗務員へ降車地を申告する[4]

運賃・乗車券類[編集]

路線[編集]

全停留所を記載。

はにぽん号・もといずみ号[編集]

「はにぽん号・もといずみ号」は、事前の電話予約に応じて運行されるデマンド型交通である[5]。運行は朝日自動車(本庄営業所)に委託している[6]。運行地域と車両は以下のとおり[7]

  • はにぽん号
    • 本庄北 - 車両はトヨタ・ハイエース(9人乗り)を使用[7]
    • 本庄南・児玉市街地 - 車両はセダン型タクシー(4人乗り)を使用[7]
  • もといずみ号
    • 児玉山間 - 車両はトヨタ・ハイエースを使用[7]

運賃・乗車券類[編集]

  • 大人(中学生以上)300円、小人(小学生)150円、未就学児は無料[5]
  • 運賃支払いには現金のほか、専用回数券(はにぽんシャトルと共通)が利用できる[5]
  • 障害者割引、乗継割引については「はにぽんシャトル」と共通[5]

脚注[編集]

  1. ^ はにぽんシャトル 本庄市
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』pp.72-73、スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日。ISBN 978-4-88393-803-2
  3. ^ はにぽん号・もといずみ号 本庄市
  4. ^ a b c d e f g h i j k はにぽんシャトル 利用案内 本庄市、2022年4月14日閲覧。
  5. ^ a b c d はにぽん号・もといずみ号 利用案内 本庄市
  6. ^ コミュニティバス”. 朝日自動車. 2023年4月3日閲覧。
  7. ^ a b c d はにぽん号・もといずみ号 利用案内 (PDF) 本庄市

参考文献[編集]

  • 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』pp.72-73、スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日。ISBN 978-4-88393-803-2

関連項目[編集]

外部リンク[編集]